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23.逃げる君
606.序章
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アキラ君がふらりっと音もなく立ち上がると、ゆっくりと階段をあがってくる。
お前さんは……本当になんちゅう顔をしとんるじゃ?
眉間にひどくシワが寄って、今にも瞳から涙が零れ落ちそうに潤んでいる
口は必死に噛み締められて…
明らかに泣くのを我慢している顔だ
「どうしたの?アキラ君?
何かあった?
なんでそんな顔……何?どうしたの?
俺に教えてよ…」
ジーザスがアキラ君の顔を見ると弾かれるように駆け寄って、頬に手をあてて慰めるように話しかける。
……くっ……手の早いやつじゃな!
「違うんです…すいません
ちょっと僕たぶん……普段より魔力が多い状態だから、気持ちがなんだか不安定で……
心配かけて、すいません…」
アキラ君の言葉に少し安心した。
なるほど、普段より感情的になりやすいんのか…
エルフと戦って興奮状態なのかの?
それならばとりあえず、アキラ君はジーザスにまかせて
ワシはエルフの下に降りていくと、完全に気を失っている。
首から下は焼き爛れて、腕も足もありえない方向に曲がっている
全身やけどに全身骨折かの?
まぁエルフじゃから、そうそう死にはしないじゃろうが……かなりアキラ君もエグいことをするのう
完全にキレとったもんなぁ
とりあえず、放っておいても逃げれはしないっと判断してアキラ君に目をやれば
ジーザスはアキラ君に寄り添うように、一緒に昇っていく
どうやらジョン君の部屋へ向かっているらしい
あの子は……大丈夫じゃよな?
何故か言い知れない不安に駆られるが、それが何がわからない
不安の要素は目の前で気を失っているし、もうジョン君の危機は去ったと言ってもいいはずなのに……
そのときすぐに動かなかった自分を引っ叩いてやりたいほど、後悔することになろうとは思わなかった。
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
独自設定の闇魔法
洗脳
一時的にまったくの間違った事実でも植え付けられる魔法
被術者が少しでもその事実に違和感を感じればすぐに解けてしまう
嘘の事実の自由度 高 持続度 低
魔法の制限 超低
暗示
間違った事実を植え付けて、術師が魔力を供給し続けるかぎり、被術者はその事実が正しいと思い込む
ただし、少なくとも思い込めるだけの事実でなければ効果は発揮されない
嘘の事実の自由度 中 持続度 中
魔法の制限 中
記憶操作
全くの間違った事実を植え付けることができて、一度この魔法にかかれば解けることはない
被術者が自分自身を嫌悪し、変えてしまいたい、消えてしまいたいっと強く思っていなくては成功しない
嘘の事実の自由度 高 持続度 高
魔法の制限 超高
独自設定の闇魔法の説明を入れさせていただきました。
なかなか文章で表現できている自信がなくて…
補足的ですいません
前回の章はかなり痛々しいし、かなり暴力シーン多めになってしまいました。
この章からは暴力は少なめでいきます。少しアキラをいじめ過ぎたかな?っと反省中です。
よろしければ、感想いただけると嬉しいです。
もっとイジメてほしい!っとか、ジョンもイジメてほしい!っとか、いただけると喜んでせっせと更新しちゃいます。
お待ちしています。
お前さんは……本当になんちゅう顔をしとんるじゃ?
眉間にひどくシワが寄って、今にも瞳から涙が零れ落ちそうに潤んでいる
口は必死に噛み締められて…
明らかに泣くのを我慢している顔だ
「どうしたの?アキラ君?
何かあった?
なんでそんな顔……何?どうしたの?
俺に教えてよ…」
ジーザスがアキラ君の顔を見ると弾かれるように駆け寄って、頬に手をあてて慰めるように話しかける。
……くっ……手の早いやつじゃな!
「違うんです…すいません
ちょっと僕たぶん……普段より魔力が多い状態だから、気持ちがなんだか不安定で……
心配かけて、すいません…」
アキラ君の言葉に少し安心した。
なるほど、普段より感情的になりやすいんのか…
エルフと戦って興奮状態なのかの?
それならばとりあえず、アキラ君はジーザスにまかせて
ワシはエルフの下に降りていくと、完全に気を失っている。
首から下は焼き爛れて、腕も足もありえない方向に曲がっている
全身やけどに全身骨折かの?
まぁエルフじゃから、そうそう死にはしないじゃろうが……かなりアキラ君もエグいことをするのう
完全にキレとったもんなぁ
とりあえず、放っておいても逃げれはしないっと判断してアキラ君に目をやれば
ジーザスはアキラ君に寄り添うように、一緒に昇っていく
どうやらジョン君の部屋へ向かっているらしい
あの子は……大丈夫じゃよな?
何故か言い知れない不安に駆られるが、それが何がわからない
不安の要素は目の前で気を失っているし、もうジョン君の危機は去ったと言ってもいいはずなのに……
そのときすぐに動かなかった自分を引っ叩いてやりたいほど、後悔することになろうとは思わなかった。
≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈≈
独自設定の闇魔法
洗脳
一時的にまったくの間違った事実でも植え付けられる魔法
被術者が少しでもその事実に違和感を感じればすぐに解けてしまう
嘘の事実の自由度 高 持続度 低
魔法の制限 超低
暗示
間違った事実を植え付けて、術師が魔力を供給し続けるかぎり、被術者はその事実が正しいと思い込む
ただし、少なくとも思い込めるだけの事実でなければ効果は発揮されない
嘘の事実の自由度 中 持続度 中
魔法の制限 中
記憶操作
全くの間違った事実を植え付けることができて、一度この魔法にかかれば解けることはない
被術者が自分自身を嫌悪し、変えてしまいたい、消えてしまいたいっと強く思っていなくては成功しない
嘘の事実の自由度 高 持続度 高
魔法の制限 超高
独自設定の闇魔法の説明を入れさせていただきました。
なかなか文章で表現できている自信がなくて…
補足的ですいません
前回の章はかなり痛々しいし、かなり暴力シーン多めになってしまいました。
この章からは暴力は少なめでいきます。少しアキラをいじめ過ぎたかな?っと反省中です。
よろしければ、感想いただけると嬉しいです。
もっとイジメてほしい!っとか、ジョンもイジメてほしい!っとか、いただけると喜んでせっせと更新しちゃいます。
お待ちしています。
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