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15.二人が一緒に歩むため
305.君が泣き止むまで側にいるよ
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「…すごく怖かったんだよ」
そういったっきり、また肩に体重を預けて垂れかかってきた。
ジョンがアキラを包み込むようにして、子供をあやすようにユラユラとゆらす。
「それを我慢してたの?」
優しい、落ち着いた声でジョンが聞けば
「そうだよ…格好悪いでしょ?
だから言いたくなかったの…」
スネたように唇を尖らせて、鼻をすすりながら答える。
「時々どうしようもなく怖くなるんだよ。
お風呂とかで、気が抜けちゃうと涙が止まらなくなる…
格好悪いから誰にも知られたくなかったの!
ジョンには特に知られたくなかったのに…」
アキラは垂れかかるのをやめて、ふいっと背中を見せてしまった。
アキラの自尊心が傷つけてしまったらしい。
ジョンはそんなアキラを後ろから再度強く抱きしめる。
「格好悪くなんかないよ、時々って?前も泣いてたの?」
「…ジョン助けに会社に乗り込んだときは大号泣だったよ
あとジョンが一緒に寝てくれなかったときとか
会長がジョンと旅にでるって言い出したときとか
あと講演会の話きたときとか…」
次々とアキラは泣いた日をあげていく
しかも結構しょうもない理由がちょいちょい入っている
「けっこう泣いてるね、なんやかんやで毎日泣いてない?アキラ大丈夫?
なんか心配になってきたんだけど…」
「大丈夫だよ!
毎日は泣いてないよ、月2くらいだよ…
しょうもないことで泣くなぁとか思ったんでしょ?
そうだよ、僕はたぶんキャパが少ないの!根本的に人より弱いんだよ
だからいつもいろいろ考えて、思考で先回りして
……かっこわる」
たぶんアキラのコンプレックスの一つなんだなっと
ジョンはそれが知れて少し嬉しかった。
アキラを抱きしめる力を強くして後ろにゆっくり倒れる
ジョンがまるでアキラを包み込むように湯船に肩まで浸かる
「アキラ、もう一人で泣かないで
アキラが泣きたいときは、僕が抱きしめてあげる
涙が止まるまでずっと抱きしめててあげるよ
どんなしょうもない理由でもね」
クスクスとジョンは笑いながらユラユラとアキラをゆらす
お風呂が温かくてジョンがフワフワでモコモコで毛布みたいだなぁと頭の隅で思いつつ、アキラは目をつむった
「……ちょっ、アキラ寝ないでよ!
ここお風呂だよ、なんですぐお風呂で寝るの?危ないでしょ?」
そういったっきり、また肩に体重を預けて垂れかかってきた。
ジョンがアキラを包み込むようにして、子供をあやすようにユラユラとゆらす。
「それを我慢してたの?」
優しい、落ち着いた声でジョンが聞けば
「そうだよ…格好悪いでしょ?
だから言いたくなかったの…」
スネたように唇を尖らせて、鼻をすすりながら答える。
「時々どうしようもなく怖くなるんだよ。
お風呂とかで、気が抜けちゃうと涙が止まらなくなる…
格好悪いから誰にも知られたくなかったの!
ジョンには特に知られたくなかったのに…」
アキラは垂れかかるのをやめて、ふいっと背中を見せてしまった。
アキラの自尊心が傷つけてしまったらしい。
ジョンはそんなアキラを後ろから再度強く抱きしめる。
「格好悪くなんかないよ、時々って?前も泣いてたの?」
「…ジョン助けに会社に乗り込んだときは大号泣だったよ
あとジョンが一緒に寝てくれなかったときとか
会長がジョンと旅にでるって言い出したときとか
あと講演会の話きたときとか…」
次々とアキラは泣いた日をあげていく
しかも結構しょうもない理由がちょいちょい入っている
「けっこう泣いてるね、なんやかんやで毎日泣いてない?アキラ大丈夫?
なんか心配になってきたんだけど…」
「大丈夫だよ!
毎日は泣いてないよ、月2くらいだよ…
しょうもないことで泣くなぁとか思ったんでしょ?
そうだよ、僕はたぶんキャパが少ないの!根本的に人より弱いんだよ
だからいつもいろいろ考えて、思考で先回りして
……かっこわる」
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ジョンはそれが知れて少し嬉しかった。
アキラを抱きしめる力を強くして後ろにゆっくり倒れる
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涙が止まるまでずっと抱きしめててあげるよ
どんなしょうもない理由でもね」
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ここお風呂だよ、なんですぐお風呂で寝るの?危ないでしょ?」
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