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31.番う軌跡
891.お嫁にください (sideバスター)
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そこからはもう、しっかりと事細かに教えてくれた。偽物のDNA鑑定で会社を乗っ取ろうとした息子改め、ゴミ野郎がアキラさんに致したことから、アキラさんの武勇伝までを…
「はぁ…あの時のアキラ君は本当に美しくて恐ろしくて…素敵だったわぁ
バスターにも見せたかったわ、たぶんあのゴミは焼却処分か廃棄処分かしら?ふふっ
きっとアキラさんが上手にやってくれてるわよね?だから…夫も私もバスターを疎ましくなんか思ってないし、貴方のことで喧嘩なんかしたこともないわよ!」
「そうですか…よかった。私のことで姉さんが悲しい思いをしているんじゃないかと思って、心苦しかったんだ…
義兄さんも本当に優しい人だから、私には言い出せない鬱憤があるのかと…」
肩の力が抜けるのを感じる。確かにあの息子はかなり問題がありそうだったが、二人が受け入れていたから、そっと身を引いて関わりを断つようにしていたが…
「本当に貴方は、また変な気を回したのね?だからってアキラ君越しに連絡をとってくるなんて…
今日は夫は仕事でいないけど、今度また飲みに付き合ってあげてね?あの人もさみしがってたわよ?
…さて、とりあえずお小言はこれくらいにして、お待たせして申し訳なかったわね?そちらの可愛い方を紹介してくれるのかしら?」
姉さんが語り終えて、すっきりした面持ちでシバの方に顔をやる。
シバの体が緊張からがギシリっと音がでそうなくらいに固まっていく、耳がピンと立ち口元がギュッと引き締まっていく…ふふっ、笑っては悪いが大変に可愛らしい
「えぇ、姉さん…紹介します。私のパートナーで今後の人生を一緒に歩んでいくつもりの、シバです。」
「ひゃい!シバです!
あのっ…あのっ…バスターさんをお嫁さんにくだしゃい!!」
あぁ…緊張し過ぎで、もう頭の中がわちゃわちゃなっていたのだろう
めちゃくちゃ噛んでるし、自己紹介を最初にするっと言って練習していたのだが、丸々吹っ飛んでいる。
そして速攻で爆弾を投下してくれている…
恐る恐る姉さんに目をやると、先程までの穏やかで嫋やかに装っていた表情が目をむいて驚いている…
「はっ?嫁?……バスターが嫁なの?
こんなムキムキで筋肉隆々の筋肉ダルマが嫁側なの?可愛いわよ?確かにバスターは可愛い性格ではあるけど、顎割れ筋肉ダルマよ!見た目からいったら、シバさんの方が…」
「誰が顎割れ筋肉ダルマですか…ひどい言われようだ、あと可愛くはないでしょ、こんなおっさんは…」
「はい!可愛いです!!
可愛くて綺麗で優しくて色っぽくて…完璧な俺の雌です!だからお嫁さんにしたいです。
もうぐっちょんぐっちょんにして番いたいです!よろしくお願いします!!」
「シバはとりあえず止まってくれ、お前はいろいろテンパってるだろ…なんか目つきがおかしいぞ?大丈夫か?勢いだけで喋ってないか?」
もう目を回しそうなほど緊張しているらしいシバの背中を撫でてやる、尻の尻尾を見れば小さく丸まってしまっている。完全に怯えてテンパってる。
「ははっ…まさか弟を嫁に出すとは思わなかった。えぇ…っと、とりあえずいろいろと聞かせてください!嫁になると言うならいざ知らず、嫁に欲しいと言うなら、旦那様として相応しいか判断させていただきます。ますはそれからです!」
おぉ…姉さんが立ち直ってシバに眼光鋭く値踏みをするような目で睨んでいく
それからはもう…
「はぁ…あの時のアキラ君は本当に美しくて恐ろしくて…素敵だったわぁ
バスターにも見せたかったわ、たぶんあのゴミは焼却処分か廃棄処分かしら?ふふっ
きっとアキラさんが上手にやってくれてるわよね?だから…夫も私もバスターを疎ましくなんか思ってないし、貴方のことで喧嘩なんかしたこともないわよ!」
「そうですか…よかった。私のことで姉さんが悲しい思いをしているんじゃないかと思って、心苦しかったんだ…
義兄さんも本当に優しい人だから、私には言い出せない鬱憤があるのかと…」
肩の力が抜けるのを感じる。確かにあの息子はかなり問題がありそうだったが、二人が受け入れていたから、そっと身を引いて関わりを断つようにしていたが…
「本当に貴方は、また変な気を回したのね?だからってアキラ君越しに連絡をとってくるなんて…
今日は夫は仕事でいないけど、今度また飲みに付き合ってあげてね?あの人もさみしがってたわよ?
…さて、とりあえずお小言はこれくらいにして、お待たせして申し訳なかったわね?そちらの可愛い方を紹介してくれるのかしら?」
姉さんが語り終えて、すっきりした面持ちでシバの方に顔をやる。
シバの体が緊張からがギシリっと音がでそうなくらいに固まっていく、耳がピンと立ち口元がギュッと引き締まっていく…ふふっ、笑っては悪いが大変に可愛らしい
「えぇ、姉さん…紹介します。私のパートナーで今後の人生を一緒に歩んでいくつもりの、シバです。」
「ひゃい!シバです!
あのっ…あのっ…バスターさんをお嫁さんにくだしゃい!!」
あぁ…緊張し過ぎで、もう頭の中がわちゃわちゃなっていたのだろう
めちゃくちゃ噛んでるし、自己紹介を最初にするっと言って練習していたのだが、丸々吹っ飛んでいる。
そして速攻で爆弾を投下してくれている…
恐る恐る姉さんに目をやると、先程までの穏やかで嫋やかに装っていた表情が目をむいて驚いている…
「はっ?嫁?……バスターが嫁なの?
こんなムキムキで筋肉隆々の筋肉ダルマが嫁側なの?可愛いわよ?確かにバスターは可愛い性格ではあるけど、顎割れ筋肉ダルマよ!見た目からいったら、シバさんの方が…」
「誰が顎割れ筋肉ダルマですか…ひどい言われようだ、あと可愛くはないでしょ、こんなおっさんは…」
「はい!可愛いです!!
可愛くて綺麗で優しくて色っぽくて…完璧な俺の雌です!だからお嫁さんにしたいです。
もうぐっちょんぐっちょんにして番いたいです!よろしくお願いします!!」
「シバはとりあえず止まってくれ、お前はいろいろテンパってるだろ…なんか目つきがおかしいぞ?大丈夫か?勢いだけで喋ってないか?」
もう目を回しそうなほど緊張しているらしいシバの背中を撫でてやる、尻の尻尾を見れば小さく丸まってしまっている。完全に怯えてテンパってる。
「ははっ…まさか弟を嫁に出すとは思わなかった。えぇ…っと、とりあえずいろいろと聞かせてください!嫁になると言うならいざ知らず、嫁に欲しいと言うなら、旦那様として相応しいか判断させていただきます。ますはそれからです!」
おぉ…姉さんが立ち直ってシバに眼光鋭く値踏みをするような目で睨んでいく
それからはもう…
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