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未来へ
154.君はやっぱり天使?
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『テレビでの活躍、いつも楽しみにしています。
見えなくなると、寂しいです。
ネットの書き込みは公衆便所の落書きです。気にしません』
大変短い手紙だったけど、本当に返事がきた!
寂しいですって言葉がひしひしっと僕の胸に沈んで体をぷるぷる震わせていく…
アキラさんも寂しがってるんだ!
全然、忘れられてないんだ!!
「ほら、アキラは鼻くそほじってる感じじゃないですか!
……なんで公衆便所の手紙でそんなに震えるほど感動できるのか、わかりませんが
とりあえず、このままテレビの仕事は継続でいいですね?」
「はぁ…、アキラさんやっぱり、弱々で天使です。早く会いたいぃぃ
あぁ…でもちょっとはセーブしてもらえますか?
テレビの仕事は拘束時間が長いんですよ、勉強時間がなかなか取れなくて
三年時には司法試験をチャレンジしたいんです。
在学中に必ず取りたいので!」
そういうことでしたら、わかりました。っとあっさりダークさんが了承してくれた。
やっぱりダークさんは筋を通すと優しい人だなぁ
なんて思いながら、手紙を見続けていると……………
「何を今度は、変態みたいなことを始めたんですか?
今をときめく頭脳派イケメンタレントが手紙の匂いを嗅ぎまくるって…
絶対に世間に見せられませんよ!」
「だって…何これ?めちゃくちゃアキラさんのいい匂いがする!
ふわぁぁ…どうしようっ、勃っちゃいそう!!」
ダークさんに追い出されました。部屋を蹴り出す勢いで追い出されました。
「まったく!自分の家ででやりなさい!!
そういえば司法試験は大丈夫なのですか?運転免許はまだ牙狼は取れなかったでしょ?」
………ふわあぁぁ!考えてなかった!!
「ううぅぅ……駄目でした。
はぁ、国家資格はお役所のやることだからなかなか仕事が進まないらしいです。アキラさんに努力の方向には気をつけるんだよって言われてたのに…
僕は間違えてばかりです。なかなか強くなれません」
おじいちゃんにいつもの手紙を渡しながら、しょんぼりと雑談をしていると…
「ふむっ…じゃが、ジョン君は十分努力しているのはワシも知っておるよ?
だめもとじゃが……
少し違う方向から攻めてみるのもありじゃよ?牙狼の地位向上にもなるしな!
少し確認を取るから、待ってておくれ
たぶん気にしないって言うと思うがな?」
何をするつもりなんだろう?
おじいちゃんは学園長室から出てってしばらくすると戻ってきた。
「今、アキラ君に確認を取ってきたわい、テレビで自分のことを話しても構わないそうじゃよ
お前さんがした経験はかなりの悲惨なものじゃなから…それを武器にすればいいんじゃよ?
いいか?お前さんの知名度も好感度もしっかりとした武器じゃ…
それを使ってどう戦うかで強さは決まるからな?
うまくやるんじゃぞ?」
何をいっているのかわからないけど……
今って電話してきたの?アキラさんと話してきたの?だったら少なくとも刑務所には入らなくて済んだのかな?
よかった!すごくよかった!!
僕が尻尾を振れそうなほど、内心喜んでいる中
おじいちゃんがニヤリっと悪い顔をしている。
えっ……何をさせられるの?
見えなくなると、寂しいです。
ネットの書き込みは公衆便所の落書きです。気にしません』
大変短い手紙だったけど、本当に返事がきた!
寂しいですって言葉がひしひしっと僕の胸に沈んで体をぷるぷる震わせていく…
アキラさんも寂しがってるんだ!
全然、忘れられてないんだ!!
「ほら、アキラは鼻くそほじってる感じじゃないですか!
……なんで公衆便所の手紙でそんなに震えるほど感動できるのか、わかりませんが
とりあえず、このままテレビの仕事は継続でいいですね?」
「はぁ…、アキラさんやっぱり、弱々で天使です。早く会いたいぃぃ
あぁ…でもちょっとはセーブしてもらえますか?
テレビの仕事は拘束時間が長いんですよ、勉強時間がなかなか取れなくて
三年時には司法試験をチャレンジしたいんです。
在学中に必ず取りたいので!」
そういうことでしたら、わかりました。っとあっさりダークさんが了承してくれた。
やっぱりダークさんは筋を通すと優しい人だなぁ
なんて思いながら、手紙を見続けていると……………
「何を今度は、変態みたいなことを始めたんですか?
今をときめく頭脳派イケメンタレントが手紙の匂いを嗅ぎまくるって…
絶対に世間に見せられませんよ!」
「だって…何これ?めちゃくちゃアキラさんのいい匂いがする!
ふわぁぁ…どうしようっ、勃っちゃいそう!!」
ダークさんに追い出されました。部屋を蹴り出す勢いで追い出されました。
「まったく!自分の家ででやりなさい!!
そういえば司法試験は大丈夫なのですか?運転免許はまだ牙狼は取れなかったでしょ?」
………ふわあぁぁ!考えてなかった!!
「ううぅぅ……駄目でした。
はぁ、国家資格はお役所のやることだからなかなか仕事が進まないらしいです。アキラさんに努力の方向には気をつけるんだよって言われてたのに…
僕は間違えてばかりです。なかなか強くなれません」
おじいちゃんにいつもの手紙を渡しながら、しょんぼりと雑談をしていると…
「ふむっ…じゃが、ジョン君は十分努力しているのはワシも知っておるよ?
だめもとじゃが……
少し違う方向から攻めてみるのもありじゃよ?牙狼の地位向上にもなるしな!
少し確認を取るから、待ってておくれ
たぶん気にしないって言うと思うがな?」
何をするつもりなんだろう?
おじいちゃんは学園長室から出てってしばらくすると戻ってきた。
「今、アキラ君に確認を取ってきたわい、テレビで自分のことを話しても構わないそうじゃよ
お前さんがした経験はかなりの悲惨なものじゃなから…それを武器にすればいいんじゃよ?
いいか?お前さんの知名度も好感度もしっかりとした武器じゃ…
それを使ってどう戦うかで強さは決まるからな?
うまくやるんじゃぞ?」
何をいっているのかわからないけど……
今って電話してきたの?アキラさんと話してきたの?だったら少なくとも刑務所には入らなくて済んだのかな?
よかった!すごくよかった!!
僕が尻尾を振れそうなほど、内心喜んでいる中
おじいちゃんがニヤリっと悪い顔をしている。
えっ……何をさせられるの?
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