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8月
114.初仕事、成功
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そのあとボツリポツリっと数匹の牙狼がおじいちゃんの屋敷を訪れて、総数50匹ぐらいの牙狼が使役されることになった。
ぐらいっというのは、今だに増え続けているからで
新しい牙狼がくると、また遠吠えが行われるから増えるのが止まらないんだよね……
「ジョン君や、これは…どうなんじゃ?どれくらいまで増えるんじゃ?
囲っている庭でなくてもいいなら…あっちの山を切り開いて土地を作るが…必要かのう?」
「ん~繁殖で増えたら追い追いは必要かもしれませんが、遠吠えで増える牙狼の数にも限りがありますし
それより番用の小屋のを増やさないといけないかな?
新しく来た牙狼といい感じになってる単身者がチラホラいるんですよ。
リーダーさんも実はいい感じです。」
新しく来たまだ体の小さい若い雄とリーダーさんはいい感じだ
うん、やっぱりあのリーダー牙狼は見る目あるなぁ
たぶんあの雄は行く行くはリーダーになれるくらいの器っぽいもんな
「おぉ…それなら、牙狼達には草むしりを頑張ってもらって
新しい番ができたら、この書類を出してくれるようにしてもらえるか?
そしたら新しい小屋を作ることにしよう
もしよければ、貸し出してるアイテムバッグじゃが魔石と討伐部位が一定数に溜まったら買い取りしてもらってもいいぞ?
そしたら新しくアイテムバッグをまた貸し出すわい!
あとご褒美とかは何を喜ぶんじゃ?金は興味ないじゃろう?肉か?」
「うわぁ…、そんなシステム作ってもらえたら助かりますね!
だんだんと使えるアイテムバッグが増えるんですね
ご褒美は毛布とか喜びますよ、牙狼たちでは手に入れれないから
あとは、撫でてあげるとか?チーズとかもらうと喜んだりします
あとコカトリスの石化などの牙狼では治せない状態異常になったときは、助けてやってください
あれはたまに下手を打つとなっちゃうから」
「わかった…毛布はわかるが、撫でてやるでいいのか?チーズは犬用がいいかの?
石化はワシが魔法で解けるからいつでも言ってくれたらいいわい
他にも怪我をしたとか、病気になったとかのときは報告を義務付けたいのじゃが
治せるものは治すし医者にも見せるからの?
牙狼達のためでもあるが、使役する側的にも無理をされて生産性が悪くなるのは嫌じゃからな?
そのときはこっちの書類を書いてくれ!」
でもなかなかこの書類を書くのが牙狼には大変そうだけど、書面に残すことは雇用契約には必要なことだろう!
僕はリーダーさんがなんとか書類を書けるように、ゴム印を作ったり肉球印を駆使したり工夫をしてみた。
「うん!
これならまぁ…なんとか書類として受け取れるかのぅ
肉球印で個体識別もできるし、タグには個体番号を振ったからそこから追えるな!
よし…なかなかいい雇用契約になったんじゃないか?
これからは、度々こちらとの連絡をとって仲介役の仕事をするんじゃぞ!」
「はいっ!ありがとうございます。
へへっ…僕すごく勉強になりました。
今後も仲介役をしっかりできるように頑張ります。」
やる気満々の一日を終えて、いつもの寝室でアキラさんが一枚の紙を渡してくれた。
ん?何?これは…売上高?
「この前のね、牙狼のフレグランスの先月の売上が決まったから
この5%が今月の二十日に振り込まれるからね?
やっばりSNSに載せたから、話題性でけっこういったね!
あとは今後のリピートがどれくらいかなんだよね…」
えっ?この5%ってかなりの金額じゃない?
僕がもらってるお小遣いの10倍は軽くいってるよ?
思わずオロオロしてると、アキラさんがニヤリと、してやったり顔をしてくる。
「ふふっ…僕と二人で自由に暮らすなら、それくらいは楽に稼げないとね?
だって好きに暮らすんでしょ?
僕はやりたいことが多いから、お金がかかる恋人だよ、ジョン君?」
ふわぁ……、僕なんか自給自足みたいな生活してたから、お金のこととか気にしだしたの最近だし
うぅ……頑張ります!!
