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6月
29.グランパ参上
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今日は僕の卓上ライトを買ってもらうために街にでてきた
今日のアキラさんの格好は白と青のストライプのふわっとしたロングシャツに紺色の足首らへんに小さいリボン付きで絞ってあるでカーゴパンツ
靴はスニーカーブーツで青い水玉の傘を指して
あいかわらず大変に可愛らしいです
今日は雨の日ファッションですか?
でも…
「スニーカーブーツは暑くないですか?今日はかなり暑くなるらしいですよ?」
「あぁこれね、レインブーツなんだよ!一見見えないでしょ?
足元を気にしないで歩けるから便利なんだよ、確かにちょっと中は暑いんだけどね…びちゃびちゃになるのが嫌でさ!」
なんと、長靴でしたか!アキラさんにしては季節感が少し違うなって思ってたら…
むぅ~やっぱりファッションに関しては卒がない人だなぁ
僕は相変わらずの適当な半袖シャツにウィンドブレーカー、ダメージジーンズだけど……
僕も気にしたほうがいいのかな?
アキラさんと一緒に歩いてて釣り合わないとかは…かなり嫌だ
「僕も服とかこだわった方がいいのかな?でもよくわらかないんですよね…」
アキラさんが僕の姿を上から下にゆっくりと見て……
「………いやっいいんじゃない?
ジョン君は得な見た目をしてるから、なんでも様になっていいと思うよ?
僕がジョン君みたいな格好すると子供服だからね…
本当は僕もダメージジーンズ履きたい!」
アキラさんがダメージジーンズはちょっと…その細い腰だと、たぶんずり下がりますよ?
ぷりっと可愛い小さなお尻見えちゃいそうなくらい下がりそうですよ?
「今、何か失礼なこと考えてなかった?
似合わないのわかってるから
ぴっちりタイプならまだいいけど…
ダメージジーンズならやっぱりジョン君みたいなだぼっとタイプがいいよね?男らしい感じでさぁ……
はぁ、絶対に似合わない……」
アキラさんは男らしい服が実は好きだったりする…
この前、僕の茶色のライダースジャケットを試しに着たいと言われたので貸したら
正に彼氏のライダースジャケットを着る彼女感満載でめちゃくちゃ可愛かった!
僕にはご褒美かな?ってくらい似合ってて、とりあえず頭のシャッター押しまくったよね!
アキラさんはがっかりしまくってたけど……違うってポツリっと呟いてた。
そして僕も今、大変にがっかりしています。
なぜなら久しぶりのデートっとルンルン気分で連れてこられたのが、なんだか変な事務所でした……
えぇぇ~今日は僕のライトを買ってくれるから…
お礼に僕が何かアキラさんに似合うアクセサリーとかプレゼントしたいなぁっとか
雨だから、家具屋さん行く前とかはやっぱりcafeとかでお茶かな?この前みたいに外で食べられないしなぁっとか
いろいろ楽しみにしてたのに……アキラさんに連れてこられたのは変な事務所……
裏通りの狭い階段を登った二階にある、倉庫みたいに棚がいっぱいとスチールの机がポンと置いてあるだけの、メチャクチャ怪しい事務所だった……
えっ?何ココ?絶対にヤバい人しか出てこなさそうだよ?
ヤの字の人しかでてこないんじゃない?大丈夫なの?
「おぉ……アキラ君、久しぶりじゃな!なんじゃ?なかなか最近は新作を持ってこないからスランプかと思ったわい…
横の子はジョン君じゃな!
初めまして……アキラの祖父じゃ!
グランパって可愛く呼んでくれると嬉しいのう」
奥から出てきたのは恰幅がよくて、ど派手なアロハシャツがよく似合うツルンっとさっぱり頭の老人だった
えっ?アキラさんの祖父ということは…えっえぇぇ……
「おじいちゃん、ジョン君が困ってるよ?
ジョン君、紹介するよ、正真正銘!僕のおじいちゃんです。
グランパでもおじいちゃんでも古狸じじぃでも好きに呼んでください!
おすすめは、最後のです!!」
いやいやいや!アキラさん……全部無理です!
アキラさんの祖父っていうことは、現会長じゃない?聖マルクス学園のマルクス会長だよね?
確かに見たことがある…顔だけは見たことがある!
校庭に銅像がある、もう少し痩せてるけど
体育館にも肖像画がある。もっとしっかりした格好だけど
「ただ学校関係の名前で呼ぶのはやめてね?
ここでは一線を引いてるからね?
さぁ古狸じじぃと呼んであげてください!本人が喜びます!」
イヤイヤイヤ!喜ばないし…無理だし!もうその選択肢からしたら、選べるのは………
「はじめまして、おじいちゃん……ジョンといいます
いつもアキラさんにはお世話になってます」
混乱しながらなんとかしっかりとお辞儀をして挨拶をする。
「いつもお世話されてるのは、僕なんだけどね?」
っと呑気な声で言ってるアキラさんが恨めしかった………
今日のアキラさんの格好は白と青のストライプのふわっとしたロングシャツに紺色の足首らへんに小さいリボン付きで絞ってあるでカーゴパンツ
靴はスニーカーブーツで青い水玉の傘を指して
あいかわらず大変に可愛らしいです
今日は雨の日ファッションですか?
