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11.誘拐
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追手の気配を感じながら森を走る。ここで捕まったら最後、きっともう逃げるチャンスはないだろう。
「たすけて!!」
私の声が届いたのか、焚き火を囲んでいる二人の人物がこちらを向くのが見えた。
やった、やっと森を抜けた。そう思った所で、追ってきた男によって体を引っ張られる。バランスを崩し、男と共に地面に倒れこんだ。
「手間かけさせやがって」
私の手にくくりつけられている縄を引っ張りながら、男が忌々しげに吐き捨てる。地面に体を押し付けられて痛くてたまらない。
「お願い……たすけて……」
押さえつけられているせいで見えないけど、きっとすぐ近くにいるはずの誰かに助けを求める。
「申し訳ありませんね。お騒がせして」
私を押さえつけている男が、えらく愛想のよい声を出した。
「今助けてと聞こえた気がしますが?」
あれ? この声って……
聞き覚えのある声に胸がトクンとする。声の主を見たいのに、がっちりと押さえられていて動くことができない。
「ちょいとイカれた女なもんで。気になさらんでくださいな」
「イカれてなんかないわ。私は攫われ……」
しぼり出した声は、言い終わる前に男達によって消されてしまった。口を塞がれて息が苦しい。涙が滲んでくる。もうダメかも。お願い、たすけて……
「うわぁ」
男の悲鳴に近い声が聞こえ、急に体が軽くなった。
「けほっ……」
はぁ……助かった……
見ると私を押し付けていた男は、目の前でしりもちをついている。
「おい、大丈夫か?」
細身の青年が私を見下ろしている。苦しくて声は出せないけど大丈夫。地面に座ったまま無言で頷いた。
「てめぇ、何しやがる!!」
青年は殺気立つ男達を気にする事なく、私の手の縄を切った。そうしている間にも男達はジリジリにじり寄ってくる。
「おい、おめーら、やめとけ」
私達を取り囲む男達の後ろから、一人の中年男性が歩み出た。
「申し訳ありませんが、その女をこちらに返していただけませんかねぇ?」
口調は丁寧だが、その鋭い目つきに思わず身が硬くなる。私を助けてくれた少年は、無言でもう一人のフードを被った人物を見た。
「もちろんタダでとは言いませんよ」
うわぁ。すっごーい!!
男が開いてみせたカバンの中には、ブレスレットや大きなダイヤのついたネックレスなど、数多くの宝石が見えた。この宝石と私を交換しようってことなのね。
「返す前に、お前らは何者なのか説明してもらおうか」
助けてくれた青年が、ぐいっと私の腕を後ろで掴んだ。あまりの痛さに思わず顔が歪む。
あー、これはこっちも悪人だったってパターンかしら? 両方悪人じゃあ、結局私は助かりそうもないわね。
「あっしらは、ある人に頼まれてこの女をレイクスター王国まで運んでるんですよ」
レイクスター王国? それって確か水の一族が治めている大国のはずだけど……
「ある人って、一体誰に頼まれたの?」
しまったぁぁぁ。気になって、つい普通に会話に入っていっちゃった。
男達と、私を助けてくれた青年が私を見た。皆驚きというか、あきれというか、微妙な表情をしている。こんな時によく普通にしてられるな? 的な感情かもしれない。
「ゆ、誘拐されて大変な思いをしてるんだから、私には知る権利があるはずよ」
私の言葉に納得したのかどうなのか、男は私の質問に答えた。
「フレイムジールのエイデン王さ」
はぁ?
一瞬思考が停止する。いやいやいや……エイデンが私を誘拐させるはずなんてないじゃない?
