白いワンコ系αなのに運命の番は、虐待されてる優秀すぎるΩで、なかなか溺愛させてもらえません

未来へ

145.未来へ

カズマさんはいろいろ批判はされたけど、結局はカズマさんのカリスマ性でなんとか生徒会長を半年間やり切った


カズマさんは卒業後は見事にこの国の最難関大学の教育学部に合格している。
ダークさんも同じ大学の経営学部に

千代丸さんはぎりぎりの単位だけど卒業ができて、なんかいろいろな忖度をされての推薦をもらって、違う大学の医学部に


そして、僕は二年生ながら次期生徒会長としてカズマさんに指名されることになった。


在校生代表として壇上に上がり送辞を読み上げる。

「先輩方はいろいろなことを教えてくださいました……」

そう、最初に教えてもらったのはボコるなら裏でボコリなさいとかだったけど

「温かく見守ってくださりありがとうございました。……」

見守ってはくれてはいましたね？かなり手も口もだしてくださってたけど…


「最後になりましたが、先輩方の未来が輝かしいものであらんことを願っております。」


これは本当です。あなた達に会えて、導かれて僕は幸せでした。
これからは僕は自分の足で進んでいきます。



そのあとカズマさんが卒業生代表として答辞を述べた。


「どんな困難があろうとも、君なら乗り越えられる
私はそう信じてる。そして一足先の社会で君の活躍を楽しみにしているよ」


カズマさんが君っと言った。他の文面では全て君達だったのに
そこだけは…僕に送った言葉なんだ！


これからの学園生活には道標をしてくれる先輩達はいない…
でも僕を縛るものも確実に減ってきているんだ！
大丈夫、僕はやっていける…僕が今戦えるココで必死に頑張ればいい
アキラさんがやってきたように！


そして先輩達は旅立って行った。
この学園から…