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21.進む僕
584.先生に聞きました
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もうその日はとても致すなんて雰囲気でもないし、縋るようにくっついてくるアキラを抱き締めてベッドで眠るしかできなかった。
次の日になったら、アキラはいつも通りのアキラで、ほっとしたけど…
でもあのアキラはたぶん必死に取り繕ってるのがわかるから
僕は僕のできることをしようって思ったんだ!
「でっ?なんでそれが僕への相談なのかな?
まぁ…頼られるのはやぶさかではないけどね?
ん~話を聞いてると、意思に関係なく奪ってくとなると、闇魔法での洗脳かな?あとはたぶんないだろうけど…記憶操作とか?
そんなにアキラ君が怯えてるってなると…なんだろうなぁ
僕は一応魔法は使えるけど、アキラ君に比べたら魔法の知識なんて足元にも及ばないからね?
あと…ジョン君…何を掛けられてるの?
何それ?呪いか?それにしちゃ弱い…」
「えっ?呪いなの?
アキラは僕がもしものときのためのお守りだって
特に何も自覚症状ないんだけど…
なんか貴重なインクを使って魔法をかけてくれたんだけど…」
「うぇ…まさかインクって……それって魔法陣で書いてるの?
ハハっ本当にすごいな、アキラ君の知識って…あれはもうかなり前に廃れた方法だよ?
確かに魔法陣ならアキラ君も扱えれるけど…そりゃ貴重なインクだろうさ……」
シノダ教授が顔を引き攣らせて笑っている。
アキラの使った方法ってそんなに特殊な方法っだったのかな?
僕の様子をじっと見ている。たぶんシノダ教授のスキルの鑑定中だ
「ん~、限定条件で発動する闇魔法だね…なるほどね、大丈夫だよ
普段のジョン君なら絶対に発動しないし、本当に弱い魔法だから
たぶんアキラ君はあまり人の心を操る系の闇魔法は好きじゃないんだろうね…」
シノダ教授の言葉にちょっとだけほっとする。
アキラはあの日以来、少し眠りが浅いし僕が一人で家から出るのを極端に嫌がる
今日みたいにおじいちゃんの家に来るとかなら全然大丈夫だし、一人じゃないなら大丈夫なんだけど…
今だってアキラは会社に行っている
たぶん僕を心配しまくっているんだ…
「その洗脳ってどんな魔法なんですか?
僕とかすぐにかかっちゃう感じですか?記憶操作の方も知りたいです。」
「洗脳は間違った事実を相手に思い込ませる魔法だよ
例えばジョン君にアキラ君は敵だって洗脳したら、ジョン君の中ではそれが事実になるんだよ
ジョン君は魔法耐性がほぼゼロだからね
でも洗脳ってちょっとでも記憶と現実に綻びができると解けちゃう魔法だし…
どうしても一時的な、本当にその場しのぎの魔法でね?
奪うってのは無理なんじゃないかな?
完全に奪うなら記憶操作でジョン君の記憶を書き換えることだけど…
記憶操作は一瞬でできるような魔法じゃないからなぁ…それこそどんなに簡単なものでも、三日はかかる
ん~僕の知識じゃ、ちょっとわからないな…アキラ君に直接聞くのは……難しそうだね?」
僕の困った顔を見て、シノダ教授が察してくれた。
あんなに取り繕うように普段通りにしようとしてるのに…
外で二人だと、ずっと怯えるように僕の手を握っているんだよ?
いつもの散歩のランニングすら僕が一人で走るのを嫌がって、服を掴んで泣きそうな顔をするんだよ?
そんなアキラに聞けるわけがない…
「ん~でもそれより問題なのはいつものデータがあがってないんだけどなぁ……致してないよね?
一週間に一回は致してって言ってるよね?
なんでしてないのかな?」
あぅ!シノダ教授がお怒りだ……だってあの…雰囲気がね?致す雰囲気にならないんだよ……
次の日になったら、アキラはいつも通りのアキラで、ほっとしたけど…
でもあのアキラはたぶん必死に取り繕ってるのがわかるから
僕は僕のできることをしようって思ったんだ!
「でっ?なんでそれが僕への相談なのかな?
まぁ…頼られるのはやぶさかではないけどね?
ん~話を聞いてると、意思に関係なく奪ってくとなると、闇魔法での洗脳かな?あとはたぶんないだろうけど…記憶操作とか?
そんなにアキラ君が怯えてるってなると…なんだろうなぁ
僕は一応魔法は使えるけど、アキラ君に比べたら魔法の知識なんて足元にも及ばないからね?
あと…ジョン君…何を掛けられてるの?
何それ?呪いか?それにしちゃ弱い…」
「えっ?呪いなの?
アキラは僕がもしものときのためのお守りだって
特に何も自覚症状ないんだけど…
なんか貴重なインクを使って魔法をかけてくれたんだけど…」
「うぇ…まさかインクって……それって魔法陣で書いてるの?
ハハっ本当にすごいな、アキラ君の知識って…あれはもうかなり前に廃れた方法だよ?
確かに魔法陣ならアキラ君も扱えれるけど…そりゃ貴重なインクだろうさ……」
シノダ教授が顔を引き攣らせて笑っている。
アキラの使った方法ってそんなに特殊な方法っだったのかな?
僕の様子をじっと見ている。たぶんシノダ教授のスキルの鑑定中だ
「ん~、限定条件で発動する闇魔法だね…なるほどね、大丈夫だよ
普段のジョン君なら絶対に発動しないし、本当に弱い魔法だから
たぶんアキラ君はあまり人の心を操る系の闇魔法は好きじゃないんだろうね…」
シノダ教授の言葉にちょっとだけほっとする。
アキラはあの日以来、少し眠りが浅いし僕が一人で家から出るのを極端に嫌がる
今日みたいにおじいちゃんの家に来るとかなら全然大丈夫だし、一人じゃないなら大丈夫なんだけど…
今だってアキラは会社に行っている
たぶん僕を心配しまくっているんだ…
「その洗脳ってどんな魔法なんですか?
僕とかすぐにかかっちゃう感じですか?記憶操作の方も知りたいです。」
「洗脳は間違った事実を相手に思い込ませる魔法だよ
例えばジョン君にアキラ君は敵だって洗脳したら、ジョン君の中ではそれが事実になるんだよ
ジョン君は魔法耐性がほぼゼロだからね
でも洗脳ってちょっとでも記憶と現実に綻びができると解けちゃう魔法だし…
どうしても一時的な、本当にその場しのぎの魔法でね?
奪うってのは無理なんじゃないかな?
完全に奪うなら記憶操作でジョン君の記憶を書き換えることだけど…
記憶操作は一瞬でできるような魔法じゃないからなぁ…それこそどんなに簡単なものでも、三日はかかる
ん~僕の知識じゃ、ちょっとわからないな…アキラ君に直接聞くのは……難しそうだね?」
僕の困った顔を見て、シノダ教授が察してくれた。
あんなに取り繕うように普段通りにしようとしてるのに…
外で二人だと、ずっと怯えるように僕の手を握っているんだよ?
いつもの散歩のランニングすら僕が一人で走るのを嫌がって、服を掴んで泣きそうな顔をするんだよ?
そんなアキラに聞けるわけがない…
「ん~でもそれより問題なのはいつものデータがあがってないんだけどなぁ……致してないよね?
一週間に一回は致してって言ってるよね?
なんでしてないのかな?」
あぅ!シノダ教授がお怒りだ……だってあの…雰囲気がね?致す雰囲気にならないんだよ……
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