「フレイムジールの王が、なぜ彼女を攫う必要があるのですか?」
フードを被った男が口をひらいた。
この声……やっぱりエイデンに似てる……
じっとフードの男を見つめるが、影になっていてフードの下の顔は見えない。
「ここだけの話、この女はエイデン王の愛人だったんですがね、婚約の邪魔になるってんで始末したいらしいんですよ」
別に殺してもよかったのだが、このレベルなら売れないこともないだろうと隣国に連れて行く途中だったそうだ。
よかったぁ。自分でも前より綺麗になったと思ってたのよね。最近栄養状態もいいし、たくさん寝てるおかげだわ。メイドの時だったら、悩むまでもなく瞬殺されてたに違いない。
「そんなわけでこの女、返してもらってもいいですかね?」
私を含めた全員の視線がフードの男に向けられている。
お願いだから、どうかノーと言って!!
ここで引き渡されてはたまらない。
「どうしましょうかねぇ?」
そう言いながら男は被っていたフードを外した。焚き火に照らされたその顔を見た途端、急に力がわいてくる。
エイデン……
体の後ろで掴まれていた腕を引き戻し、必死でその胸に飛び込んだ。
えっ? 何この感じ……
ばっと体を離してその顔を見つめると、チョコレート色の瞳がおかしそうに私を見下ろしていた。
「エイデン、じゃない……?」
エイデンに見えるけれど何かが違う気がして思わずあとずさりする。エイデンの顔をした男はクスクスと楽しそうに声を出して笑った。
「よく違うって分かりましたね」
エイデンにそっくりな男は私の方へ一歩踏み出し、警戒する私の手をとった。
「プリンセス レイナ、お会いできて光栄です」
手の甲にキスをされ、思わず顔がかぁっと火照る。
「プリンセス レイナ?」
誘拐犯達がざわつき始めた。
「ちっ、仕方ない。お前ら、用意はいいか?」
どうやら男達は話し合いではなく、力で解決することにしたらしい。
「マルコ!!」
エイデンそっくりさんは、私の手を握ったままもう一人の男の名を呼んだ。
すごい……
私達の方へ向かってきた男達は、マルコと呼ばれた青年によって一瞬で片付けられた。
「くそっ。覚えてろよ」
男達は捨て台詞を吐き、森の中へ逃げて行く。
「追いますか?」
マルコが尋ねると、エイデンに似た男性は首を横に振り上を見あげた。
「クロウ、頼みましたよ」
その声に応えるように、大きな黒い物体が木の上で素早く動いた。
何だかよく分からないけれど、とにかく助かってよかったぁ。口からほうっと大きなため息が漏れた。
「大変でしたね。大丈夫ですか?」
そう話しかけられ、まだ手を握られたままだと思い出した。綺麗なチョコレート色の瞳に見つめられ、何だか急に恥ずかしくなる。
「助けていただき、ありがとうございました」
「どういたしまして」
そう答えた男の顔も声も、やっぱりエイデンにそっくりだった。でも一つだけ違うところがある。さっきはこの暗さで気づかなかったけれど、髪の毛の色が違うのだ。
エイデンの髪の毛は燃えるような赤い色をしているけど、この男の髪色は赤というより茶色に見える。それに何だろ? この人の方が話し方や身のこなしに気品がある気がする。
「どうしたんですか? ボーっとして」
低く色気のある声が、私の思考を遮った。
「レオ様に見とれてるんじゃないですか?」
私を見るマルコの瞳はやけに冷たい。
「レオ様?」
「そうそう。挨拶がまだでしたね。私はレオナルド。そしてこっちは従者のマルコです」
「あの……あなたはどうして……?」
「エイデンにそっくりかってことですか?」
私の頭の中はお見通しってわけね。
レオナルドがおかしそうに笑うのを見ながら、コクンと頷いた。
「エイデンから聞いていないんですね。私はエイデンの双子の兄なんですよ」
「えっ!?」
思わず声を出して驚いてしまった。
エイデンってば兄弟がいるなんて、全く教えてくれなかったじゃない。しかも双子だなんて。
「あなたのことは聞いていますよ。エイデンの言う通り、本当に可愛いらしい方ですね」
エイデンと同じ顔、同じ声で可愛いなんて言われたら、照れちゃうじゃない。