ぐらいっというのは、今だに増え続けているからで
新しい牙狼がくると、また遠吠えが行われるから増えるのが止まらないんだよね……
「ジョン君や、これは…どうなんじゃ?どれくらいまで増えるんじゃ?
囲っている庭でなくてもいいなら…あっちの山を切り開いて土地を作るが…必要かのう?」
「ん~繁殖で増えたら追い追いは必要かもしれませんが、遠吠えで増える牙狼の数にも限りがありますし
それより番用の小屋のを増やさないといけないかな?
新しく来た牙狼といい感じになってる単身者がチラホラいるんですよ。
リーダーさんも実はいい感じです。」
新しく来たまだ体の小さい若い雄とリーダーさんはいい感じだ
うん、やっぱりあのリーダー牙狼は見る目あるなぁ
たぶんあの雄は行く行くはリーダーになれるくらいの器っぽいもんな
「おぉ…それなら、牙狼達には草むしりを頑張ってもらって
新しい番ができたら、この書類を出してくれるようにしてもらえるか?
そしたら新しい小屋を作ることにしよう
もしよければ、貸し出してるアイテムバッグじゃが魔石と討伐部位が一定数に溜まったら買い取りしてもらってもいいぞ?
そしたら新しくアイテムバッグをまた貸し出すわい!
あとご褒美とかは何を喜ぶんじゃ?金は興味ないじゃろう?肉か?」
「うわぁ…、そんなシステム作ってもらえたら助かりますね!
だんだんと使えるアイテムバッグが増えるんですね
ご褒美は毛布とか喜びますよ、牙狼たちでは手に入れれないから
あとは、撫でてあげるとか?チーズとかもらうと喜んだりします
あとコカトリスの石化などの牙狼では治せない状態異常になったときは、助けてやってください
あれはたまに下手を打つとなっちゃうから」
「わかった…毛布はわかるが、撫でてやるでいいのか?チーズは犬用がいいかの?
石化はワシが魔法で解けるからいつでも言ってくれたらいいわい
他にも怪我をしたとか、病気になったとかのときは報告を義務付けたいのじゃが
治せるものは治すし医者にも見せるからの?
牙狼達のためでもあるが、使役する側的にも無理をされて生産性が悪くなるのは嫌じゃからな?
そのときはこっちの書類を書いてくれ!」
でもなかなかこの書類を書くのが牙狼には大変そうだけど、書面に残すことは雇用契約には必要なことだろう!
僕はリーダーさんがなんとか書類を書けるように、ゴム印を作ったり肉球印を駆使したり工夫をしてみた。
「うん!
これならまぁ…なんとか書類として受け取れるかのぅ
肉球印で個体識別もできるし、タグには個体番号を振ったからそこから追えるな!
よし…なかなかいい雇用契約になったんじゃないか?
これからは、度々こちらとの連絡をとって仲介役の仕事をするんじゃぞ!」
「はいっ!ありがとうございます。
へへっ…僕すごく勉強になりました。
今後も仲介役をしっかりできるように頑張ります。」
やる気満々の一日を終えて、いつもの寝室でアキラさんが一枚の紙を渡してくれた。
ん?何?これは…売上高?
「この前のね、牙狼のフレグランスの先月の売上が決まったから
この5%が今月の二十日に振り込まれるからね?
やっばりSNSに載せたから、話題性でけっこういったね!
あとは今後のリピートがどれくらいかなんだよね…」
えっ?この5%ってかなりの金額じゃない?
僕がもらってるお小遣いの10倍は軽くいってるよ?
思わずオロオロしてると、アキラさんがニヤリと、してやったり顔をしてくる。
「ふふっ…僕と二人で自由に暮らすなら、それくらいは楽に稼げないとね?
だって好きに暮らすんでしょ?
僕はやりたいことが多いから、お金がかかる恋人だよ、ジョン君?」
ふわぁ……、僕なんか自給自足みたいな生活してたから、お金のこととか気にしだしたの最近だし
うぅ……頑張ります!!
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