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14.二人の未来を紡ぐ
273.二人の時間と二人の不安
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4人が去った後の家はどこかがらんとしているが、宴会後でいろいろ荒れている。
「ん~片付けはとりあえず明日にしようか?
洗い物だけ下げて、食器洗い器に入れておこう」
面倒くささから提案すれば、テキパキとジョンが食器類を下げてくれる。
アキラが食器洗い器に入れてあっという間に終わってしまった。
「さてと、お風呂入ろうかな?
一緒に入るでしょ?」
当たり前のことのように、ジョンに聞けば小さくうなずく。
ジョンの元気がなんとなくなくて…あぁジョンが何か気にしていると感じた…
湯船でいつものように抱きしめられながら入る。アキラはジョンに全体重をかけるようにもたれかかる
「今日はつかれたねぇ
はぁ~ジョンとダラダラいちゃいちゃする予定だったのに」
温かいお湯に包まれて体の力が抜けていく、ジョンはアキラを優しく包み込むように抱きしめて、首筋に顔を埋める。
「ジョン?どうしたの?
何か心配事?
それとも何か考え事?」
アキラが優しくジョンの首の毛を撫でるようにわしゃわしゃする。
「…アキラは僕を置いて死ぬ気だったんだよね?
…いつからわかってたの?」
「ん~ジョンと出会う前からかな?
やれることはもうやりつくして、諦めてたころにジョンが僕の前に現れてくれたんだよ」
懐かしむような、ジョンと出会ったときを思い出すようにアキラはゆっくり話す。
「…怖くなかった?」
小さな、消え入りそうな声で聞かれる。
「…怖かったよ、ずっと怖かった。」
「ん~片付けはとりあえず明日にしようか?
洗い物だけ下げて、食器洗い器に入れておこう」
面倒くささから提案すれば、テキパキとジョンが食器類を下げてくれる。
アキラが食器洗い器に入れてあっという間に終わってしまった。
「さてと、お風呂入ろうかな?
一緒に入るでしょ?」
当たり前のことのように、ジョンに聞けば小さくうなずく。
ジョンの元気がなんとなくなくて…あぁジョンが何か気にしていると感じた…
湯船でいつものように抱きしめられながら入る。アキラはジョンに全体重をかけるようにもたれかかる
「今日はつかれたねぇ
はぁ~ジョンとダラダラいちゃいちゃする予定だったのに」
温かいお湯に包まれて体の力が抜けていく、ジョンはアキラを優しく包み込むように抱きしめて、首筋に顔を埋める。
「ジョン?どうしたの?
何か心配事?
それとも何か考え事?」
アキラが優しくジョンの首の毛を撫でるようにわしゃわしゃする。
「…アキラは僕を置いて死ぬ気だったんだよね?
…いつからわかってたの?」
「ん~ジョンと出会う前からかな?
やれることはもうやりつくして、諦めてたころにジョンが僕の前に現れてくれたんだよ」
懐かしむような、ジョンと出会ったときを思い出すようにアキラはゆっくり話す。
「…怖くなかった?」
小さな、消え入りそうな声で聞かれる。
「…怖かったよ、ずっと怖かった。」
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