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1002.疑惑の裏 2 (sideバスター)
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主だった冒険者ギルドとはほぼ契約をとりつけれた。冒険者時代の知り合いや元仲間が、ほとんどギルマスや重要ポストにいてくれるから話が通しやすくて助かる。ついでにシバと番う予定だということも報告をしていけば
『やっとか!』、『シバは鈍すぎるな』、『やっと腹を括ったの?』、『年貢の納め時だな…』などなど
もう以前からの私の態度で、私がシバを好いているのはバレバレだったらしく、散々な返事が返ってきたが、概ね皆の祝福をしてくれた。
裏闘技場管理協会、拷問官派遣協会、辺境地魔獣討伐団にも話を通せばチャンネルの動画提供契約を取り付けられた。
やはり人狼の公開決闘だけではチャンネルのコンテンツとして少ないから大変に助かる。
あちらへの報酬の話はやはりアキラさん達に丸投げにさせてもらった。私にはお金関係のことはよくわからないから!
そして今日は私はある場所にきている。
そこはそびえ立つような壁に阻まれている。飾り気などもなく無機質なただただ灰色のコンクリートに囲まれている。
この建物には、温かみなどなく重厚感だけが感じるその見た目は、ここには許されざる罪人が囲われていることが一目でわかる。
しっかりと閉められた入口に向かえば、詰め所に眉間にシワを寄せて睨んでくるドーベルマン系の人狼がいる。
「こんにちは、面会ですかい?人間の罪人なんてあの二人しかいないが…どんな要件ですかい?」
「あぁ…その一人のラダというものに、婚約者を傷つけられた者です。できれは直接処罰を求めているのですが、その手続きに来ました。」
「おっと、これは失礼しました。それはご心労でしたな、さぁ奥にどうぞ!」
ぶっきらぼうで威圧的だった態度が変わり、大変に丁寧なものになった。やはり種族で仲間と勘違いされていたらしい…
奥の殺風景だが、整えられた応対室のソファに座り何枚かの紙に必要事項を記入する。
直接処罰の注意点や免責事項から、処罰対象者への拘束の有無や持ち込み武器の貸出許可書まである。
なるほど…本当に人狼は目には目をの精神がすごいな、罪を犯したら罰を受けるのは当たり前で、敵を打ちたい人への配慮がすごい…ただ私としては…
「あぁっ…よろしいのですかい?持ち込み武器も罪人への拘束もなしですが、あいつらは元冒険者とかで、なかなか強いみたいですぜ?」
「問題はありません、私も冒険者資格を持っております。あの程度の者に負けるとは思っておりませんので」
「そうですか…それでは罪人と一度面会をお願いします。これでどうしても許せなければ、直接処罰となります。……あぁ、一つ確認ですが書類に書いてありましたが、貴方は雌ということでよろしいのですか?」
「あぁ……はい!私は婚約者の雌を希望していますから、雌です。」
私のような見るからに男臭い見た目でも、人狼にとっては雄か雌かが大切なようで、私の身体検査はクレートデーン系の雌の看守さんをわざわざ呼んできて行われた。
「ほらっ、婚約者さんも雄とくっついたりしたらヤキモチ焼いちゃうじゃない?雄は鼻がきくから嫌ね~、まだ番ってらっしゃらないんでしょ?なら雄は心配でしかたないでしょうからねぇ…私達みたいな屈強な雌はモテて困りますわよねぇ?」
グレートデーン系のお嬢さんは大変に低い声と大きくてムキムキな体で、しっかりと私の身体検査をしてくれた。
『やっとか!』、『シバは鈍すぎるな』、『やっと腹を括ったの?』、『年貢の納め時だな…』などなど
もう以前からの私の態度で、私がシバを好いているのはバレバレだったらしく、散々な返事が返ってきたが、概ね皆の祝福をしてくれた。
裏闘技場管理協会、拷問官派遣協会、辺境地魔獣討伐団にも話を通せばチャンネルの動画提供契約を取り付けられた。
やはり人狼の公開決闘だけではチャンネルのコンテンツとして少ないから大変に助かる。
あちらへの報酬の話はやはりアキラさん達に丸投げにさせてもらった。私にはお金関係のことはよくわからないから!
そして今日は私はある場所にきている。
そこはそびえ立つような壁に阻まれている。飾り気などもなく無機質なただただ灰色のコンクリートに囲まれている。
この建物には、温かみなどなく重厚感だけが感じるその見た目は、ここには許されざる罪人が囲われていることが一目でわかる。
しっかりと閉められた入口に向かえば、詰め所に眉間にシワを寄せて睨んでくるドーベルマン系の人狼がいる。
「こんにちは、面会ですかい?人間の罪人なんてあの二人しかいないが…どんな要件ですかい?」
「あぁ…その一人のラダというものに、婚約者を傷つけられた者です。できれは直接処罰を求めているのですが、その手続きに来ました。」
「おっと、これは失礼しました。それはご心労でしたな、さぁ奥にどうぞ!」
ぶっきらぼうで威圧的だった態度が変わり、大変に丁寧なものになった。やはり種族で仲間と勘違いされていたらしい…
奥の殺風景だが、整えられた応対室のソファに座り何枚かの紙に必要事項を記入する。
直接処罰の注意点や免責事項から、処罰対象者への拘束の有無や持ち込み武器の貸出許可書まである。
なるほど…本当に人狼は目には目をの精神がすごいな、罪を犯したら罰を受けるのは当たり前で、敵を打ちたい人への配慮がすごい…ただ私としては…
「あぁっ…よろしいのですかい?持ち込み武器も罪人への拘束もなしですが、あいつらは元冒険者とかで、なかなか強いみたいですぜ?」
「問題はありません、私も冒険者資格を持っております。あの程度の者に負けるとは思っておりませんので」
「そうですか…それでは罪人と一度面会をお願いします。これでどうしても許せなければ、直接処罰となります。……あぁ、一つ確認ですが書類に書いてありましたが、貴方は雌ということでよろしいのですか?」
「あぁ……はい!私は婚約者の雌を希望していますから、雌です。」
私のような見るからに男臭い見た目でも、人狼にとっては雄か雌かが大切なようで、私の身体検査はクレートデーン系の雌の看守さんをわざわざ呼んできて行われた。
「ほらっ、婚約者さんも雄とくっついたりしたらヤキモチ焼いちゃうじゃない?雄は鼻がきくから嫌ね~、まだ番ってらっしゃらないんでしょ?なら雄は心配でしかたないでしょうからねぇ…私達みたいな屈強な雌はモテて困りますわよねぇ?」
グレートデーン系のお嬢さんは大変に低い声と大きくてムキムキな体で、しっかりと私の身体検査をしてくれた。
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