60 / 207
7月前半
59.あなたを抱くということ
しおりを挟む
「好きだよ、ジョン君大好き…
はぁ、こんな気持ち初めてなんだよ
胸がギュッて痛いような、泣きたくなるような…どうしたらいいかわからないんだよ」
アキラさんが僕に手を伸ばして抱き締め返してくれる。
首筋から直接匂いを嗅ぐと、頭が焼き切れそうなほど興奮する。
「はぁ……ヤバいアキラさん
僕もすごく興奮する…
アキラさんからすごくいい匂いするよ
もう本当アキラさんが全部ほしい…」
「うん、僕…おのね……本当にこういうことやったことないから
その…やり方くらいは知ってるけど、詳しくはなくて…
ジョン君に任せていいかな?
ごめんね、僕の方が歳上なのに
でも僕がやることあったら教えてね…」
やばい…本当にやばい…
つまりアキラさんはめちゃ興味があるけど知識はあんまりなくて
しかも完全に初めてで……攻め入る側が滾る条件しかないし!
初物食いとか、全然興味なかったけど…
今まではどちらかいうと求められるままにヤルって感じだったけど
そんな僕でもわかる!これはもう据え膳だ…超豪華な据え膳だ!!?
逃しちゃダメなヤツだ!
「わかりました…なるべく優しくしたいけど、アキラさんの匂いスゴイ…なんかスゴイ…
めちゃヤバい、舐めたい、食べたい…
嫌だったら叩いていいから、大声だして助けてって叫んでください
うぅ……我慢できない……」
ダメだ……語彙が死んでる
あぁアキラさんが不安そうに見上げてくる…
でもアキラさんの匂いが本当にこれまでにないほど強くて
アキラさんも興奮してくれてるからだって思うと、更に堪らない
でもアキラさんのパジャマに手を滑り込ませると、冷水をかぶらされた気分になった。
………細い、見た目よりずっと細い
お風呂で見たときはこれほど細いなんて思わなかった。
もう骨自体が細い…だから肋も目立たないんだ
服の上から抱きしめてたときより直接素肌を触るとわかる……
本当に肉がないし贅肉どころが筋肉すら怪しい、これは絶対に……駄目だ
「……あぁ…ごめん、そうだよね
抱き心地悪いよね
ガリガリで気持悪いよね……あの、ジョン君…やっぱり……やめよっ」
「嫌です!アキラさんは気持悪くないし……
抱き心地だってスベスベですごく気持ちいいですよ!!
絶対に無理しないから、乱暴にもしないし傷つけたりしないから……
だから………僕は…アキラさんと……したい」
アキラさんが一瞬止まった僕の反応に泣きそうな顔をして
やめようっという言葉を言わせる前に否定した。
アキラさんが気持ち悪いわけがない
スベスベでキメが細かくて白い肌、抱きしめたら折れてしまいそうな華奢な体…すべてが僕を興奮させて止まないけど……それでも
こういうことなんだ……
アキラさんが言ってたのも、おじいちゃんが言ってたのも
僕を受け入れれない……僕の気持ちをアキラさんにぶつけたらアキラさんは死んじゃう
無理にひっぱれば筋肉だって断裂してしまう
力のままに抱きしめたら背骨だって折れてしまう
無理やりねじ込もうものなら、内蔵を突き破ってしまう
僕がいままでしてきたような、欲望をぶつけるような抱き方したら
アキラさんは本当に死んじゃうんだ
やっと、やっと実感した…
僕は我慢できないなんて言ってられない!
理性を失うなんてありえない!!
大事なアキラさんと付き合えるんだ
僕を感じたいって体を預けてくれてる
絶対に僕はアキラさんを傷つけたらいけないんだ
はぁ、こんな気持ち初めてなんだよ
胸がギュッて痛いような、泣きたくなるような…どうしたらいいかわからないんだよ」
アキラさんが僕に手を伸ばして抱き締め返してくれる。
首筋から直接匂いを嗅ぐと、頭が焼き切れそうなほど興奮する。
「はぁ……ヤバいアキラさん
僕もすごく興奮する…
アキラさんからすごくいい匂いするよ
もう本当アキラさんが全部ほしい…」
「うん、僕…おのね……本当にこういうことやったことないから
その…やり方くらいは知ってるけど、詳しくはなくて…
ジョン君に任せていいかな?
ごめんね、僕の方が歳上なのに
でも僕がやることあったら教えてね…」
やばい…本当にやばい…
つまりアキラさんはめちゃ興味があるけど知識はあんまりなくて
しかも完全に初めてで……攻め入る側が滾る条件しかないし!
初物食いとか、全然興味なかったけど…
今まではどちらかいうと求められるままにヤルって感じだったけど
そんな僕でもわかる!これはもう据え膳だ…超豪華な据え膳だ!!?
逃しちゃダメなヤツだ!
「わかりました…なるべく優しくしたいけど、アキラさんの匂いスゴイ…なんかスゴイ…
めちゃヤバい、舐めたい、食べたい…
嫌だったら叩いていいから、大声だして助けてって叫んでください
うぅ……我慢できない……」
ダメだ……語彙が死んでる
あぁアキラさんが不安そうに見上げてくる…
でもアキラさんの匂いが本当にこれまでにないほど強くて
アキラさんも興奮してくれてるからだって思うと、更に堪らない
でもアキラさんのパジャマに手を滑り込ませると、冷水をかぶらされた気分になった。
………細い、見た目よりずっと細い
お風呂で見たときはこれほど細いなんて思わなかった。
もう骨自体が細い…だから肋も目立たないんだ
服の上から抱きしめてたときより直接素肌を触るとわかる……
本当に肉がないし贅肉どころが筋肉すら怪しい、これは絶対に……駄目だ
「……あぁ…ごめん、そうだよね
抱き心地悪いよね
ガリガリで気持悪いよね……あの、ジョン君…やっぱり……やめよっ」
「嫌です!アキラさんは気持悪くないし……
抱き心地だってスベスベですごく気持ちいいですよ!!
