夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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✿❀✿ 番外編 ❀✿❀

ホワイトデー最高!

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ホワイトデーSSです。
一気に書いたので拙いところがあるかもしれません。
ご容赦ください。
====================

「ジョン君!ちゃんとホワイトデーのお返しは用意してあるかの?
アキラ君からバレンタインもらっとったじゃろう?
ちゃんと心を込めて返すんじゃぞ!なんか買うか?外商員呼んてやろうか?」

「あぁ~、そっかお返しの日ってのもあるんだったね!えっとね、しっかりと考えてるあるの、買いたいものあるって…あのね…」


ホワイトデーの数日前のおじいちゃんに言われて、用意したいものをお願いした。
おじいちゃんに言ったら面を食らったような、ビックリ顔の後

「…………なるほど、確かにアキラ君は歓喜しそうじゃな!ジョン君すごいな、よく思いついたな
エライぞ!ちゃんとアキラ君のこと考えてるあげてるんじゃなぁ」

頭をナデナデされるほど褒められた
よかった、絶対に喜ぶと思ったんだよね!!




ホワイトデー当日、アキラはどデカいダンボールに大量のラッピングされた袋を入れて家まで取りに来た谷口さんに渡していた。



「すいません、わざわざ取りに来てもらっちゃって…
部署ごとに分けてありますので、よろしくお願いします」


「イヤー凄いですねぇ、これなんなんですか?なんかこれ、見た感じ自分で作ったんでしょ?
えぇ、ちょっと……ビックリ………」


「完全に引いてますよね?手作りお菓子とかじゃないですからね!
独自で配合したバスボムとBodymilkのセットです

できたら感想もらえたら嬉しいです!っとメッセージつけてあるんで…
生の感想が聞けるチャンスです!

やはり女性の意見はありがたいですから…
感想まとめて、次に開発する商品にいかしましょう!」



うわぁーって顔をしていた谷口さんが、一気にキリッとした顔になった



「流石ですアキラさん!
了解しました。うわっ!しかもラッピングの色ごとで種類まで違う…
低刺激に保湿にダメージケア…選べれるんですね!
えっ?ちょっと別に小さなお子様がいる方用って何?男女別になってるの?
おもちゃ入ってるの?」



驚愕しながらダンボールを受け取って谷口さんは会社に向かっていった


「ふぅ、よかった…このために一度会社に行かなきゃいけないかと思った
発送してもいいけど、説明がねぇ…」



なんて言いながら、アキラは今日の仕事は終わりぃとばかりにソファに座りコーヒーをすすりだす



「ねぇアキラ、今日はもうゆっくりできる?」

もうソファに座っていた僕は、アキラにすりすりっと擦り寄りながら聞いていく



「うん、今日はジョンとダラダラするんだからね!
ジョンに頼まれたもんね?
ふふっ今日は何をしてくれるの?楽しみだよ」



そう数日前に、今日は一緒にダラダラしたいから空けてくださいっとお願いしといたのだ…
そのため谷口さんにお願いしたりしてアキラさちゃんと空けておいてくれた!




「ふふっ、ハイ!これ、プレゼント!」


抑えられない気持ちがめちゃ尻尾にでてるけど、パタパタとさせながら用意していた小包をアキラに渡す。



「ありがとう、何かな?開けていい?」

もちろん!っ言うと嬉しそうに丁寧に包を開くと、中からは赤いブラシが


「ん?何?ブラシ?」

「ふふ~ん、それめちゃ毛が取れるみたいだよ!
今日は思う存分、それで僕をといちゃってください!
さぁ僕をどうぞ!!」



そして僕は絶讚換毛期!毛フェチのアキラにはたまらないはず!?
自分に親指向けて、ドヤ顔で言ってみたけど、アキラの反応がまだない…



ん?なんかアキラがちょっと俯いている?
……………プレゼント外したかな?

心配になって、覗きこもうと近づくと、ガバリっと抱きしめられた!


「ファアアアァァ!いいの?今日ブラッシングしまくっていいの?
僕しまくっちゃうよ?本当にいいの?
だっていつもいいところで逃げちゃうんだもん?
もっと絶対とれるのに!ってなって…
いいんだよね?今日はしていいんだよね?
フワァァ、もうどうしよう!!?」



うん、プレゼントは正解だった!
いつにない興奮アキラさんだ!
僕が引くほど興奮してる…
どうしようって…ここまで興奮されたらこっちがどうしようだよ?




そこからもう延々っとブラッシングされまくった…
9時から12時までぶっ続けでやられて



ご飯の準備を…っと思ったら、もうアキラが僕の好きな牛丼を○ーバーさんで頼んでて、ご飯作る時間あるならヤラせて!っと言われて…



昼ご飯挟んで、更に2時間ヤラれて…
ふぅっとため息をついて、遂にやりきった感出したから!



よっしゃぁぁぁ!!やっと終わった!!?
長くない?5時間やりまくるとは…と思ったら…




「ジョン!お風呂入ろう!!」

お風呂のお誘い!!
これはアレかな?
今日のお礼に私でお返し…な感じかな?
っとワクワクしてたら



まさかのアキラが脱がない!
しかもなんか、めちゃやる気の作業着着てる!?


もうワシャワシャ洗われました…
シャンプーからのヘアパックされました…
何?ラップ巻かれてミイラみたいにされたよ…



「もうさあぁ、僕今回のBodymilk開発しながらこのヘアパック作ってて、絶対いつかジョンに使おうと思ってたんだよね!
もうこっちの開発の方がメインみたいな勢いでやっちゃったよね!
フワフワツヤツヤになると思うけど、なかなかやらせてもらえないだろうなぁ~って思ってたら
もうこのホワイトデーじゃん!
このプレゼントじゃん!
ジョン最高!マジ最高!!ヒャファァァー!?」



めちゃくちゃテンション高くフェスとかみたいに叫んでるアキラを、半眼でチーンな感じで見るよねぇ

それからのめちゃ丁寧なドライヤーからの仕上げブラッシング…
ドライヤーで脇を乾かされるとか思わないよね…
もうそのころは僕は無だった、もう無我の境地だった…



「フアァァ…ジョン美しぃ!!もぅすこい、なんか泣ける…もう芸術だと思う…なんだろう?エモい?尊い?
言葉がでない!とにかく美しい…」


うん!やっとか?やっと終わったのかな?
9時から5時までやってるよ?
8時間やりまくってるよ?
もう一般社会人並だよ!



うっとりしながら見つめて、いつも資料用とかに使っているデジカメでパチパチとられてやっと開放された…



一眼レフ買うか…もっと美しく撮りたいっとか呟いてたり

散々とかして集めた僕の毛を大事に袋に入れてたり

パック後のブラッシングでとれた毛は『premiumプレミアム』とか書いた袋に入れてたり

もう気づかないことにした…



ぐったりと疲れてソファにだらっと座っている僕に

「えっと、今日はありがとう…
晩御飯作るから、何がいいかな?食べたいものある?」
「焼肉!」
「毛に臭いがつくからやめてください、絶対に駄目」

即拒否されたよね!ひどくない?

ぶぃたれた僕に焼肉丼作ってくれたけど、おいしくておかわり3回したけど



「あの…もうジョンは疲れちゃった?
今日はもう何もしたくない感じ?」

食後のアイスタイムにアキラが控えめな声で聞いてくる…


まだ何かする気かな?
何?新作ヘアオイルとか塗られるのかな?ナイト用洗い流さないトリートメントとかかな?

めちゃくちゃゲンナリしながらアキラを見ると、顔がめちゃくちゃ赤い
もごもごなんか言ってる
自分のシャツの袖をモジョモジョ触ってる…

「えっと…ジョンの綺麗になった毛をいっぱい触って感じたいなって…
思って…駄目かな?」




これは…あれか?
そっと立ち上がってアキラを抱きしめる

「どう?こんな感じかな?」

ちょっと意地悪く言うと…

「……えっと、あの…もっと肌でいっぱい感じたいんだよ、いっぱい抱きついてぎゅっして、………気持ちよくさせて?」

はい!きました、めちゃくちゃレアなアキラからのお誘いだ!!


ホワイトデーまじ最高!!!
ヤフゥゥー!!?



==============

ジョンの毛が白いっというのも密かにホワイトデーにかけてあります。
テンション高いアキラを書くのがすごく楽しかったです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
よろしければ、感想おまちしています。
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