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14.二人の未来を紡ぐ
277.続続!悲しみの宴が終わる時
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会長は急いでいつもの外商員に電話をして、脳波計を注文する。
できるだけ早く、最新型で予測測定付きのものを値段は問わないと伝えれば、明日のお昼くらいには、と返答がもらえた。
「ジーザスとりあえず明日まで待ってやれ!
予測測定できる脳波計は注文しといたから、昼間には届くらしい。
とりあえずそれから向かうぞ!
お前も大概酔っとるのか?研究ごとになると歯止めが効かんのか?」
そのとき田中は部屋の隅で一人涙を流していた。
「サキュバスの魅了なんて…ひどい…そんなおいしいシチュエーション…」
翌日になれば3人の真っ青顔の老人がトイレに籠もるか、部屋の隅で屍になるかしている。
シノダ教授は朝から吐きまくる、もう出るものがないのでは?というほど吐いている。
しかし青い顔をしたまま、部屋の隅で屍になっている田中にフラフラと近づいていく
「おい、昨日は残念だったな!
毎回盗聴器しかけるなんざ、効率悪いことしてるから不測の事態に対応できないんだよ!
爪が甘過ぎるわ…」
小さな蚊の鳴くような声で話す。大声をはりあげたら、またこみ上げてきてしまいそうだ。
「煩いですね、アキラさんはめちゃくちゃセキュリティ厳しいんですよ!
忍び込むのがかなり難しい家なんです。
だからジョンくんのアダルトグッズに忍ばせて確実に寝室に持ち込ませてるんですよ…
電源がとれないから使い捨てになりますが、確実性を重視してるんですよ。
でも昨日は…あぁきっともう二度と見れない美味しいシチュ…」
さめざめと田中は涙を流しながら、こちらも蚊の鳴く声で喋る。
頭痛で大きな声など出るばずもない。
「だから相談だよ!
お前盗聴器の予備あるか?
脳波計はアキラくんの寝室に置いてもらう予定だ、ことを及んだらすぐに測れるようにな!
脳波計の内部に盗聴器しかけたら、脳波計から電源取れるし、なんなら脳波計のメモリーに盗聴器の音声を保存できるぞ!
聞き損なっても後から楽しめる。
しかもそのメモリーはアキラ君たち本人から持参して俺のもとに持ってきてくれる予定だ!
どうよ?最高だろう?」
シノダ教授はかなり悪い顔で田中に提案する。
屍になっていた田中はゆるりと両手を伸ばし、シノダ教授の手を強く握りしめた。
「お前を仲間に呼び入れて、これほどよかったと思ったことはないよ!
ありがとう、ううぅ
すぐに盗聴器は用意する。一番いいやつ付けような!
本当にありがとう、うぅぅぅ」
ボロボロと泣きながらお礼を言われて、シノダ教授はうんうんと頷く。
できるだけ早く、最新型で予測測定付きのものを値段は問わないと伝えれば、明日のお昼くらいには、と返答がもらえた。
「ジーザスとりあえず明日まで待ってやれ!
予測測定できる脳波計は注文しといたから、昼間には届くらしい。
とりあえずそれから向かうぞ!
お前も大概酔っとるのか?研究ごとになると歯止めが効かんのか?」
そのとき田中は部屋の隅で一人涙を流していた。
「サキュバスの魅了なんて…ひどい…そんなおいしいシチュエーション…」
翌日になれば3人の真っ青顔の老人がトイレに籠もるか、部屋の隅で屍になるかしている。
シノダ教授は朝から吐きまくる、もう出るものがないのでは?というほど吐いている。
しかし青い顔をしたまま、部屋の隅で屍になっている田中にフラフラと近づいていく
「おい、昨日は残念だったな!
毎回盗聴器しかけるなんざ、効率悪いことしてるから不測の事態に対応できないんだよ!
爪が甘過ぎるわ…」
小さな蚊の鳴くような声で話す。大声をはりあげたら、またこみ上げてきてしまいそうだ。
「煩いですね、アキラさんはめちゃくちゃセキュリティ厳しいんですよ!
忍び込むのがかなり難しい家なんです。
だからジョンくんのアダルトグッズに忍ばせて確実に寝室に持ち込ませてるんですよ…
電源がとれないから使い捨てになりますが、確実性を重視してるんですよ。
でも昨日は…あぁきっともう二度と見れない美味しいシチュ…」
さめざめと田中は涙を流しながら、こちらも蚊の鳴く声で喋る。
頭痛で大きな声など出るばずもない。
「だから相談だよ!
お前盗聴器の予備あるか?
脳波計はアキラくんの寝室に置いてもらう予定だ、ことを及んだらすぐに測れるようにな!
脳波計の内部に盗聴器しかけたら、脳波計から電源取れるし、なんなら脳波計のメモリーに盗聴器の音声を保存できるぞ!
聞き損なっても後から楽しめる。
しかもそのメモリーはアキラ君たち本人から持参して俺のもとに持ってきてくれる予定だ!
どうよ?最高だろう?」
シノダ教授はかなり悪い顔で田中に提案する。
屍になっていた田中はゆるりと両手を伸ばし、シノダ教授の手を強く握りしめた。
「お前を仲間に呼び入れて、これほどよかったと思ったことはないよ!
ありがとう、ううぅ
すぐに盗聴器は用意する。一番いいやつ付けような!
本当にありがとう、うぅぅぅ」
ボロボロと泣きながらお礼を言われて、シノダ教授はうんうんと頷く。
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