上 下
84 / 207
7月後半

83.明るい部屋で  18

しおりを挟む
アキラさんのパジャマのボタンを外していって、完全に開く。
初めて肌を交わしたときとは違って今はまだ辺りは暗くなくて
まだ夕方で、夏のこの時間はまだ日がしっかりと残っていて


さっきまでの悪戯に妖艶に僕を煽っていたアキラさんはナリを潜めて
見下ろしている僕の視線を外すように目をそらしている。


「はぁ…やっぱり明るいところだと、恥ずかしいね
あんまり見ないでよ、ガリガリだし…」


「嫌ですよ、見るに決まっているでしょ?こんなに華奢で綺麗で真っ白で……
はぁ、スベスベて気持ちいい!
僕の恋人は可愛すぎて辛い……
ここはこんなに小さいのに、ちゃんと応えてくれるし」


胸の飾りをチュッと吸ってペロペロっと舐めればすぐに小さく立ち上がってきてくれる。

もう片方の胸の飾りも指で捏ねるようにクニクニとしたり、ちょっと強めにつまんだり、カリカリっと掻くようにすれば


「ふぅぁぁ!…ジョン君…あんまり強くしないで…ゾワゾワして嫌だよ…」


「ふふっアキラさん…本当にそれって嫌なの?
すごく今のいい声…もしかしてちょっと強い方が好きですか?」


吸い付く力を強めて、悪戯に歯を立てて優しく甘噛すれば小さくアキラさんの体が震えだす。
僕の鋭い歯が怖いのかと慌てて歯を離すと、あっっと残念そうな声がアキラさんの口から漏れて…


本当に…アキラさん…あなたはどれだけ僕を滾らせる気ですか?


舌と歯ですり潰すように本当にちいさな乳首をイジメれば
プルプルとアキラさんの体が震えだして、僕の背中に回された手がシャツをキツく握りしめる。


「イヤだよ…ジョンくぅ…変な感じするぅ……イタイのイヤだぁ~!
奥が、おなかの奥がぁ、変だからイヤだぁ、ギュってなるよ…」


「大丈夫ですよ、アキラさん上手ですよ、ちゃんと快感を拾えるようになってきてますね…
気持ちよくなりましょうね?」


アキラさんの可愛らしくて、柔らかいチンチンもフニャフニャっと揉んで
大変控えめな低いカリの部分を擦ったり裏筋を撫でたりしながら、なおも乳首をイジメていく。


きつく吸い上げて舌で転がしたり、指で弾いたりグリグリと潰したり
そのたびに悲鳴のようなあえぎ声があがって


「はぁ…ヒッヒッ!アァァ…いちゃいよぅ…ジョン君いちゃいの怖いよぅ…
ヤダぁ、前触っちゃイヤぁ…変だから、変な感じするからやぁ…」


子供がムズがるように嫌だと繰り返すのに、腰がヘコヘコと動いていて
目にいっぱいの涙を溜めているけど、頬が上気していて目がトロンとしている


そのどれをとっても僕を興奮させる材料にしかならなくて…
やはりαアルファサガなのだろうか、実は僕もちょっとだけSっ気がある……


アキラさんに酷いことも、傷つけるようなことも、汚いことも、変態ちっくなこともしたくない!
全然したくないけど…


イヤイヤ言いながら、快感にのまれてく様は興奮する。
頭がおかしくなりそうなほど、気持ちよくなって欲しいとも思う。
痛いのに感じちゃうとか…最高に滾りまくる!!


