夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

12.アキラの不調

236.君は一つになりたかったんだね 18

「一つになれないんだよ…
ジョンが本気だしてくれないと」

アキラがブゥたれた顔でボソリと呟く。

あぁそうか…ジョンは理解した。

一人が理性的ではいくら交わっても一つにはなれないだろう。　

お互いがお互いを感じあってこそ一つになれるのに…


確かにジョンはアキラを気遣うあまり、ブレーキをかけてしまっていた。


「そうだね、ごめんね。
アキラは僕を逝かせたいん
じゃなくて、一つになりたかったんだよね？

僕あまり激しくしないようにブレーキかけちゃってたね…」


しょんぼりと困った顔でジョンは俯く。
そんなジョンの顔を両手で挟んで上を向かせ、アキラが唇を落とした。


くちゃ

情事の後にしては深すぎる口づけにジョンは戸惑う。



「違うよ僕はジョンを逝かせたくて一つになりたかったんだよ。
ジョンは逝かせれたから、次は一つになろう？」



アキラがイタズラを仕掛けたように可愛いく笑う。


「でもアキラもう疲れてるでしょ？」


「疲れてるねぇ」


「僕もう一回本気出したら、たぶん止められないよ？」


「うわぁ怖い…」



クスクスと笑う、アキラはどこまでも可愛くてジョンは興奮を止められない。



「ジョン、僕はサキュバスに魅了かけられてたんだよ？
すごく重症で大変だったんだよ？

だったら３日くらい寝込んでも問題なくない？」





許しを得たとばかりに、ジョンはアキラを力のままに押し倒した。

「あぁはぁ…」

力がなくなってきていた、ジョンの分身がすぐに力をとりもどし、
かろうじて繋がっていた部分を奥底に向かって突きあげる。

アキラからは、ため息のような吐息が漏れた。



「アキラ…奥に入りたい
アキラの奥に。
入れて…僕をアキラの奥に…」

うわ言のようにジョンは繰り返しながら、アキラの蕾の奥を分身でまさぐる。

「いいよ、入って…一つになろう…ジョン」


この後は快感に溺れるのをわかったうえで、アキラは下腹部に力を入れた。


ジョンの熱い肉棒で内蔵を刺される感覚を味わいながら…
アキラは理性を手放していった…