白いワンコ系αなのに運命の番は、虐待されてる優秀すぎるΩで、なかなか溺愛させてもらえません

モスマンの娘

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7月後半

93.僕の今後

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おじいちゃんと一緒に退出してきました!


シノダ教授が採血とか血圧とか測りながら、アキラさんの話を喜々として聞いていたから…


「お尻のなんかビリビリってするところを擦られて逝くと、透明でどろっとしたものが出るんですよ!

あとジョン君のを押し当てられて、裂けるかと思ったんだけど
ジョン君のが注がれたら体の中がビクビクって勝手に痙攣する感じで

そしたら頭の中真っ白になっちゃって…ふふっそのときもどろっとしたものが…」


楽しそうに恥じらいなく話されても…めちゃくちゃ居づらい…
おじいちゃんと頷きあって退出してきました。


おじいちゃんと食堂で一緒に朝ご飯を食べる。
今日のご飯はホテルみたいな洋食で

オムレツ美味しい!卵の味が濃いなぁ
何このベーコンめちゃくちゃ赤みのところが美味しい…ひたすら噛める!
ガムにしたい、ガムにして噛んでいたい
パンも固めだけど、美味しい
噛めば噛むほど味が出てくる
スープもなんかいろいろな野菜入ってて優しい味がする…豆かな?なんかいろんな豆も入ってる?


「あいかわらず、いい食べっぷりじゃな?
見ていて気持ちがいいわい

ジョン君や、アキラ君は学校を卒業したらわしの家で暮らす予定なんじゃよ…
今年であの子も成人じゃからな?
あやつらには邪魔させんよ…

それでじゃ、お前さんはどうしたい?
お前さんはあやつが後見人になっとるし、魔獣じゃから…すぐに自由にっと言うわけにはいかんのじゃよ……

ジョン君とりあえず、学校は卒業しなさい
そして考えるんじゃ…自由になるための道を、ワシも協力は惜しまないからな!」


おじいちゃんの言葉にけっこう大きめのパンを飲み込んでしまって、ちょっと苦しい……


自由になる道か…アキラさんが卒業してしまったら、今の僕のままなら外出許可もなかなか申請できない
会える時間だってぐんっと減ってしまう…
だったら僕はどうしたらいい?


生徒会役員になればかなりの権限がもらえたはずだ…
まずは役員になって、自分で申請できるようにして


それ以前に牙狼の行動制限を解除させれないだろうか?
そのためには、牙狼が人間にとって危険でない魔獣だって認識を深めることができたら……


僕が思いついたことは、僕がもっとも興味がなくて…やる気もなくて…押し付けられて辟易してたことだった…

そうだ、牙狼の地位向上をさせればいいんだ!
そのためにはどうしたらいい?


簡単なことだ、あの人が言っていたことを実践すればいい…
勉強して学校で活躍して、名を上げて…できるかな?
違う、やるんだ!アキラさんとの明るい未来のために!!


「おじいちゃん、ありがとうございます。
僕の方向性がちょっと見定まった気がします。
アキラさんは、成人するまでの間、ずっと耐えて我慢して、自分で生きていけるように努力してきたんですよね?

僕もアキラさんに笑われないように、頑張ろうと思います。
とりあえず、学校の課題を真面目に取り組むところから始めようかな?
目指すは学年1番ですよ!!」


僕の宣言に、おじいちゃんは朗らかに笑ってくれた。
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