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8月
99.どうか自信を 18
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「ジョン君……腕っ、怪我してるよ?痛くない?」
アキラさんの言葉に腕を見ると、引っ掻かれた傷から血が滲んでいる。
大して痛くなかったから、気が付かなかった。
別にこの程度ならっと、ベロっと舐めておいた。
血も止まってるし、回復魔法かけるまでもない
「僕っ……ごめんね、また勘違いしちゃったんだね
僕は僕が情けない…なんで僕はこんなにヤキモチ焼きなんだろう
僕にできることなんて、ジョン君に泣いて縋るしかないのに…
ジョン君にまともに抱かれることもできないのに…」
アキラさんがポロポロっとまた泣き出してしまった。
「違いますよ?
アキラさんはそんなことしなくていいんですよ?
僕はアキラさんしか見てないんだから…どうしたら信じてもらえるんですか?
あなたは堂々と僕に愛されててくださいよ…
僕こそ…あなたかまって欲しくて、ずっと尻尾振ってるだけしかできないような犬っころなんですよ?」
ポロポロっと溢れる涙さえ惜しくて、キスをして吸い上げれば…
少しムズガッて、顔をずらして、んっと唇を物欲しそうに突き出してくる。
「ふふっ…そうやって、ずっとアキラさんは僕を翻弄してくれてたらいいんですよ?
何も心配なんかしなくていいし…僕なんかに媚びないでください。
あなたは間違いなく、僕の運命の番で…最高の恋人で…世界一可愛い愛しい人なんだから」
乞われるままに、吸い込まれるように唇を合わせれば口いっぱいにたまらない甘い香りが充満する。
毒出しが終わってからアキラさんの香りすごく強くて、僕を惹きつけてたまらないのに…
そんなアキラさんにこんなに求められてしまっては、我慢なんてできるはずがない。
キスをしたまま床にしゃがみ込むアキラさんを抱き上げて、ベッドに座らせて口吻を深くしていく。
耳や首筋を撫でれば縋るように首に回された腕の力を入れて、少しの隙間も嫌だとばかりに強くしがみついてくれる。
「僕が求めているのは、あなただけだから…
お願いだから、アキラさんはもっと自信をもってくださいよ
僕が傅くのも、必死で側にいようとするのも、あなたがあなただからですよ?
他の誰でもない、あなただから……」
着ているパジャマに手をかけて、するするっと脱がしていけば
心なしか紅色したような肌が見えてきて、僕を興奮させていく。
「アキラさん…あなたはすごく綺麗です。
はぁ……なんだろう、毒出し終わったからかな?
血色も肌艶もよくて……やばいぃ、本当に堪らない」
首筋から胸にかけてキスを何回も降らせて、時おり耳を甘噛して耳の後ろをチロチロと舐めれば首をすくめてぷるぷるっと耐えている。
「ココくすぐったいんですか?
きっとそのうち気持ちよくなりますね…、ふふっ楽しみですよ
僕がちゃんと育てますからね?
アキラさんの体の気持ちいい所を…」
首筋に指先を這わせてスリスリっと撫でて、ゆっくりと首筋を伝って鎖骨を撫でる
「いっぱい見つけて、どんどんエッチにしちゃいますかね?ココも…」
鎖骨を丁寧に指先でなぞって、そのまま指先を下に下ろして小さな乳首を、サワサワっ円を描くようになぞる
「吸って、つねって、カミカミして…大きく育てていやらしくしちゃいますからね?」
「ふぅ…ジョン君、やぁ……うぅ、僕…はぁ…ジョン君にエッチにされちゃうの?」
真っ赤に上気した顔にとろんっとした瞳で熱いため息をつくようにそんなことを言われては…
あぁ本当に最高に興奮する。
あなたはもうすでに十分、僕にとってはエッチ過ぎますよ!!
アキラさんの言葉に腕を見ると、引っ掻かれた傷から血が滲んでいる。
大して痛くなかったから、気が付かなかった。
別にこの程度ならっと、ベロっと舐めておいた。
血も止まってるし、回復魔法かけるまでもない
「僕っ……ごめんね、また勘違いしちゃったんだね
僕は僕が情けない…なんで僕はこんなにヤキモチ焼きなんだろう
僕にできることなんて、ジョン君に泣いて縋るしかないのに…
ジョン君にまともに抱かれることもできないのに…」
アキラさんがポロポロっとまた泣き出してしまった。
「違いますよ?
アキラさんはそんなことしなくていいんですよ?
僕はアキラさんしか見てないんだから…どうしたら信じてもらえるんですか?
あなたは堂々と僕に愛されててくださいよ…
僕こそ…あなたかまって欲しくて、ずっと尻尾振ってるだけしかできないような犬っころなんですよ?」
ポロポロっと溢れる涙さえ惜しくて、キスをして吸い上げれば…
少しムズガッて、顔をずらして、んっと唇を物欲しそうに突き出してくる。
「ふふっ…そうやって、ずっとアキラさんは僕を翻弄してくれてたらいいんですよ?
何も心配なんかしなくていいし…僕なんかに媚びないでください。
あなたは間違いなく、僕の運命の番で…最高の恋人で…世界一可愛い愛しい人なんだから」
乞われるままに、吸い込まれるように唇を合わせれば口いっぱいにたまらない甘い香りが充満する。
毒出しが終わってからアキラさんの香りすごく強くて、僕を惹きつけてたまらないのに…
そんなアキラさんにこんなに求められてしまっては、我慢なんてできるはずがない。
キスをしたまま床にしゃがみ込むアキラさんを抱き上げて、ベッドに座らせて口吻を深くしていく。
耳や首筋を撫でれば縋るように首に回された腕の力を入れて、少しの隙間も嫌だとばかりに強くしがみついてくれる。
「僕が求めているのは、あなただけだから…
お願いだから、アキラさんはもっと自信をもってくださいよ
僕が傅くのも、必死で側にいようとするのも、あなたがあなただからですよ?
他の誰でもない、あなただから……」
着ているパジャマに手をかけて、するするっと脱がしていけば
心なしか紅色したような肌が見えてきて、僕を興奮させていく。
「アキラさん…あなたはすごく綺麗です。
はぁ……なんだろう、毒出し終わったからかな?
血色も肌艶もよくて……やばいぃ、本当に堪らない」
首筋から胸にかけてキスを何回も降らせて、時おり耳を甘噛して耳の後ろをチロチロと舐めれば首をすくめてぷるぷるっと耐えている。
「ココくすぐったいんですか?
きっとそのうち気持ちよくなりますね…、ふふっ楽しみですよ
僕がちゃんと育てますからね?
アキラさんの体の気持ちいい所を…」
首筋に指先を這わせてスリスリっと撫でて、ゆっくりと首筋を伝って鎖骨を撫でる
「いっぱい見つけて、どんどんエッチにしちゃいますかね?ココも…」
鎖骨を丁寧に指先でなぞって、そのまま指先を下に下ろして小さな乳首を、サワサワっ円を描くようになぞる
「吸って、つねって、カミカミして…大きく育てていやらしくしちゃいますからね?」
「ふぅ…ジョン君、やぁ……うぅ、僕…はぁ…ジョン君にエッチにされちゃうの?」
真っ赤に上気した顔にとろんっとした瞳で熱いため息をつくようにそんなことを言われては…
あぁ本当に最高に興奮する。
あなたはもうすでに十分、僕にとってはエッチ過ぎますよ!!
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