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25.怯える君
657.続、エルフの正しい使い方
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ガンッ!
「いい加減にしろよ?カズマ……いい?今後一切、ジョンに触るな!
今度触ったら、本気で焼却処分するからね?わかった!!」
「ふわぁぁい!はぁぁ……最高ぅぅ……」
うわぁぁ……アキラが引き倒したカズマさんの顔面を土足で踏んでるし!
そして恍惚とした顔でカズマさんは踏まれながらアキラを見上げているし……
その様子にアキラがイライラして、更にげしげしっと踏みつければ
「ハッ!アッ!ファ!アアァ!」
踏まれて、喘いでるし……
うわぁ……本当に玄関マット希望な方だったんだなぁ…
「うわぁ…アキラさんがあんな怒り方してるの初めて見たし
あのエルフめちゃ恍惚としてるし……気持ち悪っ」
マサトさん、同意しかありません!でもまだ体調もよくないし、寝不足なのにあんまり激しい運動するのもよくないから…
背中から優しく抱きしめて、耳元で唇をあてて
「アキラ…ありがとう、僕はもう大丈夫だから、ねっ?落ち着いて…
まだ激しい運動はよくないからね?」
僕の言葉に踏みつけた足をグリグリしていたのをやめて、ソファにめちゃくちゃ不機嫌な顔で座ってくれた。
まだ肩で息してるから…横に座って背中を撫でてあげているとちょっとずつ上がっていた息も落ちついてきた。
カズマさんはアキラのソファの横で、めちゃ爛々っとした目といい笑顔で正座して待ってるし
何?地べた正座があなたの基本の待ちスタイルなの?
「はぁ…、とりあえずジョンや僕とは二人きりにはならないで!
あと必要以上には触ってこないで!
ポーション作りの助手はしてもらうけど…
僕は前みたいには作れないからね?期待はあまりしないでね?
もし嫌になったら、やめてもらっても…」
「嫌になんてならないよ!アキラのポーションならなんでもいい……
お前のその細い綺麗な指先が踊ってるみたいに作る姿が見たいんだ
細やかで優美で可憐な姿を見て、そのポーションに触れられるだけで幸せなんだよ!
お前のポーションだからいいんだよ…他のとは違うんだ、アキラが特別なんだよ!」
さっきまで恍惚と踏まれていた玄関マットとは思えないほどの真剣な目で
カズマさんはアキラさんを見据える。
アキラは嬉しそうな、でもちょっと照れた表情になっていく。
「そっか……なら、手伝ってくれると嬉しいな、また一緒に僕達のポーションを作ろう
お前がいたら、なんでもできる気がするよ…」
はにかむように最高に可愛い笑顔がカズマさんに向けられるのは、やっぱり嫉妬心が生まれてしまうけど
それでも、アキラが嬉しそうなら僕もすごく嬉しかった。
「さてと、まとまるところにまとまったし!
あと三ヶ月もしたら訓練施設がオープンじゃからな?
それまでに、できるだけアキラ君は体調をもどしておくれ
カズマ君はこれからわしの家で行儀見習い兼下宿じゃ!
お前さんとこの、前学園長とやらにもあってみたいしな!」
「えっ?そんな感じになってるのか……あぁ、ならちょっと、マサトさん、ちょっと話があります。
これはチャンスかもしれない!いい駒が手に入ってました!!」
ものすごく悪い顔をして、アキラがマサトさんと小さな声で打ち合わせをしている。
絶対に仕事の話だな…
「すいません、仕事ができましたので先に失礼させていただきます。
アキラさんも早く元気になって、この話を進めましょうね!
カズマ君も、しっかりとおじいちゃんの家でやるんだよ!谷口、とりあえず各所の調整と…」
マサトさんがウッキウキで退室していった。あからさまに嫌っていたカズマさんにまで声かけてたし…さてと僕たちは……
「とりあえず、変な運動して疲れちゃっただろうから帰ろっか?
アキラ、おうちでゆっくりしようね?」
僕が話しかければ、嬉しそうにすぐに立ち上がってくれた。
あとは……残る問題は!