そんな僕にとって、このアキラさんは…もう………ねぇ?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約者は俺にだけ冷たい

円みやび
BL
藍沢奏多は王子様と噂されるほどのイケメン。 そんなイケメンの婚約者である古川優一は日々の奏多の行動に傷つきながらも文句を言えずにいた。 それでも過去の思い出から奏多との別れを決意できない優一。 しかし、奏多とΩの絡みを見てしまい全てを終わらせることを決める。 ザマァ系を期待している方にはご期待に沿えないかもしれません。 前半は受け君がだいぶ不憫です。 他との絡みが少しだけあります。 あまりキツイ言葉でコメントするのはやめて欲しいです。 ただの素人の小説です。 ご容赦ください。

《完結》狼の最愛の番だった過去

丸田ザール
BL
狼の番のソイ。 子を孕まねば群れに迎え入れて貰えないが、一向に妊娠する気配が無い。焦る気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいのある日 夫であるサランが雌の黒い狼を連れてきた 受けがめっっっちゃ可哀想なので注意です ハピエンになります ちょっと総受け。 オメガバース設定ですが殆ど息していません ざまぁはありません!話の展開早いと思います…!

運命の息吹

梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。 美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。 兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。 ルシアの運命のアルファとは……。 西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。

【完結】全てが嫌いな不憫Ωの少年が初恋相手のスパダリαに愛される?ふざけんなお前のことなんか大っ嫌いだ!

にゃーつ
BL
お母さん、僕は今日結婚するよ。 あの初恋の子じゃなくて、お父様が決めた相手と。父様は僕のこと道具としてしか見ていない。義母様も息子の剛さんも、僕のこと道具として扱う。 結婚すれば殴られる日々から解放される。大丈夫。きっと大丈夫だよ。 いつか王子様が現れるってそんな御伽噺信じてないから、ずっと昔に誰か助けてくれるなんて希望捨て去ったから。 ずっと笑ってられるから大丈夫 幼馴染スパダリα×不憫受Ω 結婚して半年で大きな事件が起こる。 雨の降る夜に幼馴染と再会。幼馴染の南 れおんは恋焦がれていた増田 周の驚くべき真実を知る。 お前なんか嫌いだ。みんな嫌いだ。僕が助けて欲しい時に誰も助けてくれなかったくせに!今更なんなんだよ!偽善者! オメガバース作品ですので男性妊娠、出産の内容が含まれますのでご注意ください。

花開かぬオメガの花嫁

朏猫(ミカヅキネコ)
BL
帝国には献上されたΩが住むΩ宮という建物がある。その中の蕾宮には、発情を迎えていない若いΩや皇帝のお渡りを受けていないΩが住んでいた。異国から来た金髪緑眼のΩ・キーシュも蕾宮に住む一人だ。三十になり皇帝のお渡りも望めないなか、あるαに下賜されることが決まる。しかしキーシュには密かに思う相手がいて……。※他サイトにも掲載 [高級官吏の息子α × 異国から来た金髪緑眼Ω / BL / R18]

毒/同級生×同級生/オメガバース(α×β)

ハタセ
BL
βに強い執着を向けるαと、そんなαから「俺はお前の運命にはなれない」と言って逃げようとするβのオメガバースのお話です。

この噛み痕は、無効。

ことわ子
BL
執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋 α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。 いや、正しくは"平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。 千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。 そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。 その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。 「やっと見つけた」 男は誰もが見惚れる顔でそう言った。

後天性オメガの近衛騎士は辞職したい

栄円ろく
BL
 ガーテリア王国の第三王子に仕える近衛騎士のイアン・エバンズは、二年前に突如ベータからオメガに性転換した。その影響で筋力が低下したのもあり、主人であるロイ・ガーテリアに「運命の番を探して身を固めたい」と辞職を申し出た。  ロイは王族でありながら魔花と呼ばれる植物の研究にしか興味がない。ゆえに、イアンの辞職もすぐに受け入れられると思ったが、意外にもロイは猛烈に反対してきて……  「運命の番を探すために辞めるなら、俺がそれより楽しいことを教えてやる!」  その日からイアンは、なぜかロイと一緒にお茶をしたり、魔花の研究に付き合うことになり……??  植物学者でツンデレな王子様(23歳)×元ベータで現オメガの真面目な近衛騎士(24歳)のお話です。

処理中です...