夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

7.二人が1つに

91.会長の下世話

アキラがタクシーを拾いにいっているあいだに

「おじいちゃん、僕欲しいものがあるんだけど、アキラには、秘密にしたいんだ。

怖がらせたくないんだよ」


ジョンが会長に耳打ちするようにおねだりをした。


ジョンのおねだりなど、アイスかお菓子か肉くらいしかされたことがない。


された物に驚いたが、確かに準備は必要だなと納得する。


「わかった、じいちゃんにまかせなさい。
今週遊びに来る日に一緒に選ぶぞ！
大丈夫じゃ可愛い箱に入れて持っていけば、わからんよ」


「うん、ありがとう、おじいちゃん」


満面の可愛い笑みに、会長は本当によかったと心から思った。

「ジョン、タクシー来たよ。帰るよ～」

「なんなら泊まっていったらどうじゃ？ワシのキングベッド貸そうか？
遠慮せんと初夜してってもいいぞ！」

ニヤニヤと嬉しそうにからかう会長は



「うるさい、古狸！皮剥がれて鍋になれ。」


すぐに赤くなって、怒るアキラの反応が本当に嬉しかった。



さてと、いつものデパートの外商員に電話をしてほしいものの内容をつたえると


「…承知しました。来週でよろしいでしょうか？
申し訳ありませんが、まだ知識が疎いので、それまでに勉強させていただきます。」

大変真面目で優秀なトップクラスの外商員だ、期日までにはしっかりと知識を獲てくれているだろう

「来週がたのしみじゃわい」