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11、講演会
184.メイクアップアキラ
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メイクの前に、アキラはメガネをコンタクトに替える。
「すごいですね、なんか黒目大きくなってません?」
「最近のコンタクトですよ、黒目が強調されるんです。」
メイクや肌質は問題はないので、薄めに口角をあげることを意識して。
「うわぁ~いつもの、アキラさんじゃないはぁ、なんか雰囲気明るいわぁ」
「五月蝿いですよ!いつもマサトさんの小言で暗くなってるんですよ。」
髪はアイロンでふんわりとウェーブをいれ、毛先を遊ばせる。
「イヤイヤ、ないは~アキラさんもうすぐ三十路よ?ふんわりウェーブとか、ないわ~
どこ目指してるか、わけわからないわぁ」
「あぃ~もぉ~五月蝿いなぁ、ヘアメイクさんも困ってるでしょ?
いつもの僕がわからないようにしてもらってるんだから、いいんですよ!」
できあがったアキラはどこから見ても、10代にしかみえない。
身長にしては細い華奢な体つきも相まって、中性的なモデルのようにも見える。
「いやぁ、舞台の裏側みた感じでびっくりですよ。
こうやって、僕が騙されたアキラさんができてたんですね。」
「勝手にマサトさんが騙されたんでしょ?
あとマサトさんは講演会の壇上以外では、僕から離れないでくださいね。
講演会ってけっこう危険なんですよ。
僕も過去に襲われかけたり、拉致られかけたり…
花束投げつけられるなんて可愛いもんですよ…
ということで、マサトさんにはしっかり、僕を守ってくださいね」
振り向きざまにウィンクをすると、マサトは知らずに頬が赤くなる。
「よし、マサトさんが赤くなった。
いい出来です。メイクさん。ありがとうございます。」
アキラはヘアメイクさんにお辞儀をすると、メイクさんは必死に笑いを噛み殺しているようにお辞儀をかえした。
「すごいですね、なんか黒目大きくなってません?」
「最近のコンタクトですよ、黒目が強調されるんです。」
メイクや肌質は問題はないので、薄めに口角をあげることを意識して。
「うわぁ~いつもの、アキラさんじゃないはぁ、なんか雰囲気明るいわぁ」
「五月蝿いですよ!いつもマサトさんの小言で暗くなってるんですよ。」
髪はアイロンでふんわりとウェーブをいれ、毛先を遊ばせる。
「イヤイヤ、ないは~アキラさんもうすぐ三十路よ?ふんわりウェーブとか、ないわ~
どこ目指してるか、わけわからないわぁ」
「あぃ~もぉ~五月蝿いなぁ、ヘアメイクさんも困ってるでしょ?
いつもの僕がわからないようにしてもらってるんだから、いいんですよ!」
できあがったアキラはどこから見ても、10代にしかみえない。
身長にしては細い華奢な体つきも相まって、中性的なモデルのようにも見える。
「いやぁ、舞台の裏側みた感じでびっくりですよ。
こうやって、僕が騙されたアキラさんができてたんですね。」
「勝手にマサトさんが騙されたんでしょ?
あとマサトさんは講演会の壇上以外では、僕から離れないでくださいね。
講演会ってけっこう危険なんですよ。
僕も過去に襲われかけたり、拉致られかけたり…
花束投げつけられるなんて可愛いもんですよ…
ということで、マサトさんにはしっかり、僕を守ってくださいね」
振り向きざまにウィンクをすると、マサトは知らずに頬が赤くなる。
「よし、マサトさんが赤くなった。
いい出来です。メイクさん。ありがとうございます。」
アキラはヘアメイクさんにお辞儀をすると、メイクさんは必死に笑いを噛み殺しているようにお辞儀をかえした。
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