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22.阻む君
604.君は強者? (side会長)
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「まだその動き覚えてたんだね…
やっぱりアキラはそうやってポーション作ってた時がが一番に綺麗だったよ
はぁ…僕はただずっとアキラを、見ていたかったんだよ、一番側で…ただずっと……」
夢想するような、うっとりとエルフは語りだすが
アキラ君はタバコをまた一呼吸、吸うとソレを指で弾いてエルフに投げつけた。
エルフがそのタバコを避ける間もなく、アキラ君はエルフの足元に屈み首を鷲掴みにしていた。
バンッ!エルフがとっさにアキラ君を払い除けて、アキラ君の体が弾き飛んだ。
「ふふっ……お前は僕がポーション作るの見るの好きだったもんね?
この動きしたら絶対に生で見に来るって思ってたよ?」
「今の動き、早さを増すポーションだね
怪我も痛くなさそうだ…痛み消してるね、ドーピングし過ぎじゃない?
アキラにはありえない動きだったよ…大丈夫なの?神経断裂するよ?
ドーピング切れたら、怪我の痛みと合わさって発狂モノだよ?」
アキラ君が吹き飛ばされて、尻もち付いた体制のままパチンっと指を鳴らして、クスクスっと笑い出す。
アキラ君等とワシ等の空間を遮断されるのを感じる。
「ははっ……すごいな、これって百年牢獄だ……魔王種すら封印する結界を無演唱って
ギルマス、アキラ君って…本当にヤバい子ですよ。
それにしても、あのエルフの魔力量も半端ないな…」
ジーザスが酷く驚愕しながら魔法の解説してくれる。
そんな結界を張るほどの魔力はいったいどこから…
「ロンさん…今コイツの魔力ってどれくらいまで吸えました?
この結界を張れるくらいだから、結構吸えたんじゃないかな?
吸える量が格段にあがってるな…前はカズマの全魔力の十分の一くらいがやっとだったけど」
「アキラ君、三分の一くらいは吸えてるよ!
あと二回で空っぽにしてやれるね…
無理はしないでね!その結界を張ったなら、もう逃げられることはないだろう?」
なるほど、あの一瞬でエルフから吸い取ったのか…
アキラ君がヒラヒラと手を振って曖昧な返事をすれば、エルフは苦々しい顔で舌打ちをする。
どうやら分はアキラにあるらしい
アキラ君がニヤリっと明らかな強者の笑みを作っている。
エルフは深く息を吸うと、ブツブツと演唱を始めた。
「はっ…まだ演唱しないといけないの?
せめて短縮演唱くらい覚えなよ…
しかもそれ、本当にカズマは魔法のセンスないなぁ…、ホラッ」
アキラ君がバカに仕切ったように指先で何かを弾くようにすれば
バァン!!!
結界内から破裂音がして、内部が一面真っ白に包まれていった。
すぐに白い霧のようなものは晴れていくが…
「あのエルフが放ったのは演唱からすると、たぶん大紅蓮です。
炎系魔法の最高峰クラスの技ですよ
なかなかお目にかかれないような大技だ…
それをアキラ君め……ウォーターボールを放って水蒸気爆発を起こさせたんですよ。
本当に絶妙なタイミングで放たないと無理ですからね?
それこそちょっとでも遅ければ容赦ない火力で蒸発しちまうし、早ければ爆発しない
目の前で、爆発させられたからあのエルフは堪ったもんじゃないだろうな…
あのエルフがセンスが悪いんじゃなくて、アキラ君が異常なんですからね!
まったく、こんな戦い方は初めて見ましたよ…
そしてアキラ君はしっかりと、この霧を使って、二回目も頂いてますよ…魔力をね」
そこに立っているのは顔や腕に赤く火傷ができて、所々皮がズルリと捲れた痛々しいエルフに、ヘラリっと笑って新しいタバコに火を着けて余裕そうに吸っているアキラ君だった。
「はぁ…ねぇ?僕とカズマの魔力量は今は一緒だよ、どうするの?何か隠し玉とかあるの?