「いい加減にしろよ?カズマ……いい?今後一切、ジョンに触るな!
今度触ったら、本気で焼却処分するからね?わかった!!」
「ふわぁぁい!はぁぁ……最高ぅぅ……」
うわぁぁ……アキラが引き倒したカズマさんの顔面を土足で踏んでるし!
そして恍惚とした顔でカズマさんは踏まれながらアキラを見上げているし……
その様子にアキラがイライラして、更にげしげしっと踏みつければ
「ハッ!アッ!ファ!アアァ!」
踏まれて、喘いでるし……
うわぁ……本当に玄関マット希望な方だったんだなぁ…
「うわぁ…アキラさんがあんな怒り方してるの初めて見たし
あのエルフめちゃ恍惚としてるし……気持ち悪っ」
マサトさん、同意しかありません!でもまだ体調もよくないし、寝不足なのにあんまり激しい運動するのもよくないから…
背中から優しく抱きしめて、耳元で唇をあてて
「アキラ…ありがとう、僕はもう大丈夫だから、ねっ?落ち着いて…
まだ激しい運動はよくないからね?」
僕の言葉に踏みつけた足をグリグリしていたのをやめて、ソファにめちゃくちゃ不機嫌な顔で座ってくれた。
まだ肩で息してるから…横に座って背中を撫でてあげているとちょっとずつ上がっていた息も落ちついてきた。
カズマさんはアキラのソファの横で、めちゃ爛々っとした目といい笑顔で正座して待ってるし
何?地べた正座があなたの基本の待ちスタイルなの?
「はぁ…、とりあえずジョンや僕とは二人きりにはならないで!
あと必要以上には触ってこないで!
ポーション作りの助手はしてもらうけど…
僕は前みたいには作れないからね?期待はあまりしないでね?
もし嫌になったら、やめてもらっても…」
「嫌になんてならないよ!アキラのポーションならなんでもいい……
お前のその細い綺麗な指先が踊ってるみたいに作る姿が見たいんだ
細やかで優美で可憐な姿を見て、そのポーションに触れられるだけで幸せなんだよ!
お前のポーションだからいいんだよ…他のとは違うんだ、アキラが特別なんだよ!」
さっきまで恍惚と踏まれていた玄関マットとは思えないほどの真剣な目で
カズマさんはアキラさんを見据える。
アキラは嬉しそうな、でもちょっと照れた表情になっていく。
「そっか……なら、手伝ってくれると嬉しいな、また一緒に僕達のポーションを作ろう
お前がいたら、なんでもできる気がするよ…」
はにかむように最高に可愛い笑顔がカズマさんに向けられるのは、やっぱり嫉妬心が生まれてしまうけど
それでも、アキラが嬉しそうなら僕もすごく嬉しかった。
「さてと、まとまるところにまとまったし!
あと三ヶ月もしたら訓練施設がオープンじゃからな?
それまでに、できるだけアキラ君は体調をもどしておくれ
カズマ君はこれからわしの家で行儀見習い兼下宿じゃ!
お前さんとこの、前学園長とやらにもあってみたいしな!」
「えっ?そんな感じになってるのか……あぁ、ならちょっと、マサトさん、ちょっと話があります。
これはチャンスかもしれない!いい駒が手に入ってました!!」
ものすごく悪い顔をして、アキラがマサトさんと小さな声で打ち合わせをしている。
絶対に仕事の話だな…
「すいません、仕事ができましたので先に失礼させていただきます。
アキラさんも早く元気になって、この話を進めましょうね!
カズマ君も、しっかりとおじいちゃんの家でやるんだよ!谷口、とりあえず各所の調整と…」
マサトさんがウッキウキで退室していった。あからさまに嫌っていたカズマさんにまで声かけてたし…さてと僕たちは……
「とりあえず、変な運動して疲れちゃっただろうから帰ろっか?
アキラ、おうちでゆっくりしようね?」
僕が話しかければ、嬉しそうにすぐに立ち上がってくれた。
あとは……残る問題は!
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