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26.そして共に
682.君がのが一番好き
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番になる儀式的なものがあるらしい
一つに繋がった状態で項に噛み付のだそうだが…
それってジョンは僕に何回もやってない?最初に一つになったときから、僕の首元に噛み跡残しまくってない?
「つまり、あの行動は…ずっと疑似で番にしてた行動で
それを僕達は捕食行動って勘違いしてたんだね…
はぁ…牙狼が一夫一妻制だとは知っていたけど、そんな未熟な個体の誤認行動は知らなかったよ、僕もまだまだだなぁ~」
「うん、あの…アキラがよかったらなんだけど……」
ジョンが言いにくそうに耳を垂らしたまま、上目遣いでチラチラっと見てくる。今から言いたいこともだいたいわかるけど
「ふふっ、何?
ジョン、何でも言ってよ…僕は今最高に幸せな気分なんだよ?だってジョンにプロポーズされたんだから、天にも昇るくらいご機嫌だよ?」
「あの…、今日その番の儀式をやっていいかな?
何回もやってるけど、認識してはやってないし
それに…番ったときの噛み跡はポーションとかで消したら駄目なんだって
だから僕っ…今日、アキラときちんと番たいんだよ」
ジョンの頬に手を添えて、しっかりと僕と目を合わさせれば
フワリっと嬉しそうに目が垂れていく
僕の応えなんか聞かなくてもわかるでしょ?
そんな意志を乗せた唇を、ジョンのまだ震えている唇に重ねていった。
バタバタと準備を始めたジョンを横目に、いつものソファに座ってミネラルウォーターを飲んでいく。
番かぁ…要は結婚ってことだよね?
結婚…僕が結婚………ふわぁ!!!
なんか急に思いっきり手足をバタバタしたい衝動にかられるほど、照れなのかなんなのか、よくわからない気持ちが湧き上がる。
とりあえず、両手で顔を覆ってプルプル震えながらその衝動を抑え込んだ
やばい、なんだろう…とりあえず顔がニヤけてしかたがない
絶対にジョンには見せちゃいけない顔になってると思う………
「ねぇ、アキラ?」
「ふぁい!!えっ?何?なんかあった?」
急に話しかけられてびっくりしてしまった。
物凄く間の抜けた返事をしてしまって、気まずい
ジョンがびっくりした僕にびっくりしてるし…
「いやっ…あの晩御飯はどうしようかな?って
本当はレストラン予約してたんだけど…僕があんなになっちゃったから、キャンセルしといていいかな?」
「えっ?あぁ…じゃあ僕の好きなうどんにしてよ、とろろ昆布いっぱい入れてね、ふふっ楽しみだなぁ」
ジョンが微妙な顔をして、小首を傾げている。うどんは気分じゃなかったかな?
「ん~うどんでいいの?
もっと格好いい晩御飯とかじゃなくていいの?
うどんは…さすがに…普通すぎない?」
「ははっ…でも僕はジョンのうどんが一番好きなんだよ、どんなご飯より好きだよ」
僕の言葉に可愛いお目々クリクリになっていく。口元がムズムズ動いているから、嬉しいのかな?
「でも……お昼はシノダ教授のご飯が一番上手だって言ってたよ?」
「上手さから言ったら、ロンさんが一番だよ、あの人は本当に本格的に作るし、凝り性なんだろうね
でも好きなのはジョンのうどんが一番!
汁は薄味で麺は柔らかめに僕好みに全部してくれるじゃない?
だから大好きなんだ」
「わかった!今日はうどんにするね?いっぱい食べてね!!」
めちゃくちゃご機嫌で台所に向かって行った。お昼のアレ…結構引きずっていたんだな!
一つに繋がった状態で項に噛み付のだそうだが…
それってジョンは僕に何回もやってない?最初に一つになったときから、僕の首元に噛み跡残しまくってない?
「つまり、あの行動は…ずっと疑似で番にしてた行動で
それを僕達は捕食行動って勘違いしてたんだね…
はぁ…牙狼が一夫一妻制だとは知っていたけど、そんな未熟な個体の誤認行動は知らなかったよ、僕もまだまだだなぁ~」
「うん、あの…アキラがよかったらなんだけど……」
ジョンが言いにくそうに耳を垂らしたまま、上目遣いでチラチラっと見てくる。今から言いたいこともだいたいわかるけど
「ふふっ、何?
ジョン、何でも言ってよ…僕は今最高に幸せな気分なんだよ?だってジョンにプロポーズされたんだから、天にも昇るくらいご機嫌だよ?」
「あの…、今日その番の儀式をやっていいかな?
何回もやってるけど、認識してはやってないし
それに…番ったときの噛み跡はポーションとかで消したら駄目なんだって
だから僕っ…今日、アキラときちんと番たいんだよ」
ジョンの頬に手を添えて、しっかりと僕と目を合わさせれば
フワリっと嬉しそうに目が垂れていく
僕の応えなんか聞かなくてもわかるでしょ?
そんな意志を乗せた唇を、ジョンのまだ震えている唇に重ねていった。
バタバタと準備を始めたジョンを横目に、いつものソファに座ってミネラルウォーターを飲んでいく。
番かぁ…要は結婚ってことだよね?
結婚…僕が結婚………ふわぁ!!!
なんか急に思いっきり手足をバタバタしたい衝動にかられるほど、照れなのかなんなのか、よくわからない気持ちが湧き上がる。
とりあえず、両手で顔を覆ってプルプル震えながらその衝動を抑え込んだ
やばい、なんだろう…とりあえず顔がニヤけてしかたがない
絶対にジョンには見せちゃいけない顔になってると思う………
「ねぇ、アキラ?」
「ふぁい!!えっ?何?なんかあった?」
急に話しかけられてびっくりしてしまった。
物凄く間の抜けた返事をしてしまって、気まずい
ジョンがびっくりした僕にびっくりしてるし…
「いやっ…あの晩御飯はどうしようかな?って
本当はレストラン予約してたんだけど…僕があんなになっちゃったから、キャンセルしといていいかな?」
「えっ?あぁ…じゃあ僕の好きなうどんにしてよ、とろろ昆布いっぱい入れてね、ふふっ楽しみだなぁ」
ジョンが微妙な顔をして、小首を傾げている。うどんは気分じゃなかったかな?
「ん~うどんでいいの?
もっと格好いい晩御飯とかじゃなくていいの?
うどんは…さすがに…普通すぎない?」
「ははっ…でも僕はジョンのうどんが一番好きなんだよ、どんなご飯より好きだよ」
僕の言葉に可愛いお目々クリクリになっていく。口元がムズムズ動いているから、嬉しいのかな?
「でも……お昼はシノダ教授のご飯が一番上手だって言ってたよ?」
「上手さから言ったら、ロンさんが一番だよ、あの人は本当に本格的に作るし、凝り性なんだろうね
でも好きなのはジョンのうどんが一番!
汁は薄味で麺は柔らかめに僕好みに全部してくれるじゃない?
だから大好きなんだ」
「わかった!今日はうどんにするね?いっぱい食べてね!!」
めちゃくちゃご機嫌で台所に向かって行った。お昼のアレ…結構引きずっていたんだな!
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