334 / 1,164
16.聖なる夜が二人を包む
328可愛い君が悪い
しおりを挟む
「って違った!なんでナンパされて嬉しかったの?
あんなヤツに話しかけられて嬉しいことなんて何があるの?
いつものアキラなら時間の無駄!有効性皆無!
とかばっさり切り捨てるじゃん」
「えっ?ちょっと待って、僕ってそんなイメージなの…
そんなこと言ったこともないよ?
なんかショック…ジョンの中の僕ってそんなんなの…」
口を尖らせてブウタレ顔のアキラも可愛いと思ってしまうのは、もうどうしようもないな…と思いつつ質問の手は緩めない
「話そらさないで!
何が嬉しかったの?金髪?アキラは金髪が好みなの?
なんであんなヒョロガリ貧弱がよかったの?」
もうジョンだって必死だ!自分の言葉に軽く涙目になってきている
「そんなわけないじゃん!
もぅジョンは本当にヤキモチ焼きだな…
僕の好みは白髪の可愛いくってムキムキのワンちゃんでしょ?
嬉しかったのは、ナンパされるくらいには今の見た目が女性よりに見えるんだなって確認できたからだよ
ほらレディースショップでは普通に男に見られてたでしょ…
久しぶりにこんな格好したから、あまり自信がなかったんだよ」
アキラの言葉にほっとしたため息をもらし、同時にジョンは少し悲しくなる
「僕は何回も可愛いって言ったよ?
それじゃあ自信もてない?
僕の言葉より貧弱金髪の言葉の方が信じれるの?」
アキラの左耳のピアスを手に包むようにしながら左頬を優しく撫でれば、嬉しそうに頬を寄せてくる
「だってジョンは寝癖つきのいつもの格好でも可愛いって言ってくれるじゃない?
僕はそれがすごく嬉しいけどね
この格好に自信が持てるかは第三者の目の方が信じられるかな?
ジョンの可愛いは僕びいきが甚だしいじゃん」
クスクスと笑いながら言われてしまえば、グゥの音もでない。
確かにどんなアキラでも、笑顔を見るだけで可愛いと思ってしまう
「ナンパされるのとジョンに可愛いって言われるのとでは、嬉しいの質が全然違うからね!
ジョンに可愛いって言われるとなんだかここらへんが、ムズムズして顔がニヤけちゃうだよね」
アキラがへにゃっと笑いながら左頬の手を包み込むように握り、胸の辺りに誘導して、ここらへんだよっと手をあてさせる。
さも楽しそうにまだクスクスと笑っているアキラが可愛くて、なんだかまだ悔しくて、何か仕返しをしたくなってしまう。
「………そんな可愛いことばっかり言ってると、僕が我慢できなくなっちゃうよ?」
耳元で少し艶を含んだ声で脅すように囁やけば、ピクリっとアキラの体はねてせわしなくアワアワと表情がかわる
少し気が晴れて耳にチュッと軽く口づけをすれば、真っ赤になっているアキラの反応に満足した。
あんなヤツに話しかけられて嬉しいことなんて何があるの?
いつものアキラなら時間の無駄!有効性皆無!
とかばっさり切り捨てるじゃん」
「えっ?ちょっと待って、僕ってそんなイメージなの…
そんなこと言ったこともないよ?
なんかショック…ジョンの中の僕ってそんなんなの…」
口を尖らせてブウタレ顔のアキラも可愛いと思ってしまうのは、もうどうしようもないな…と思いつつ質問の手は緩めない
「話そらさないで!
何が嬉しかったの?金髪?アキラは金髪が好みなの?
なんであんなヒョロガリ貧弱がよかったの?」
もうジョンだって必死だ!自分の言葉に軽く涙目になってきている
「そんなわけないじゃん!
もぅジョンは本当にヤキモチ焼きだな…
僕の好みは白髪の可愛いくってムキムキのワンちゃんでしょ?
嬉しかったのは、ナンパされるくらいには今の見た目が女性よりに見えるんだなって確認できたからだよ
ほらレディースショップでは普通に男に見られてたでしょ…
久しぶりにこんな格好したから、あまり自信がなかったんだよ」
アキラの言葉にほっとしたため息をもらし、同時にジョンは少し悲しくなる
「僕は何回も可愛いって言ったよ?
それじゃあ自信もてない?
僕の言葉より貧弱金髪の言葉の方が信じれるの?」
アキラの左耳のピアスを手に包むようにしながら左頬を優しく撫でれば、嬉しそうに頬を寄せてくる
「だってジョンは寝癖つきのいつもの格好でも可愛いって言ってくれるじゃない?
僕はそれがすごく嬉しいけどね
この格好に自信が持てるかは第三者の目の方が信じられるかな?
ジョンの可愛いは僕びいきが甚だしいじゃん」
クスクスと笑いながら言われてしまえば、グゥの音もでない。
確かにどんなアキラでも、笑顔を見るだけで可愛いと思ってしまう
「ナンパされるのとジョンに可愛いって言われるのとでは、嬉しいの質が全然違うからね!
ジョンに可愛いって言われるとなんだかここらへんが、ムズムズして顔がニヤけちゃうだよね」
アキラがへにゃっと笑いながら左頬の手を包み込むように握り、胸の辺りに誘導して、ここらへんだよっと手をあてさせる。
さも楽しそうにまだクスクスと笑っているアキラが可愛くて、なんだかまだ悔しくて、何か仕返しをしたくなってしまう。
「………そんな可愛いことばっかり言ってると、僕が我慢できなくなっちゃうよ?」
耳元で少し艶を含んだ声で脅すように囁やけば、ピクリっとアキラの体はねてせわしなくアワアワと表情がかわる
少し気が晴れて耳にチュッと軽く口づけをすれば、真っ赤になっているアキラの反応に満足した。
0
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる