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未来へ
152.テレビに出ます
しおりを挟む「テレビの仕事ですか?
えぇ…興味ないですね、別に有名とかにはなりたくないし
タダでさえ牙狼だから大学でも目立つのに、更に目立つことして何かいいことあるんですか?」
目立ったら目立った分だけ目もつけられやすいし、僕なんかまだ身分がフワフワしてる状態なんだから…
人狼の亜種を外されたら、魔獣に逆戻りだ!そしたらまた殺処分の恐れだって……
「ありますよ!
目立てば宣伝になります。ジョン君の会社はまだまだ認知すらされてない、砂粒みないな会社でしょ?
だったらまずは、ジョン君が広告塔になるんですよ!
ほら…○大王って番組は知りませんか?
私達の最難関大学の学生と芸能人がクイズバトルをするバラエティー番組ですよ。
あれに見た目が栄える人狼を一人だしてくれって言われてましてね?
ジョン君なら私達みたいに顔は犬系じゃないし、人間寄りで目鼻立ちも整っている。人間受けするでしょ?」
なるほど広告塔か、それなら営業かけるときとかにもいいかもしれない
けど……テレビって実はあんまり見たことがないから、ちょっとよくわからないんだけど
「それに…、アキラがジョン君の姿をテレビ越しに見るかもしれませんよ?
アキラも嬉しいと思いますよ?
それに……テレビ越しは格好よく映るものですからね?
もしかしたらアキラが他に気持ちが行きそうになるのも、防げたりして…」
アキラさんが?他の人に!?
そうだ…もうニ年間以上会っていないし、僕と違ってアキラさんは運命の番って感覚が薄いから……
もしかしたら、素敵な人と出会ったら………ありえるかも??
「そんなの嫌だ!!
僕、出ます。アキラさんに僕のことを忘れないでって、伝えるために出ますから!!」
「はい、了解しました。じゃああちらのプロデューサーさんに話を通しておきますからね?
そのうち連絡が来ますから、よろしくお願いしますよ」
完全に乗せられた気がするけど……
結果的には大成功だった。
なんだかテレビと世間慣れしてないのがなんだか受けて、すっかりと認知度が高くなった。
それに牙狼のイメージアップにも繋がったみたいで
『牙狼=魔獣=危険な生物』
というイメージは払拭されつつある。
まぁ…僕はもう自分の会社に、テレビの仕事に、大学の勉強っと多忙を極めてたけど……
でも、これくらい忙しいとアキラさんのことをクヨクヨ悩まなくて済むから助かるかな?
====================
「おぉ!ジョンじゃん!!
なんか久しぶりじゃない?
単位は大丈夫なの?テレビではよく見るけど…生ジョンは久しぶりだ~
ねぇ、ねぇ、合コンいかない?
女子大の子達と合コンするんだけどメンバーがさぁ」
「シバ、久しぶりなのに…なんか馬鹿っぽくなってない?
行かないよ!僕は女の子とか興味ないし…
単位は大丈夫だけど、テスト勉強があんまりできてないから、ちょっと心配なんだよね…」
出席日数もやばいから久しぶりに大学に出席をして必死にテストの範囲を確認する。
落とすことはないとは思うけど、ギリギリで合格みたいな点数は取りたくない…そんなのアキラさんに見せられないし!
「相変わらずの真面目だね?テレビで見るジョンとは大違いだよ……
そういえば、薬学部のΩちゃん知ってる?」
まだその子を追っかけてたの?
シバは暇人だな…
えぇ…興味ないですね、別に有名とかにはなりたくないし
タダでさえ牙狼だから大学でも目立つのに、更に目立つことして何かいいことあるんですか?」
目立ったら目立った分だけ目もつけられやすいし、僕なんかまだ身分がフワフワしてる状態なんだから…
人狼の亜種を外されたら、魔獣に逆戻りだ!そしたらまた殺処分の恐れだって……
「ありますよ!
目立てば宣伝になります。ジョン君の会社はまだまだ認知すらされてない、砂粒みないな会社でしょ?
だったらまずは、ジョン君が広告塔になるんですよ!
ほら…○大王って番組は知りませんか?
私達の最難関大学の学生と芸能人がクイズバトルをするバラエティー番組ですよ。
あれに見た目が栄える人狼を一人だしてくれって言われてましてね?
ジョン君なら私達みたいに顔は犬系じゃないし、人間寄りで目鼻立ちも整っている。人間受けするでしょ?」
なるほど広告塔か、それなら営業かけるときとかにもいいかもしれない
けど……テレビって実はあんまり見たことがないから、ちょっとよくわからないんだけど
「それに…、アキラがジョン君の姿をテレビ越しに見るかもしれませんよ?
アキラも嬉しいと思いますよ?
それに……テレビ越しは格好よく映るものですからね?
もしかしたらアキラが他に気持ちが行きそうになるのも、防げたりして…」
アキラさんが?他の人に!?
そうだ…もうニ年間以上会っていないし、僕と違ってアキラさんは運命の番って感覚が薄いから……
もしかしたら、素敵な人と出会ったら………ありえるかも??
「そんなの嫌だ!!
僕、出ます。アキラさんに僕のことを忘れないでって、伝えるために出ますから!!」
「はい、了解しました。じゃああちらのプロデューサーさんに話を通しておきますからね?
そのうち連絡が来ますから、よろしくお願いしますよ」
完全に乗せられた気がするけど……
結果的には大成功だった。
なんだかテレビと世間慣れしてないのがなんだか受けて、すっかりと認知度が高くなった。
それに牙狼のイメージアップにも繋がったみたいで
『牙狼=魔獣=危険な生物』
というイメージは払拭されつつある。
まぁ…僕はもう自分の会社に、テレビの仕事に、大学の勉強っと多忙を極めてたけど……
でも、これくらい忙しいとアキラさんのことをクヨクヨ悩まなくて済むから助かるかな?
====================
「おぉ!ジョンじゃん!!
なんか久しぶりじゃない?
単位は大丈夫なの?テレビではよく見るけど…生ジョンは久しぶりだ~
ねぇ、ねぇ、合コンいかない?
女子大の子達と合コンするんだけどメンバーがさぁ」
「シバ、久しぶりなのに…なんか馬鹿っぽくなってない?
行かないよ!僕は女の子とか興味ないし…
単位は大丈夫だけど、テスト勉強があんまりできてないから、ちょっと心配なんだよね…」
出席日数もやばいから久しぶりに大学に出席をして必死にテストの範囲を確認する。
落とすことはないとは思うけど、ギリギリで合格みたいな点数は取りたくない…そんなのアキラさんに見せられないし!
「相変わらずの真面目だね?テレビで見るジョンとは大違いだよ……
そういえば、薬学部のΩちゃん知ってる?」
まだその子を追っかけてたの?
シバは暇人だな…
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