ないなら…もう、終わりにしちゃうよ?」
エルフは歯を食いしばりカタカタと震えて、瞳孔が開いているようだ…
あぁ…あの状態のヤカラで勝てたヤツは見たことがないわい。
やっぱりアキラはそうやってポーション作ってた時がが一番に綺麗だったよ
はぁ…僕はただずっとアキラを、見ていたかったんだよ、一番側で…ただずっと……」
夢想するような、うっとりとエルフは語りだすが
アキラ君はタバコをまた一呼吸、吸うとソレを指で弾いてエルフに投げつけた。
エルフがそのタバコを避ける間もなく、アキラ君はエルフの足元に屈み首を鷲掴みにしていた。
バンッ!エルフがとっさにアキラ君を払い除けて、アキラ君の体が弾き飛んだ。
「ふふっ……お前は僕がポーション作るの見るの好きだったもんね?
この動きしたら絶対に生で見に来るって思ってたよ?」
「今の動き、早さを増すポーションだね
怪我も痛くなさそうだ…痛み消してるね、ドーピングし過ぎじゃない?
アキラにはありえない動きだったよ…大丈夫なの?神経断裂するよ?
ドーピング切れたら、怪我の痛みと合わさって発狂モノだよ?」
アキラ君が吹き飛ばされて、尻もち付いた体制のままパチンっと指を鳴らして、クスクスっと笑い出す。
アキラ君等とワシ等の空間を遮断されるのを感じる。
「ははっ……すごいな、これって百年牢獄だ……魔王種すら封印する結界を無演唱って
ギルマス、アキラ君って…本当にヤバい子ですよ。
それにしても、あのエルフの魔力量も半端ないな…」
ジーザスが酷く驚愕しながら魔法の解説してくれる。
そんな結界を張るほどの魔力はいったいどこから…
「ロンさん…今コイツの魔力ってどれくらいまで吸えました?
この結界を張れるくらいだから、結構吸えたんじゃないかな?
吸える量が格段にあがってるな…前はカズマの全魔力の十分の一くらいがやっとだったけど」
「アキラ君、三分の一くらいは吸えてるよ!
あと二回で空っぽにしてやれるね…
無理はしないでね!その結界を張ったなら、もう逃げられることはないだろう?」
なるほど、あの一瞬でエルフから吸い取ったのか…
アキラ君がヒラヒラと手を振って曖昧な返事をすれば、エルフは苦々しい顔で舌打ちをする。
どうやら分はアキラにあるらしい
アキラ君がニヤリっと明らかな強者の笑みを作っている。
エルフは深く息を吸うと、ブツブツと演唱を始めた。
「はっ…まだ演唱しないといけないの?
せめて短縮演唱くらい覚えなよ…
しかもそれ、本当にカズマは魔法のセンスないなぁ…、ホラッ」
アキラ君がバカに仕切ったように指先で何かを弾くようにすれば
バァン!!!
結界内から破裂音がして、内部が一面真っ白に包まれていった。
すぐに白い霧のようなものは晴れていくが…
「あのエルフが放ったのは演唱からすると、たぶん大紅蓮です。
炎系魔法の最高峰クラスの技ですよ
なかなかお目にかかれないような大技だ…
それをアキラ君め……ウォーターボールを放って水蒸気爆発を起こさせたんですよ。
本当に絶妙なタイミングで放たないと無理ですからね?
それこそちょっとでも遅ければ容赦ない火力で蒸発しちまうし、早ければ爆発しない
目の前で、爆発させられたからあのエルフは堪ったもんじゃないだろうな…
あのエルフがセンスが悪いんじゃなくて、アキラ君が異常なんですからね!
まったく、こんな戦い方は初めて見ましたよ…
そしてアキラ君はしっかりと、この霧を使って、二回目も頂いてますよ…魔力をね」
そこに立っているのは顔や腕に赤く火傷ができて、所々皮がズルリと捲れた痛々しいエルフに、ヘラリっと笑って新しいタバコに火を着けて余裕そうに吸っているアキラ君だった。
「はぁ…ねぇ?僕とカズマの魔力量は今は一緒だよ、どうするの?何か隠し玉とかあるの?
ないなら…もう、終わりにしちゃうよ?」
エルフは歯を食いしばりカタカタと震えて、瞳孔が開いているようだ…
あぁ…あの状態のヤカラで勝てたヤツは見たことがないわい。
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