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20.胸のホールを埋めてください 3
524.我が春を告げる (sideシノダ教授)
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「あれは確実にアキラ君への暴力でしょう?
俺が受け止めていなければ、アキラ君は壁に激突だ!
ジョン君は力いっぱいの投げ飛ばしてた…
あのまま激突してたら肋ぐらい簡単にイッてたさ!
その前にギルマスが止めてなきゃどうなってた?
確実にアキラ君がタダじゃすまなかったろうが!
そんなジョン君の下にアキラ君は戻せませんよ!!」
思わず怒鳴った俺の言葉にギルマスが黙り込む…
どうせギルマスはあのジョン君を完全には納得させれてないんだろうさ
「もし二人きりのときにあんなジョン君になっていたらって考えなかったんですか?
俺は考えただけで、背筋が凍るよ……
あの状態は……
アキラ君…殺られてましたよ……」
俺の言葉にギルマスの息を飲む音が聞こえる
あなたは二人の仲を保つことばかりを考えていたんだろう
でも今は、それは危険すぎるんだよ!
アキラ君を失いかねないんだよ!!
大きく息を吸って、少し気持ちを落ち着かせる…
沈黙の重さからギルマスのショックが伝わってくるようだ
「ジョン君がアキラ君に危害を加えないっとわかるまで、アキラ君を戻す気はありません…アキラ君も戻る気はないみたいですよ?
昨日はジョン君に振られたって、まぁ荒れてましたよ?」
「そんな…あの子の……ジョン君への執着は……
くっ、あの子の病気はどうする気じゃ?
あの子はジョン君以外は受け入れんじゃろう?」
ギルマスが最後の抵抗とばかりに病気のことを持ち出した
そこに俺が手を打ってないとでも?
アキラ君が受け入れてくれそうで、本当によかった……
「あぁ、それなら大丈夫そうですよ?
ははっギルマス、俺に晩年の春が来そうだって言ったらどうします?」
「はっ???
おっまっっっ!年を考えんか!!?
お前はとうに還暦過ぎ取るのを忘れとるのか?」
あぁ、口元が緩むのが抑えられない…
今最高に情けないほど緩んだ顔で笑ってる気がする……
まさかギルマスにこんなことを言うことになるなんて!
「ギルマスこそ、俺がなんの種族がお忘れですか?
確かに還暦はとうに過ぎてますけどね……、俺は現役なんですよ?
とりあえずギルマスはジョン君をお願いしますね?
ジョン君のおじいちゃんなんだから
俺は晩年の春を謳歌させていただきますよ!
まぁ…ジョン君がこのままでも、アキラ君は俺がしっかりと引き受けますから、あしからず!
それでは、俺の可愛い子が待ってますので!!」
まだ何か叫ぼうとしている雰囲気が電話口からするが、無視をして通話を終わらせた
珍しく皮肉をいっぱい浴びせられたから気分もいいし!
何より、俺には憤るジジィの相手よりずっと大事なことがあるのだから
寝室へと続く扉をゆっくりと開くと、申し訳なさそうな顔で立っているアキラ君がいる
「おはようございます
すいません、聞き耳を立てる気はなかったのですが…
聞こえてきてしまって…」
「おはよう、ごめんね…
僕も興奮してしまって大きな声だしてたから、起こしてしまったんだね?
朝ご飯食べながらな話でもしようか?」
はとりあえずモーニングコーヒーを入れようとキッチンに向かった
俺が受け止めていなければ、アキラ君は壁に激突だ!
ジョン君は力いっぱいの投げ飛ばしてた…
あのまま激突してたら肋ぐらい簡単にイッてたさ!
その前にギルマスが止めてなきゃどうなってた?
確実にアキラ君がタダじゃすまなかったろうが!
そんなジョン君の下にアキラ君は戻せませんよ!!」
思わず怒鳴った俺の言葉にギルマスが黙り込む…
どうせギルマスはあのジョン君を完全には納得させれてないんだろうさ
「もし二人きりのときにあんなジョン君になっていたらって考えなかったんですか?
俺は考えただけで、背筋が凍るよ……
あの状態は……
アキラ君…殺られてましたよ……」
俺の言葉にギルマスの息を飲む音が聞こえる
あなたは二人の仲を保つことばかりを考えていたんだろう
でも今は、それは危険すぎるんだよ!
アキラ君を失いかねないんだよ!!
大きく息を吸って、少し気持ちを落ち着かせる…
沈黙の重さからギルマスのショックが伝わってくるようだ
「ジョン君がアキラ君に危害を加えないっとわかるまで、アキラ君を戻す気はありません…アキラ君も戻る気はないみたいですよ?
昨日はジョン君に振られたって、まぁ荒れてましたよ?」
「そんな…あの子の……ジョン君への執着は……
くっ、あの子の病気はどうする気じゃ?
あの子はジョン君以外は受け入れんじゃろう?」
ギルマスが最後の抵抗とばかりに病気のことを持ち出した
そこに俺が手を打ってないとでも?
アキラ君が受け入れてくれそうで、本当によかった……
「あぁ、それなら大丈夫そうですよ?
ははっギルマス、俺に晩年の春が来そうだって言ったらどうします?」
「はっ???
おっまっっっ!年を考えんか!!?
お前はとうに還暦過ぎ取るのを忘れとるのか?」
あぁ、口元が緩むのが抑えられない…
今最高に情けないほど緩んだ顔で笑ってる気がする……
まさかギルマスにこんなことを言うことになるなんて!
「ギルマスこそ、俺がなんの種族がお忘れですか?
確かに還暦はとうに過ぎてますけどね……、俺は現役なんですよ?
とりあえずギルマスはジョン君をお願いしますね?
ジョン君のおじいちゃんなんだから
俺は晩年の春を謳歌させていただきますよ!
まぁ…ジョン君がこのままでも、アキラ君は俺がしっかりと引き受けますから、あしからず!
それでは、俺の可愛い子が待ってますので!!」
まだ何か叫ぼうとしている雰囲気が電話口からするが、無視をして通話を終わらせた
珍しく皮肉をいっぱい浴びせられたから気分もいいし!
何より、俺には憤るジジィの相手よりずっと大事なことがあるのだから
寝室へと続く扉をゆっくりと開くと、申し訳なさそうな顔で立っているアキラ君がいる
「おはようございます
すいません、聞き耳を立てる気はなかったのですが…
聞こえてきてしまって…」
「おはよう、ごめんね…
僕も興奮してしまって大きな声だしてたから、起こしてしまったんだね?
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はとりあえずモーニングコーヒーを入れようとキッチンに向かった
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