12 / 207
5月
11.君の匂いのせい?
しおりを挟む
「びっくりだ!すごくよく寝れた。
何年ぶりくらいの深い眠りだったよ…
なんだろう?添い寝効果?
牙狼の香とかにリラックス効果とかあるの?
牙狼のフレグランスとかどうだろうか…不眠改善とかに効果でるかな?」
数時間後に目を冷ましたアキラさんがブツブツつぶやいている
実は僕もあのまま寝てしまってボォーとしている。
たぶん僕の匂いにそんな効果はないし、ナッツみたいな匂いがするけど単に寒かっただけだと思いますよ?
「ちょっとジョン君こっち来て、嗅がせてくれる?ん~、パンが焼けたときみたいな匂いだね、あとはお日様みたいな匂い?干した布団の匂い?がする…
すぐに作れそうだな…試しに作るか!」
くんかくんか匂いを嗅ぎまくられるのはちょっと恥ずかしい…
僕も毛布タイムにはアキラさんを嗅ぎまくりましたけどね!
まぁ役得?毛布の役得?
すぐに作れるって…本当に作る気?
本当に効果はないと思いますからね!
でも結局は寮以外は閉鎖されていて、実験室に入れなかったので諦めるしかなかったのだけれども
「寝てるのはもったいない!よし、材料を買いに行こう」
とか言い出したので全力で止めた!
只今の時刻は午前三時です。
もちろん外はもう暗いし、寮の門限も過ぎているどころじゃない!あと二時間したら食堂が開く時間だ
アキラさんは盛大に残念がっていた。
なるほどダークさんのすぐ逃げるってこのことなんだなぁ
この人は体調がいいとまったくジッとしてられないタイプだ…
今までも生徒会活動でひたすらに動きまわる働き者だと思ってたけど…
生徒会室にアキラさんの机がないのもそのせいだった。
動き回って、書き物なんて立ちながらしちゃうからいらないらしい
でも午後からの活動はソファの上だったりする。
体力が夕方までもたない日がほとんどなのだ
この人はマグロみたいな人だな…動いてないと死んじゃうタイプの人だ
「あぁ!!寝れたから眠くないし…体調がいいのに何もしないなんて、もったいない!
何かしたい、この時間を有効活用したい」
アキラさんが騒いでる、よく寝たからか頭がすっきりしたみたいでいつもより声がハッキリしている。
いつもは強い風が吹いたら飛ばされそうなほど弱々しいのに
「じゃああと二時間したら食堂が空きますし、そこでご飯食べてから一緒に外出しませんか?
それくらいの時間ならバスも動き出してるだろうし
材料買いに行きながら、どこか遊びにいきませんか?」
僕のデートの誘いに、嬉しそうな顔で頷いてくれる
それまではベッドで一緒にゴロゴロして仲良くお話でも………っと思っていたら甘かった。
「買うものリスト作らなきゃ!
外出するなら服も選ばなきゃいけないし…
あと昨日はお風呂入れなかったから朝風呂しなきゃ!
ジョン君も行くだろう?」
あぁ甘いまどろみタイムが消えるぅっとガッカリしていたが…………お風呂……
お風呂??!?
一緒にお風呂!?
行くに決まってるじゃん!
何?幸せ過ぎてやばい、アキラさんは警戒心ってないのかな?
「ははっ、尻尾めちゃ振れてるよ!
お風呂好きなの?僕もお風呂大好きなんだよ
部屋の風呂より大浴場の方が断然好きなんだけどね、なかなか体調がいいときじゃないと足が向かないから
今日は体調もいいし、ゆっくり入れそうで嬉しい」
うん、お風呂大好き!アキラさんと一緒のお風呂がね!!
思わず尻尾にでてしまった。
いつもは感情がバレバレになるから尻尾に出ないようにしてるんだけど
忘れるくらいテンションが上ってしまった!
一度僕は部屋に戻って、着替の服とかタオルなどお風呂セットを用意してからアキラさんの部屋に向かう
その間にアキラさんは買い物リストとか作っててくれたみたいで、ちゃんとお部屋にいてくれた。
よし!アキラさんを待たせるときは何かやることを用意しなきゃいけないな
頭の中にしっかりメモりました!
何年ぶりくらいの深い眠りだったよ…
なんだろう?添い寝効果?
牙狼の香とかにリラックス効果とかあるの?
牙狼のフレグランスとかどうだろうか…不眠改善とかに効果でるかな?」
数時間後に目を冷ましたアキラさんがブツブツつぶやいている
実は僕もあのまま寝てしまってボォーとしている。
たぶん僕の匂いにそんな効果はないし、ナッツみたいな匂いがするけど単に寒かっただけだと思いますよ?
「ちょっとジョン君こっち来て、嗅がせてくれる?ん~、パンが焼けたときみたいな匂いだね、あとはお日様みたいな匂い?干した布団の匂い?がする…
すぐに作れそうだな…試しに作るか!」
くんかくんか匂いを嗅ぎまくられるのはちょっと恥ずかしい…
僕も毛布タイムにはアキラさんを嗅ぎまくりましたけどね!
まぁ役得?毛布の役得?
すぐに作れるって…本当に作る気?
本当に効果はないと思いますからね!
でも結局は寮以外は閉鎖されていて、実験室に入れなかったので諦めるしかなかったのだけれども
「寝てるのはもったいない!よし、材料を買いに行こう」
とか言い出したので全力で止めた!
