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18.胸のホールを埋めてください
434.僕の思いが決壊した
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「アキラ…アキラァァ…アキッッアアァァ…」
アキラを強く強く抱きしめ返しながら、止められない涙がアキラのパジャマを濡らすのも構わず、ずっと名前呼んでいた
呼んでいるのは僕の記憶の中にしかいないアキラなのか、今手の中にいるアキラなのか、もうわからなかったけど
ただただアキラを求めて止まないのは確かで
「ごめんね、ジョン君、ごめんね…」
囁くようにアキラはずっと謝っている
側にいてほしい
もう離れないでほしい
死にたいなんて言わないでほしい
もう僕のことを忘れないでほしい
思い出してほしい
昔のことが話したい
前みたいに触れ合いたい
震えないで
拒否しないで
怖がらないで
僕のしてほしいことは、今のアキラには絶対に言えなくて
言ったら負担になるってわかってて…
てもわかってほしくて…
ただただアキラの名前を呼ぶしかできなくて
「アアアァ…アキラァ…ふぅ…」
ひたすら名前を呼んで泣き続ける僕を、アキラはずっと抱きしめる手を離さないで
「ごめんね、ジョン君、ごめん…」
ずっと謝罪を繰り返してた
気がつくと朝だった…
ぼんやりしている頭は泣きすぎで頭痛がする、あんまりいい目覚めじゃない
気だるくて二度寝をしようかと、身じろぐと…
「ふふっおはよう…とりあえず離してもらってもいいかな?
もうねぇ?たくましい胸筋しか見えない…」
「わぁ!ごめん、僕…抱きついたまま寝ちゃったんだ!!
あのっごめんね、嫌じゃなかった?」
胸の方からアキラの声がして、飛び起きた!!
抱きしめながら寝るなんて、ちょっと前なら毎日行っていたことで、当たり前すぎる感覚に全然気づかなかった…
アキラはもぞもぞと布団から這いでてベッドに座り、飛び起きて座ってた僕と向き合う
そして、僕の目の下を親指で優しく撫ぜてきた…
「まぶたが腫れちゃって、目が真っ赤になっちゃってるね…後で冷やそうね、ちょっとはマシになるよ」
アキラの言葉に顔が熱くなる…
できれば昨日の醜態は忘れていただきたい…
ひたすら泣いて泣いて泣き疲れて、アキラを抱き締めた寝てしまったのだ…
「ジョン君、聞いて…」
真剣な顔でアキラが呟く
アキラの見つめてくる目も赤かった…
アキラを強く強く抱きしめ返しながら、止められない涙がアキラのパジャマを濡らすのも構わず、ずっと名前呼んでいた
呼んでいるのは僕の記憶の中にしかいないアキラなのか、今手の中にいるアキラなのか、もうわからなかったけど
ただただアキラを求めて止まないのは確かで
「ごめんね、ジョン君、ごめんね…」
囁くようにアキラはずっと謝っている
側にいてほしい
もう離れないでほしい
死にたいなんて言わないでほしい
もう僕のことを忘れないでほしい
思い出してほしい
昔のことが話したい
前みたいに触れ合いたい
震えないで
拒否しないで
怖がらないで
僕のしてほしいことは、今のアキラには絶対に言えなくて
言ったら負担になるってわかってて…
てもわかってほしくて…
ただただアキラの名前を呼ぶしかできなくて
「アアアァ…アキラァ…ふぅ…」
ひたすら名前を呼んで泣き続ける僕を、アキラはずっと抱きしめる手を離さないで
「ごめんね、ジョン君、ごめん…」
ずっと謝罪を繰り返してた
気がつくと朝だった…
ぼんやりしている頭は泣きすぎで頭痛がする、あんまりいい目覚めじゃない
気だるくて二度寝をしようかと、身じろぐと…
「ふふっおはよう…とりあえず離してもらってもいいかな?
もうねぇ?たくましい胸筋しか見えない…」
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あのっごめんね、嫌じゃなかった?」
胸の方からアキラの声がして、飛び起きた!!
抱きしめながら寝るなんて、ちょっと前なら毎日行っていたことで、当たり前すぎる感覚に全然気づかなかった…
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そして、僕の目の下を親指で優しく撫ぜてきた…
「まぶたが腫れちゃって、目が真っ赤になっちゃってるね…後で冷やそうね、ちょっとはマシになるよ」
アキラの言葉に顔が熱くなる…
できれば昨日の醜態は忘れていただきたい…
ひたすら泣いて泣いて泣き疲れて、アキラを抱き締めた寝てしまったのだ…
「ジョン君、聞いて…」
真剣な顔でアキラが呟く
アキラの見つめてくる目も赤かった…
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