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15.二人が一緒に歩むため
299.過去の君を見てるみたいだね
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「あと蛇塚さん責任とるとか言ってましたけど、警察やめるとかやめてくださいよ?
あなたみたいな人も警察には必要だと思いますよ?
それでいいですよね?会長」
会長に振れば、小さくため息をつくだけだった
しかたないっといった様に
「でも取調室の一件もありますし、このまま何も処分なしというわけにはいきませんよ!
それに…それじゃあ俺の気も収まらない…」
「ん~でもサキュバスの彼女はたぶん被害届だしても執行猶予つくでしょ
ださなかったら起訴猶予処分かな?
傷害罪は親告罪ではないから、もう自白してるし不起訴は難しいですよね?
流石に今の仕事も続けれないだろうし、十分罰はうけてますよ!前科つけるようなことじゃないですよ。
蛇塚さんの場合は僕が勘違いして、ひっかきまわしちゃったって面もあるし…
会長なんとかなりません?」
会長はヤレヤレといった風に蛇塚に向き直る。
「お前さんは上には報告をあげんかったんか?
アキラはうちのホープということ知っとったじゃろう?
じゃなきゃマスコミなんざ使わんよな?
許可くらいはとってなかったか?」
会長の目つきが、蛇塚には睨まれているようで身動きすらとれないほど緊張する。
「えっと署長には相談しました、なんとか事故ということにできないかと…
ただ被害届がだされているから無理だと言われました。
ただお前なら彼女を助けられるかもしれないと。励まされはしました。
ですから、俺はマスコミなどのツテを使ったりして…」
ククッと会長は笑いを漏らした
「あいわかった、ワシがなんとかしてやるよ!
まぁ今の一課のままは無理じゃろうが、しっかり残らせてやるよ
あの田舎者のクソガキが、何を狙っとったんじゃろうなぁ?まぁ後で聞いとくわい。」
会長の黒い笑みにアキラとマサトだけが意図を理解する。
おぉ怖いっと裏の会長が透けて見えていた。
「でも…俺は…どうしたら…」
まだ納得のいかないような蛇塚に、アキラは目を細める
「蛇塚さん、じゃあこうしましょう!
もし今後、僕に何かあったら助けてください。
僕としても蛇塚さんみたいな警察関係者に伝ができるのはありがたい
それに、大事な人のために僕のオフィスに単身乗り込んだんでしょ!
相方の刑事さんを出口に立たせてたのは、最悪のときに巻き込まないためかな?
僕はそんな蛇塚さんなら嫌いじゃないですからね!」
アキラはイタズラを仕掛けるような、ニィという笑いをする。
まるでかつて自分がした無茶を更に状況が悪いのに、行った蛇塚をなぜ嫌いになれるのか…
腹に置かれた蛇塚の手は強く握りしめられた。
「えぇ…必ず助けます。
どんなことがあっても、僕ができる限りを尽くして、必ず!ありがとうございます。」
頭を下げてポロポロと泣く姿にヒロシはやっと安堵でした。
あなたみたいな人も警察には必要だと思いますよ?
それでいいですよね?会長」
会長に振れば、小さくため息をつくだけだった
しかたないっといった様に
「でも取調室の一件もありますし、このまま何も処分なしというわけにはいきませんよ!
それに…それじゃあ俺の気も収まらない…」
「ん~でもサキュバスの彼女はたぶん被害届だしても執行猶予つくでしょ
ださなかったら起訴猶予処分かな?
傷害罪は親告罪ではないから、もう自白してるし不起訴は難しいですよね?
流石に今の仕事も続けれないだろうし、十分罰はうけてますよ!前科つけるようなことじゃないですよ。
蛇塚さんの場合は僕が勘違いして、ひっかきまわしちゃったって面もあるし…
会長なんとかなりません?」
会長はヤレヤレといった風に蛇塚に向き直る。
「お前さんは上には報告をあげんかったんか?
アキラはうちのホープということ知っとったじゃろう?
じゃなきゃマスコミなんざ使わんよな?
許可くらいはとってなかったか?」
会長の目つきが、蛇塚には睨まれているようで身動きすらとれないほど緊張する。
「えっと署長には相談しました、なんとか事故ということにできないかと…
ただ被害届がだされているから無理だと言われました。
ただお前なら彼女を助けられるかもしれないと。励まされはしました。
ですから、俺はマスコミなどのツテを使ったりして…」
ククッと会長は笑いを漏らした
「あいわかった、ワシがなんとかしてやるよ!
まぁ今の一課のままは無理じゃろうが、しっかり残らせてやるよ
あの田舎者のクソガキが、何を狙っとったんじゃろうなぁ?まぁ後で聞いとくわい。」
会長の黒い笑みにアキラとマサトだけが意図を理解する。
おぉ怖いっと裏の会長が透けて見えていた。
「でも…俺は…どうしたら…」
まだ納得のいかないような蛇塚に、アキラは目を細める
「蛇塚さん、じゃあこうしましょう!
もし今後、僕に何かあったら助けてください。
僕としても蛇塚さんみたいな警察関係者に伝ができるのはありがたい
それに、大事な人のために僕のオフィスに単身乗り込んだんでしょ!
相方の刑事さんを出口に立たせてたのは、最悪のときに巻き込まないためかな?
僕はそんな蛇塚さんなら嫌いじゃないですからね!」
アキラはイタズラを仕掛けるような、ニィという笑いをする。
まるでかつて自分がした無茶を更に状況が悪いのに、行った蛇塚をなぜ嫌いになれるのか…
腹に置かれた蛇塚の手は強く握りしめられた。
「えぇ…必ず助けます。
どんなことがあっても、僕ができる限りを尽くして、必ず!ありがとうございます。」
頭を下げてポロポロと泣く姿にヒロシはやっと安堵でした。
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