只今の時刻は午前三時です。
もちろん外はもう暗いし、寮の門限も過ぎているどころじゃない!あと二時間したら食堂が開く時間だ
アキラさんは盛大に残念がっていた。
なるほどダークさんのすぐ逃げるってこのことなんだなぁ
この人は体調がいいとまったくジッとしてられないタイプだ…
今までも生徒会活動でひたすらに動きまわる働き者だと思ってたけど…
生徒会室にアキラさんの机がないのもそのせいだった。
動き回って、書き物なんて立ちながらしちゃうからいらないらしい
でも午後からの活動はソファの上だったりする。
体力が夕方までもたない日がほとんどなのだ
この人はマグロみたいな人だな…動いてないと死んじゃうタイプの人だ
「あぁ!!寝れたから眠くないし…体調がいいのに何もしないなんて、もったいない!
何かしたい、この時間を有効活用したい」
アキラさんが騒いでる、よく寝たからか頭がすっきりしたみたいでいつもより声がハッキリしている。
いつもは強い風が吹いたら飛ばされそうなほど弱々しいのに
「じゃああと二時間したら食堂が空きますし、そこでご飯食べてから一緒に外出しませんか?
それくらいの時間ならバスも動き出してるだろうし
材料買いに行きながら、どこか遊びにいきませんか?」
僕のデートの誘いに、嬉しそうな顔で頷いてくれる
それまではベッドで一緒にゴロゴロして仲良くお話でも………っと思っていたら甘かった。
「買うものリスト作らなきゃ!
外出するなら服も選ばなきゃいけないし…
あと昨日はお風呂入れなかったから朝風呂しなきゃ!
ジョン君も行くだろう?」
あぁ甘いまどろみタイムが消えるぅっとガッカリしていたが…………お風呂……
お風呂??!?
一緒にお風呂!?
行くに決まってるじゃん!
何?幸せ過ぎてやばい、アキラさんは警戒心ってないのかな?
「ははっ、尻尾めちゃ振れてるよ!
お風呂好きなの?僕もお風呂大好きなんだよ
部屋の風呂より大浴場の方が断然好きなんだけどね、なかなか体調がいいときじゃないと足が向かないから
今日は体調もいいし、ゆっくり入れそうで嬉しい」
うん、お風呂大好き!アキラさんと一緒のお風呂がね!!
思わず尻尾にでてしまった。
いつもは感情がバレバレになるから尻尾に出ないようにしてるんだけど
忘れるくらいテンションが上ってしまった!
一度僕は部屋に戻って、着替の服とかタオルなどお風呂セットを用意してからアキラさんの部屋に向かう
その間にアキラさんは買い物リストとか作っててくれたみたいで、ちゃんとお部屋にいてくれた。
よし!アキラさんを待たせるときは何かやることを用意しなきゃいけないな
頭の中にしっかりメモりました!
0
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
ふしだらオメガ王子の嫁入り
金剛@キット
BL
初恋の騎士の気を引くために、ふしだらなフリをして、嫁ぎ先が無くなったペルデルセ王子Ωは、10番目の側妃として、隣国へ嫁ぐコトが決まった。孤独が染みる冷たい後宮で、王子は何を思い生きるのか?
お話に都合の良い、ユルユル設定のオメガバースです。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
溺愛オメガバース
暁 紅蓮
BL
Ωである呉羽皐月(クレハサツキ)とαである新垣翔(アラガキショウ)の運命の番の出会い物語。
高校1年入学式の時に運命の番である翔と目が合い、発情してしまう。それから番となり、αである翔はΩの皐月を溺愛していく。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
夫の心がわからない
キムラましゅろう
恋愛
マリー・ルゥにはわからない。
夫の心がわからない。
初夜で意識を失い、当日の記憶も失っている自分を、体調がまだ万全ではないからと別邸に押しとどめる夫の心がわからない。
本邸には昔から側に置く女性と住んでいるらしいのに、マリー・ルゥに愛を告げる夫の心がサッパリわからない。
というかまず、昼夜逆転してしまっている自分の自堕落な(翻訳業のせいだけど)生活リズムを改善したいマリー・ルゥ18歳の春。
※性描写はありませんが、ヒロインが職業柄とポンコツさ故にエチィワードを口にします。
下品が苦手な方はそっ閉じを推奨いたします。
いつもながらのご都合主義、誤字脱字パラダイスでございます。
(許してチョンマゲ←)
小説家になろうさんにも時差投稿します。
獣人王と番の寵妃
沖田弥子
BL
オメガの天は舞手として、獣人王の後宮に参内する。だがそれは妃になるためではなく、幼い頃に翡翠の欠片を授けてくれた獣人を捜すためだった。宴で粗相をした天を、エドと名乗るアルファの獣人が庇ってくれた。彼に不埒な真似をされて戸惑うが、後日川辺でふたりは再会を果たす。以来、王以外の獣人と会うことは罪と知りながらも逢瀬を重ねる。エドに灯籠流しの夜に会おうと告げられ、それを最後にしようと決めるが、逢引きが告発されてしまう。天は懲罰として刑務庭送りになり――
【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜
MEIKO
BL
この世界には3つの性がある。アルファ、ベータ、オメガ。その中でもオメガは希少な存在で。そのオメガで更に希少なのは┉僕、後天性オメガだ。ある瞬間、僕は恋をした!その人はアルファでオメガに対して強い拒否感を抱いている┉そんな人だった。もちろん僕をあなたの恋人(Ω)になんてしてくれませんよね?
前作「あなたの妻(Ω)辞めます!」スピンオフ作品です。こちら単独でも内容的には大丈夫です。でも両方読む方がより楽しんでいただけると思いますので、未読の方はそちらも読んでいただけると嬉しいです!
後天性オメガの平凡受け✕心に傷ありアルファの恋愛
※独自のオメガバース設定有り
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる