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18.胸のホールを埋めてください
395.その眼差しで救いを (sideシノダ教授)
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俺はなんてことをしてしまったんだ…
記憶を失ったアキラ君と一緒にいることが耐えられずに
気づけばいつもの応接室で一人でうなだれていた。
『シノダ教授……ねぇお願いだよ……ねぇ?』
あのときのアキラ君の言葉が頭に木霊する。
『嫌なんだ……もう生きていたくない……』
『ねぇ?シノダ教授…僕を殺して……』
『このまま幸せなまま終わらせて…』
アキラ君はあの時わかっていた。
自分の中の記憶がなくなっていくことを…
あの子はジョン君のことを忘れることが、死よりも耐えられなかったんだ。
「俺は……アキラ君に………嗚呼ああぅぅぅ」
堪えられない涙が机の上にポタポタと落ちる、嗚咽が喉を震わせて漏れていく。
殺してあげればよかったのか?
そんなことできるわけもない…
あのまま病気を治さなければよかったのか?
そんなわけないだろう…
何度も自問自答を繰り返しても、今の俺が選んだ選択肢しか出てはこないが
『イヤだぁ戻して…こんなのあんまりだ…』
アキラ君の声がずっと自分を責めてくる。
初めて出会ったときにアキラ君は、はにかんで幸せそうに大事な糧について話していた。
『僕の糧は研究では見つけられなかったけど…
でもちゃんと見つけれたんですよぉ』
俺がその大事な糧をこの手で奪ってしまったのだ…
「嗚呼ああっうううっぅ…俺はなんてっことを……ああぁ…」
もう俺には詫びることすらできない。詫びる相手がもういない…
憎しみすら込められたあの眼差で、いっそのこと射り殺してもらえたら…
どんなに救われるだろう
嗚咽はもう抑えられずに、俺のむせび泣く声が部屋に響いていた。
記憶を失ったアキラ君と一緒にいることが耐えられずに
気づけばいつもの応接室で一人でうなだれていた。
『シノダ教授……ねぇお願いだよ……ねぇ?』
あのときのアキラ君の言葉が頭に木霊する。
『嫌なんだ……もう生きていたくない……』
『ねぇ?シノダ教授…僕を殺して……』
『このまま幸せなまま終わらせて…』
アキラ君はあの時わかっていた。
自分の中の記憶がなくなっていくことを…
あの子はジョン君のことを忘れることが、死よりも耐えられなかったんだ。
「俺は……アキラ君に………嗚呼ああぅぅぅ」
堪えられない涙が机の上にポタポタと落ちる、嗚咽が喉を震わせて漏れていく。
殺してあげればよかったのか?
そんなことできるわけもない…
あのまま病気を治さなければよかったのか?
そんなわけないだろう…
何度も自問自答を繰り返しても、今の俺が選んだ選択肢しか出てはこないが
『イヤだぁ戻して…こんなのあんまりだ…』
アキラ君の声がずっと自分を責めてくる。
初めて出会ったときにアキラ君は、はにかんで幸せそうに大事な糧について話していた。
『僕の糧は研究では見つけられなかったけど…
でもちゃんと見つけれたんですよぉ』
俺がその大事な糧をこの手で奪ってしまったのだ…
「嗚呼ああっうううっぅ…俺はなんてっことを……ああぁ…」
もう俺には詫びることすらできない。詫びる相手がもういない…
憎しみすら込められたあの眼差で、いっそのこと射り殺してもらえたら…
どんなに救われるだろう
嗚咽はもう抑えられずに、俺のむせび泣く声が部屋に響いていた。
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