絶対に無理しないから、乱暴にもしないし傷つけたりしないから……
だから………僕は…アキラさんと……したい」
アキラさんが一瞬止まった僕の反応に泣きそうな顔をして
やめようっという言葉を言わせる前に否定した。
アキラさんが気持ち悪いわけがない
スベスベでキメが細かくて白い肌、抱きしめたら折れてしまいそうな華奢な体…すべてが僕を興奮させて止まないけど……それでも
こういうことなんだ……
アキラさんが言ってたのも、おじいちゃんが言ってたのも
僕を受け入れれない……僕の気持ちをアキラさんにぶつけたらアキラさんは死んじゃう
無理にひっぱれば筋肉だって断裂してしまう
力のままに抱きしめたら背骨だって折れてしまう
無理やりねじ込もうものなら、内蔵を突き破ってしまう
僕がいままでしてきたような、欲望をぶつけるような抱き方したら
アキラさんは本当に死んじゃうんだ
やっと、やっと実感した…
僕は我慢できないなんて言ってられない!
理性を失うなんてありえない!!
大事なアキラさんと付き合えるんだ
僕を感じたいって体を預けてくれてる
絶対に僕はアキラさんを傷つけたらいけないんだ
0
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
きょうもオメガはワンオぺです
トノサキミツル
BL
ツガイになっても、子育てはべつ。
アルファである夫こと、東雲 雅也(しののめ まさや)が交通事故で急死し、ワンオペ育児に奮闘しながらオメガ、こと東雲 裕(しののめ ゆう)が運命の番い(年収そこそこ)と出会います。
《完結》狼の最愛の番だった過去
丸田ザール
BL
狼の番のソイ。 子を孕まねば群れに迎え入れて貰えないが、一向に妊娠する気配が無い。焦る気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいのある日 夫であるサランが雌の黒い狼を連れてきた 受けがめっっっちゃ可哀想なので注意です ハピエンになります ちょっと総受け。
オメガバース設定ですが殆ど息していません
ざまぁはありません!話の展開早いと思います…!
【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜
MEIKO
BL
この世界には3つの性がある。アルファ、ベータ、オメガ。その中でもオメガは希少な存在で。そのオメガで更に希少なのは┉僕、後天性オメガだ。ある瞬間、僕は恋をした!その人はアルファでオメガに対して強い拒否感を抱いている┉そんな人だった。もちろん僕をあなたの恋人(Ω)になんてしてくれませんよね?
前作「あなたの妻(Ω)辞めます!」スピンオフ作品です。こちら単独でも内容的には大丈夫です。でも両方読む方がより楽しんでいただけると思いますので、未読の方はそちらも読んでいただけると嬉しいです!
後天性オメガの平凡受け✕心に傷ありアルファの恋愛
※独自のオメガバース設定有り
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。
【完結】全てが嫌いな不憫Ωの少年が初恋相手のスパダリαに愛される?ふざけんなお前のことなんか大っ嫌いだ!
にゃーつ
BL
お母さん、僕は今日結婚するよ。
あの初恋の子じゃなくて、お父様が決めた相手と。父様は僕のこと道具としてしか見ていない。義母様も息子の剛さんも、僕のこと道具として扱う。
結婚すれば殴られる日々から解放される。大丈夫。きっと大丈夫だよ。
いつか王子様が現れるってそんな御伽噺信じてないから、ずっと昔に誰か助けてくれるなんて希望捨て去ったから。
ずっと笑ってられるから大丈夫
幼馴染スパダリα×不憫受Ω
結婚して半年で大きな事件が起こる。
雨の降る夜に幼馴染と再会。幼馴染の南 れおんは恋焦がれていた増田 周の驚くべき真実を知る。
お前なんか嫌いだ。みんな嫌いだ。僕が助けて欲しい時に誰も助けてくれなかったくせに!今更なんなんだよ!偽善者!
オメガバース作品ですので男性妊娠、出産の内容が含まれますのでご注意ください。
花開かぬオメガの花嫁
朏猫(ミカヅキネコ)
BL
帝国には献上されたΩが住むΩ宮という建物がある。その中の蕾宮には、発情を迎えていない若いΩや皇帝のお渡りを受けていないΩが住んでいた。異国から来た金髪緑眼のΩ・キーシュも蕾宮に住む一人だ。三十になり皇帝のお渡りも望めないなか、あるαに下賜されることが決まる。しかしキーシュには密かに思う相手がいて……。※他サイトにも掲載
[高級官吏の息子α × 異国から来た金髪緑眼Ω / BL / R18]
ねえ、お姫様〜初恋の子を見つけたけど彼は別人が好きなようなので影からそっと見守りたい〜
天宮叶
BL
幼い頃、叔母の結婚式で立ち寄った公爵家の花が咲き誇る中庭で俺は天使に出会った。
君の名前も、君の住んでいる場所も、何も知らないけれどきっと見つけてみせるよ……俺のお姫様。
※作品中別CPになることがあります。苦手な方はご自衛ください
※身代わりの花は甘やかに溶かされるのスピンオフ作品です
※身代わりの花のキャラの子供のお話です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる