夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

文字の大きさ
上 下
821 / 1,164
29.二人の時間が動き出す

817.大事なこと 18 (sideバスター)

しおりを挟む
「俺はバスターさんにそんな痛い思いはしてほしくない…本当に気持ちよくなって欲しい…」


耳も目もそんなに垂らして、辛そうな顔をされては…申し訳なくなってくる。
たぶん私には後ろで快感を感じられる才能がないのだろう、シバがこんなに丁寧に大事に扱ったくれても私はきっと気持ちよくはなれないのだから


シバが用意してくれたローションに塗れた指で、蕾をなぞるようにクルクルっとマッサージしてくる。
この感覚はくすぐったいような、気持ちいいように感じるのに…中に入ると駄目なようだ…

体が知らずに固くなりそうなのを、意志の力でなんとか抑えていれば
シバが思い詰めた表情で唇を重ねてくる。
それに縋るように受け入れれば、自然と体の力が抜けていく…どうやら私はシバとのキスが存分に気に入っているらしい…

それでも中に指が入ってくれば異物感に体が固くなる、動かされれば背中に走る悪寒に鳥肌がとまらない
それでもシバの甘いキスに縋っていれば頭がぼぅっとしてくる。

指を増やされれば異物感も酷くなり、思わず耐えられずに出た声がシバの口の中でくぐもって漏れてくる。
シバの手が私の乳首に触れて、クニクニと摘んだり潰したりとイタズラに刺激してくる。
胸のジンジンとした快感が、酷くなった異物感を紛らわせてくれる。



クチュリクチュリと艶めかしい湿った音が部屋に響いている。
今はもう三本の指が私の中に入ってバラバラに動かされながら、私の無駄にでかいものがをシバの大きな口で吸われて舐められている。

もう膝裏を掴んでいることができずに、足をカエルのように開かされて中に三本の指で探られながら前の刺激に腰をくねらせている姿はシバにはどう映るのか酷く心配になってしまう

中を探られる不快感は口で吸われる快感に薄れて、ただ括約筋が伸ばされるツンとした痛みがときおり感じる。
これくらいの痛みなどなんということもない


「バスターさん…すいません、見つけられない…バスターさんの気持ちいいところを、俺は見つけられない
ごめんなさい、俺が雄なのに…バスターさんを気持ちよくできなくて…俺っ」


泣きそうな声でシバが私を見下ろしながら謝ってくる。
今にも零れ落ちそうなほどうるうると揺れているが黒い瞳は、いつものように可愛らしく
どこかいつも笑ってるように見える口角があがっている口元は、今は辛そうに尖らせて引き締められている。

腕を伸ばしてシバの耳の後ろから首にかけてなで下ろせば、弾力のあるモフモフの毛の感触が大変に気持ちよくて私の気持ち高揚させていく


「気にしなくていいんだよ、私達は今日が初めてじゃないか…、少しずつすり合わせてわかり合っていけばいいだろう?
それよりも、私は今からシバの雌になれるんだろう?ココにシバのモノを入れて一つになれるのだろう?
こんな幸せな瞬間に、なんて辛気臭い顔をしてるんだ、ほらっココが…ずっとお預けをくらって可哀想だろう?」


私の煽る言葉に、目を丸くしてごくりっと喉が大きく鳴っていった。そうだよ…それでいい…
上手にできなくても、気持ちよくなれなくても、そんなこと二の次だから、今から一つになれるということが一番大切なことなのだから…
しおりを挟む
感想 237

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

美形な幼馴染のヤンデレ過ぎる執着愛

月夜の晩に
BL
愛が過ぎてヤンデレになった攻めくんの話。 ※ホラーです

言い逃げしたら5年後捕まった件について。

なるせ
BL
 「ずっと、好きだよ。」 …長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。 もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。 ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。  そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…  なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!? ーーーーー 美形×平凡っていいですよね、、、、

学園の卒業パーティーで卒業生全員の筆下ろしを終わらせるまで帰れない保険医

ミクリ21
BL
学園の卒業パーティーで、卒業生達の筆下ろしをすることになった保険医の話。 筆下ろしが終わるまで、保険医は帰れません。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

5人の幼馴染と俺

まいど
BL
目を覚ますと軟禁されていた。5人のヤンデレに囲われる平凡の話。一番病んでいるのは誰なのか。

処理中です...