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5月
21.その晩のこと…
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「はっ?ジョン君と同室にしろって?
………っっジョン君どういうこと?
アキラに何したんだよ!!」
カズマさんが憤慨している…
まぁアキラさんに突然、僕と同室にしろっと言われたらびっくりするだろうさ
机に手を叩きつける勢いで付いて、半立ちでめちゃくちゃ睨んでくる
あぁこれは疑われているなぁ…
「僕はたぶんカズマさんが思ってるようなことはしてません!
アキラさんの体調と護衛のことも考えたら、あと………」
それはあらぬ疑いですよ?
∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆
連休の日に寮に帰ってきて、さすがに僕たちは疲れていたので各々の部屋で早めに休むことにした。
日付が変わるか変わらないかの時間帯に、僕の部屋の扉がそっと開いた。
「ジョン君…寝てるよね?ごめんね、いいかな?」
アキラさんが困ったように入ってきた。
僕はけっこう睡眠時間が長いけどすぐに起きられるタイプで
実は授業中も半覚醒みたいに半分寝てるみたいに受けてることが多い
まぁそれでも授業の内容入ってくるし、急に当てられるとビクッとなるけど…バレたことはない
「どうしたんですか?寝られないんですか?」
アキラさんは自分の枕を片手にパジャマ姿にスリッパという大変に可愛らしい格好で立っている。
夜が怖くて寝れないっと困っている子供みたいだ
「うん、あのね今日も一緒に寝てくれる?」
そんな可愛らしい申し出を断るわけもなく、僕は布団をめくり上げてどうぞっとアキラさんを呼び寄せた。
僕のベッドはアキラさんのものより小さいシングルサイズだ。
普通の学生は二人部屋が一般的なのだが、生徒会員は特権として本棚と机の大変にシンプルだが、一人部屋を与えられる。
アキラさんは生徒会役員特権でセミダブルベッドにバストイレ別に付いていて、更に別に小さな個室までくっついている。
そこは書斎のように仕事部屋になっているらしい
まぁそれだけ特権を与えられるだけの仕事を求められるのだが、僕から見たらアキラさんにはもっと与えていいくらいに働いてると思う
そんなシングルの小さなベッドなので僕は自ずとアキラさんを抱きしめて、アキラさんは半身を僕に乗せてるみたいになっている。
密着する体に自然と動機が早くなり
アキラさんの香りが甘く脳を痺れさせる……はぁクラクラする。
「ジョン君、今日は楽しかったね
ふふ…またお出かけしようね?
ごめんね、牙狼のフレグランスが安眠効果が確認できたら、こんな迷惑はもうかけないから
ベッドまでお邪魔しちゃったりして…」
「いいんですよ、僕もこうやってアキラさんと話してるの楽しいし…
それに、僕も寮の中が静かすぎて一人寝は寂しかったんですよ?」
申し訳なさそうにするアキラさんには悪いけど、全力でフラグランスにそんな効果がないことを祈っていますけどね!
「ふふ…そんなこと言って、ジョン君は本当に可愛いね……
こんなに強そうで綺麗なのに
可愛いなんて、ズルい子だなぁ………」
んん…なんだかアキラさんの言動が怪しい‥?
まさか酔ってる?でもお酒の匂いなんてしないし…
すりすりっと僕の腕に頬を擦りつけて匂いを嗅いでくる。
「それにいい匂いする…焼き立てパンみたいな
はぁ……食べちゃいたくなるよね?」
えっ…何?僕が食べられるの?
いや、僕はαでアキラさんがΩだから役割的には僕が攻め入る側のはずだけど?
冗談だよね?アキラさんはそんなギリギリのおじさんみたいな冗談を言う人だった?
………っっジョン君どういうこと?
アキラに何したんだよ!!」
カズマさんが憤慨している…
まぁアキラさんに突然、僕と同室にしろっと言われたらびっくりするだろうさ
机に手を叩きつける勢いで付いて、半立ちでめちゃくちゃ睨んでくる
あぁこれは疑われているなぁ…
「僕はたぶんカズマさんが思ってるようなことはしてません!
アキラさんの体調と護衛のことも考えたら、あと………」
それはあらぬ疑いですよ?
∆∆∆∆∆∆∆∆∆∆
連休の日に寮に帰ってきて、さすがに僕たちは疲れていたので各々の部屋で早めに休むことにした。
日付が変わるか変わらないかの時間帯に、僕の部屋の扉がそっと開いた。
「ジョン君…寝てるよね?ごめんね、いいかな?」
アキラさんが困ったように入ってきた。
僕はけっこう睡眠時間が長いけどすぐに起きられるタイプで
実は授業中も半覚醒みたいに半分寝てるみたいに受けてることが多い
まぁそれでも授業の内容入ってくるし、急に当てられるとビクッとなるけど…バレたことはない
「どうしたんですか?寝られないんですか?」
アキラさんは自分の枕を片手にパジャマ姿にスリッパという大変に可愛らしい格好で立っている。
夜が怖くて寝れないっと困っている子供みたいだ
「うん、あのね今日も一緒に寝てくれる?」
そんな可愛らしい申し出を断るわけもなく、僕は布団をめくり上げてどうぞっとアキラさんを呼び寄せた。
僕のベッドはアキラさんのものより小さいシングルサイズだ。
普通の学生は二人部屋が一般的なのだが、生徒会員は特権として本棚と机の大変にシンプルだが、一人部屋を与えられる。
アキラさんは生徒会役員特権でセミダブルベッドにバストイレ別に付いていて、更に別に小さな個室までくっついている。
そこは書斎のように仕事部屋になっているらしい
まぁそれだけ特権を与えられるだけの仕事を求められるのだが、僕から見たらアキラさんにはもっと与えていいくらいに働いてると思う
そんなシングルの小さなベッドなので僕は自ずとアキラさんを抱きしめて、アキラさんは半身を僕に乗せてるみたいになっている。
密着する体に自然と動機が早くなり
アキラさんの香りが甘く脳を痺れさせる……はぁクラクラする。
「ジョン君、今日は楽しかったね
ふふ…またお出かけしようね?
ごめんね、牙狼のフレグランスが安眠効果が確認できたら、こんな迷惑はもうかけないから
ベッドまでお邪魔しちゃったりして…」
「いいんですよ、僕もこうやってアキラさんと話してるの楽しいし…
それに、僕も寮の中が静かすぎて一人寝は寂しかったんですよ?」
申し訳なさそうにするアキラさんには悪いけど、全力でフラグランスにそんな効果がないことを祈っていますけどね!
「ふふ…そんなこと言って、ジョン君は本当に可愛いね……
こんなに強そうで綺麗なのに
可愛いなんて、ズルい子だなぁ………」
んん…なんだかアキラさんの言動が怪しい‥?
まさか酔ってる?でもお酒の匂いなんてしないし…
すりすりっと僕の腕に頬を擦りつけて匂いを嗅いでくる。
「それにいい匂いする…焼き立てパンみたいな
はぁ……食べちゃいたくなるよね?」
えっ…何?僕が食べられるの?
いや、僕はαでアキラさんがΩだから役割的には僕が攻め入る側のはずだけど?
冗談だよね?アキラさんはそんなギリギリのおじさんみたいな冗談を言う人だった?
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