でも…
「スニーカーブーツは暑くないですか?今日はかなり暑くなるらしいですよ?」
「あぁこれね、レインブーツなんだよ!一見見えないでしょ?
足元を気にしないで歩けるから便利なんだよ、確かにちょっと中は暑いんだけどね…びちゃびちゃになるのが嫌でさ!」
なんと、長靴でしたか!アキラさんにしては季節感が少し違うなって思ってたら…
むぅ~やっぱりファッションに関しては卒がない人だなぁ
僕は相変わらずの適当な半袖シャツにウィンドブレーカー、ダメージジーンズだけど……
僕も気にしたほうがいいのかな?
アキラさんと一緒に歩いてて釣り合わないとかは…かなり嫌だ
「僕も服とかこだわった方がいいのかな?でもよくわらかないんですよね…」
アキラさんが僕の姿を上から下にゆっくりと見て……
「………いやっいいんじゃない?
ジョン君は得な見た目をしてるから、なんでも様になっていいと思うよ?
僕がジョン君みたいな格好すると子供服だからね…
本当は僕もダメージジーンズ履きたい!」
アキラさんがダメージジーンズはちょっと…その細い腰だと、たぶんずり下がりますよ?
ぷりっと可愛い小さなお尻見えちゃいそうなくらい下がりそうですよ?
「今、何か失礼なこと考えてなかった?
似合わないのわかってるから
ぴっちりタイプならまだいいけど…
ダメージジーンズならやっぱりジョン君みたいなだぼっとタイプがいいよね?男らしい感じでさぁ……
はぁ、絶対に似合わない……」
アキラさんは男らしい服が実は好きだったりする…
この前、僕の茶色のライダースジャケットを試しに着たいと言われたので貸したら
正に彼氏のライダースジャケットを着る彼女感満載でめちゃくちゃ可愛かった!
僕にはご褒美かな?ってくらい似合ってて、とりあえず頭のシャッター押しまくったよね!
アキラさんはがっかりしまくってたけど……違うってポツリっと呟いてた。
そして僕も今、大変にがっかりしています。
なぜなら久しぶりのデートっとルンルン気分で連れてこられたのが、なんだか変な事務所でした……
えぇぇ~今日は僕のライトを買ってくれるから…
お礼に僕が何かアキラさんに似合うアクセサリーとかプレゼントしたいなぁっとか
雨だから、家具屋さん行く前とかはやっぱりcafeとかでお茶かな?この前みたいに外で食べられないしなぁっとか
いろいろ楽しみにしてたのに……アキラさんに連れてこられたのは変な事務所……
裏通りの狭い階段を登った二階にある、倉庫みたいに棚がいっぱいとスチールの机がポンと置いてあるだけの、メチャクチャ怪しい事務所だった……
えっ?何ココ?絶対にヤバい人しか出てこなさそうだよ?
ヤの字の人しかでてこないんじゃない?大丈夫なの?
「おぉ……アキラ君、久しぶりじゃな!なんじゃ?なかなか最近は新作を持ってこないからスランプかと思ったわい…
横の子はジョン君じゃな!
初めまして……アキラの祖父じゃ!
グランパって可愛く呼んでくれると嬉しいのう」
奥から出てきたのは恰幅がよくて、ど派手なアロハシャツがよく似合うツルンっとさっぱり頭の老人だった
えっ?アキラさんの祖父ということは…えっえぇぇ……
「おじいちゃん、ジョン君が困ってるよ?
ジョン君、紹介するよ、正真正銘!僕のおじいちゃんです。
グランパでもおじいちゃんでも古狸じじぃでも好きに呼んでください!
おすすめは、最後のです!!」
いやいやいや!アキラさん……全部無理です!
アキラさんの祖父っていうことは、現会長じゃない?聖マルクス学園のマルクス会長だよね?
確かに見たことがある…顔だけは見たことがある!
校庭に銅像がある、もう少し痩せてるけど
体育館にも肖像画がある。もっとしっかりした格好だけど
「ただ学校関係の名前で呼ぶのはやめてね?
ここでは一線を引いてるからね?
さぁ古狸じじぃと呼んであげてください!本人が喜びます!」
イヤイヤイヤ!喜ばないし…無理だし!もうその選択肢からしたら、選べるのは………
「はじめまして、おじいちゃん……ジョンといいます
いつもアキラさんにはお世話になってます」
混乱しながらなんとかしっかりとお辞儀をして挨拶をする。
「いつもお世話されてるのは、僕なんだけどね?」
っと呑気な声で言ってるアキラさんが恨めしかった………
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