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27.強くなるよ
718.バスターです (sideバスター)
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俺はずっと冒険者としてやってきた。ここの所長の話が来たときは、もう冒険者としては求められてないのかっと軽いショックを受けるほどに
確かに最近は俺のチームは目ぼしい発見はしていない。
ギルド『食の暁』としては、新しい食材発見が第一の目標なか掲げているギルドだが、しかしレア品のモンスターの納品数も十分すぎるほど行っているのに……
っとショックを受けながら社長室へと向かえば
「貴方の後続を育てる力を見込んでの辞令です。
貴方のチームから輩出した人物は皆、素晴らしく秀でているんですよ!
強さはもちろんですが、人柄や生活態度なども模範的な者が多い
今回の訓練施設は副所長のアキラさんの研究施設も兼ねています。
彼のことはご存知ですか?」
「えぇ…、会社の中の噂と社内報の情報程度ですが……」
アキラという若い研究者が役員扱いで入ってから、確かに我が社の株価や利益は鰻登りに上がってきている。
しかしかなりいい噂から悪い噂まである人物だ…
それに確か、週刊誌では……
「彼が来てからの我が社の飛躍はご存知ですよね?
彼はかなりの固い頭の持ち主でね、冒険者でも必ず規律を求めるでしょうし、はっきり言えば法を犯すことを極端に嫌います。
そのため、貴方のような指導者が必要なのですよ
そして、彼の見た目や能力から冒険者受けは悪いでしょうから…
貴方にはしっかりと冒険者からの反発を抑えて、彼を守って頂きたい!」
つまり有能な人物だが、性格は堅ぶつでひ弱なのだろう…そしてやはり週刊誌の記事通りに社長の恋人で、その人物を守ることを求められると
名目上は私が所長だが、実質は彼がトップの施設というわけか……
「もちろんこれまで以上の給与になりますし、一年たてば役員としての席も用意します。
もちろん他の人事には貴方の意見も反映させていただきます。
もう一人指導者のまとめ役としての副所長も貴方に選んで頂く予定ですし、指導者の選別もお願いします。
冒険者のカリキュラムから指導内容まで、全て貴方にお任せしますので!
もちろん、訓練施設への入所者の選別もです。」
なるほどね、確かに破格の条件だ…だが役割としてはクソだな!
要は社長の恋人の御守りをやらされて、その恋人の研究の治験にされる冒険者の管理施設の責任者をやらされると、虫唾が走るよ…
しかし俺が断れば他の冒険者がこの役割をやらされるだろうし、何より俺には魅力的な条件が付いている。
「わかりました。お引き受けいたします。条件は申し分ないくらいに素晴らしいですね
細かい条件などは後で擦り合せをお願いできますか?」
「もちろんです。貴方が引き受けていただけてよかった……
後日アキラさんとの顔合わせもお願いします。あの人も貴方なら気に入ると思いますが…
ただ…気をつけてくださいね?あの人には絶対にハマらないでくださいね?」
はっ?社長は何を言いだしたんだ?
自分の恋人に手を出すなっという牽制のつもりか?
このマサト社長はかなりの優秀な人物だと聞いているし、以前大きなダンジョンの攻略した際は同じ冒険者としても一目置く程に強かったと思ったが……
情けない!一回りは若い恋人に骨抜きにされて、いいように扱われているのか?
「大丈夫ですよ…私はもうそちら関係は枯れてますからね
はは…情けない、それでは失礼いたします。」
このとき即座に話を断らなかったことを、心底後悔することになるなんて………
確かに最近は俺のチームは目ぼしい発見はしていない。
ギルド『食の暁』としては、新しい食材発見が第一の目標なか掲げているギルドだが、しかしレア品のモンスターの納品数も十分すぎるほど行っているのに……
っとショックを受けながら社長室へと向かえば
「貴方の後続を育てる力を見込んでの辞令です。
貴方のチームから輩出した人物は皆、素晴らしく秀でているんですよ!
強さはもちろんですが、人柄や生活態度なども模範的な者が多い
今回の訓練施設は副所長のアキラさんの研究施設も兼ねています。
彼のことはご存知ですか?」
「えぇ…、会社の中の噂と社内報の情報程度ですが……」
アキラという若い研究者が役員扱いで入ってから、確かに我が社の株価や利益は鰻登りに上がってきている。
しかしかなりいい噂から悪い噂まである人物だ…
それに確か、週刊誌では……
「彼が来てからの我が社の飛躍はご存知ですよね?
彼はかなりの固い頭の持ち主でね、冒険者でも必ず規律を求めるでしょうし、はっきり言えば法を犯すことを極端に嫌います。
そのため、貴方のような指導者が必要なのですよ
そして、彼の見た目や能力から冒険者受けは悪いでしょうから…
貴方にはしっかりと冒険者からの反発を抑えて、彼を守って頂きたい!」
つまり有能な人物だが、性格は堅ぶつでひ弱なのだろう…そしてやはり週刊誌の記事通りに社長の恋人で、その人物を守ることを求められると
名目上は私が所長だが、実質は彼がトップの施設というわけか……
「もちろんこれまで以上の給与になりますし、一年たてば役員としての席も用意します。
もちろん他の人事には貴方の意見も反映させていただきます。
もう一人指導者のまとめ役としての副所長も貴方に選んで頂く予定ですし、指導者の選別もお願いします。
冒険者のカリキュラムから指導内容まで、全て貴方にお任せしますので!
もちろん、訓練施設への入所者の選別もです。」
なるほどね、確かに破格の条件だ…だが役割としてはクソだな!
要は社長の恋人の御守りをやらされて、その恋人の研究の治験にされる冒険者の管理施設の責任者をやらされると、虫唾が走るよ…
しかし俺が断れば他の冒険者がこの役割をやらされるだろうし、何より俺には魅力的な条件が付いている。
「わかりました。お引き受けいたします。条件は申し分ないくらいに素晴らしいですね
細かい条件などは後で擦り合せをお願いできますか?」
「もちろんです。貴方が引き受けていただけてよかった……
後日アキラさんとの顔合わせもお願いします。あの人も貴方なら気に入ると思いますが…
ただ…気をつけてくださいね?あの人には絶対にハマらないでくださいね?」
はっ?社長は何を言いだしたんだ?
自分の恋人に手を出すなっという牽制のつもりか?
このマサト社長はかなりの優秀な人物だと聞いているし、以前大きなダンジョンの攻略した際は同じ冒険者としても一目置く程に強かったと思ったが……
情けない!一回りは若い恋人に骨抜きにされて、いいように扱われているのか?
「大丈夫ですよ…私はもうそちら関係は枯れてますからね
はは…情けない、それでは失礼いたします。」
このとき即座に話を断らなかったことを、心底後悔することになるなんて………
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