夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

14.二人の未来を紡ぐ

270.打倒！会長同盟の二人

「わかりました！
覚悟してください？
一回会長にはぎゃふんと言わせたかったんですよ！

とりあえず、一人でコールも寂しいのでマサトさん呼んでもいいですか？

マサトさんなら喜んで来てくれそうだ！」



マサトに電話をかければ仕事を終わらせたばかりで、めちゃ不機嫌な声ででたが…

「マサトさん、お疲れ様です。
コールで会長を潰したいと思うのでちょっとうちにこれませんか？」


という誘いをすれば、二つ返事で了承してくれた。

とりあえず夕食をとっておいてもらおうと思うが、ジョン以外はあまり食が進まないみたいなので、お弁当３つは下げて簡単なおつまみをだす。

揚げ物はジョンにあげて、残っているお刺身などはピンチョスなどにリメイクする。

「なんかアキラ君、俺がもってるイメージと違うね

もっと真面目で大人しい感じだと思ってたよ！

お酒慣れしてない？
お酒自体はあまり強くなかったよね？」


シノダ教授が焼酎片手に、ご機嫌で話しかける。

アキラは会長に飲ませる用のカクテルの準備をしている。
シェイカーなど、かなり本格的なものを用意している。


「あぁ大学時代にバーテンでバイトしてたんですよ。
だからお酒には慣れてるんです。

でも僕自身はあまり強くないですよ！
飲むとすぐに、初対面のときみたいになっちゃうから」


初対面でベロベロになったときのことを思い出し、アキラは頭をかいて少し照れる。


「何か作りましょうか？
芋焼酎でもつくれますよ？」

アキラの素敵な笑顔に、お願いすればミントとライムの炭酸割りが出てきた。

大変飲みやすくお洒落になった芋焼酎を飲みながら、アキラの違う面が見れたなっとシノダ教授は苦笑いした