夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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29.二人の時間が動き出す

822.バスターの覚悟  18 (sideバスター)

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一回目の射精は人狼にとっては下準備のようなものだとシバは言っていた。
つまり…シバにとっては今の状態はこれから・・・ということなのだろう…

確かは言っていた、『満足するまで抜けなけなくなる』それに、『出す量も人間より多い』と


抜けなくなるは心理的なものかと思っていた。しつこく求めることが止められなくなるのかと、こんながっつりと私の中で何かがストッパーになって、物理的に抜けなくなるとは思っていなかったし

出す量が多いも、一回で出す量が多いのだと…そんな2回に分けて射精して、一セットみたいなセックスをするとは知らなかった!

『ははっ…娼婦には体力的には負けないと思うぞ?』

少し前に余裕をかましていた自分に今の窮地を耳打ちをしたい!
もう私は、自分でもわからない快感に翻弄されて、思っていた以上の大きさのシバのモノを受け入れて中を突き上げられて、熱い迸りを腹の中で放たれたのだ。

私の中では、完全に終わった・・・・だ!

自分の口元が引きつっているのを感じる。目にもジワリと涙が溜まっていってしまう…
これ以上続けられたら…私はたぶんもたない…


「えっ?バスターさん?もしかして…あのっ…もう、無理なかんじですか…
っっっ……すいません、あのっ…ちょっとこのままで動かないでください
俺の瘤が膨らんでるから、抜けなくて!
落ちついてきたら小さくなるから…今ちょっと無理だけど、なるべく早く小さくしますから!」


シバが興奮した顔から一変して、辛そうなの顔を一瞬した後に耳も目元も下がりまくった困った顔になっていった。
そのまま私からなるべく距離をとるように、体を起こして目を閉じて上を向いてブツブツ何かを唱えている。

耳も尻尾も可哀想なほど垂れまくっているし、絶対に無理をして我慢しているのがありありと伝わってくる。


「シバ…?でもお前は…逝けてないんじゃないか?さっきだしたのは前段階の射精だったって…」

「いいです!大丈夫です!
バスターさんがそんな表情をさせてまで続けることじゃないから、すぐに抜きますから…とりあえず、あまり話しかけないで!
今頑張って難しいこと考えてますから、あの役員名簿のこと思い出してますから…ちょっと待ってくださいね!」


腹の中のシバは小さくなっていくのを感じる、ただストッパーになっている瘤がなかなか小さくなっていかないようで
たぶんシバの意思では自由にできないのだろう…それでもシバは私を優先しようとしてくれている

私はこんなときまで、シバに甘えてしまうのか?私が人狼のセックスをしっかりと聞いていたら、認識不足だったから…
でもこの先を進められるのは…それでも…
きっと…これも、私のちっぽけなプライドの問題なのかもしれない


「シバ…すまない、私がもっとしっかりと理解していたらよかったんだ、シバ…
お前は私の雄なんだよな?だから…
私が動けなくなっても、お前のものを受入れて腰が立たなくなっても面倒は見てくれるよな?私は…お前に任せても大丈夫なんだよな?」

「えっ?何ですか?
ちょっと待ってくださいね!今知らないおっさん達の名前と顔を思い出してるから、これならだいぶ小さくなりそうなんで…
あぁ!ちょっとやめて、なんで締めるの?また大きくなっちゃうから!ちょっと、動かないでくださいよ」

「少し…腹がたったからだよ、何を愛し合ってる最中に、知らないおっさん達のことを考えてるんだ?私の話を聞いていなかったのか?」


腰を小さく揺らして、中のシバを意識するように締めていけばゾクリとした感覚が走る。
口を尖らせて拗ねたような顔をすれば、シバはアワアワと手をバタつかせている。
その必死な様子に口元が緩んでいってしまう

大丈夫だ…きっと、シバにならまかせても大丈夫…
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