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4.幸せへの基軸
42.ぼくに死を
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目覚めたのは、柔らかくて温かい布団の中だった。
あぁきっとこれは夢だ
アキラもきっと夢だったのだと。
あんなに優しくて、温かくて、安心をくれる人なんて僕に現れるわけがない。
僕は魔獣だから
目が冷めれば、痛くて、暗くて、汚くて、気持ち悪い。またあの世界なのだと。
「ジョン?目が覚めた?大丈夫か?」
視界にアキラが入ると、ジョンは目を見開く。
まるで信じられないとばかりに
「ジョン、ごめんな、おそくなっ」
アキラの言葉が途中でとまる。
ジョンがハラハラと泣いているのだ
「ジョン?」
アキラがジョンの頬を撫で、親指で涙を拭ってやるが、涙は次から次へと流れ出る。
「アキラ?アキラ、また夢なの?」
かすれた声でジョンが呟く
「お願いアキラ、もうあんなところ嫌なんだ。
もう帰りたくないんだ。
もし覚めるなら、この夢がまた覚めるなら」
ジョンがアキラの手を掴む。
それは痛いほどの力で。
「ぼくをころして」
あぁきっとこれは夢だ
アキラもきっと夢だったのだと。
あんなに優しくて、温かくて、安心をくれる人なんて僕に現れるわけがない。
僕は魔獣だから
目が冷めれば、痛くて、暗くて、汚くて、気持ち悪い。またあの世界なのだと。
「ジョン?目が覚めた?大丈夫か?」
視界にアキラが入ると、ジョンは目を見開く。
まるで信じられないとばかりに
「ジョン、ごめんな、おそくなっ」
アキラの言葉が途中でとまる。
ジョンがハラハラと泣いているのだ
「ジョン?」
アキラがジョンの頬を撫で、親指で涙を拭ってやるが、涙は次から次へと流れ出る。
「アキラ?アキラ、また夢なの?」
かすれた声でジョンが呟く
「お願いアキラ、もうあんなところ嫌なんだ。
もう帰りたくないんだ。
もし覚めるなら、この夢がまた覚めるなら」
ジョンがアキラの手を掴む。
それは痛いほどの力で。
「ぼくをころして」
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