「寒くなってきましたし、夕飯にしましょうか?」
レオナルドの言葉を合図に、マルコが焚き火に鍋をかけた。
「あっ、私も手伝います」
「大丈夫ですよ。マルコは仕事が早いから」
にっこり笑って私を見るレオナルドの顔は、エイデンよりやや柔らかだがやはりよく似ている。
「エイデンって、双子だったんですね」
「そうです。でも残念ですね。せっかくレイナが抱きついてくれたのに、すぐエイデンじゃないとバレてしまいました」
「あ、あれは……」
恥ずかしすぎて、レオナルドの顔がまともに見れない。
「こんなに暗くなかったら、絶対間違えてません」
きっぱりと言い切った私に、レオナルドは声をあげて笑った。
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私の声が届いたのか、焚き火を囲んでいる二人の人物がこちらを向くのが見えた。
やった、やっと森を抜けた。そう思った所で、追ってきた男によって体を引っ張られる。バランスを崩し、男と共に地面に倒れこんだ。
「手間かけさせやがって」
私の手にくくりつけられている縄を引っ張りながら、男が忌々しげに吐き捨てる。地面に体を押し付けられて痛くてたまらない。
「お願い……たすけて……」
押さえつけられているせいで見えないけど、きっとすぐ近くにいるはずの誰かに助けを求める。
「申し訳ありませんね。お騒がせして」
私を押さえつけている男が、えらく愛想のよい声を出した。
「今助けてと聞こえた気がしますが?」
あれ? この声って……
聞き覚えのある声に胸がトクンとする。声の主を見たいのに、がっちりと押さえられていて動くことができない。
「ちょいとイカれた女なもんで。気になさらんでくださいな」
「イカれてなんかないわ。私は攫われ……」
しぼり出した声は、言い終わる前に男達によって消されてしまった。口を塞がれて息が苦しい。涙が滲んでくる。もうダメかも。お願い、たすけて……
「うわぁ」
男の悲鳴に近い声が聞こえ、急に体が軽くなった。
「けほっ……」
はぁ……助かった……
見ると私を押し付けていた男は、目の前でしりもちをついている。
「おい、大丈夫か?」
細身の青年が私を見下ろしている。苦しくて声は出せないけど大丈夫。地面に座ったまま無言で頷いた。
「てめぇ、何しやがる!!」
青年は殺気立つ男達を気にする事なく、私の手の縄を切った。そうしている間にも男達はジリジリにじり寄ってくる。
「おい、おめーら、やめとけ」
私達を取り囲む男達の後ろから、一人の中年男性が歩み出た。
「申し訳ありませんが、その女をこちらに返していただけませんかねぇ?」
口調は丁寧だが、その鋭い目つきに思わず身が硬くなる。私を助けてくれた少年は、無言でもう一人のフードを被った人物を見た。
「もちろんタダでとは言いませんよ」
うわぁ。すっごーい!!
男が開いてみせたカバンの中には、ブレスレットや大きなダイヤのついたネックレスなど、数多くの宝石が見えた。この宝石と私を交換しようってことなのね。
「返す前に、お前らは何者なのか説明してもらおうか」
助けてくれた青年が、ぐいっと私の腕を後ろで掴んだ。あまりの痛さに思わず顔が歪む。
あー、これはこっちも悪人だったってパターンかしら? 両方悪人じゃあ、結局私は助かりそうもないわね。
「あっしらは、ある人に頼まれてこの女をレイクスター王国まで運んでるんですよ」
レイクスター王国? それって確か水の一族が治めている大国のはずだけど……
「ある人って、一体誰に頼まれたの?」
しまったぁぁぁ。気になって、つい普通に会話に入っていっちゃった。
男達と、私を助けてくれた青年が私を見た。皆驚きというか、あきれというか、微妙な表情をしている。こんな時によく普通にしてられるな? 的な感情かもしれない。
「ゆ、誘拐されて大変な思いをしてるんだから、私には知る権利があるはずよ」
私の言葉に納得したのかどうなのか、男は私の質問に答えた。
「フレイムジールのエイデン王さ」
はぁ?
一瞬思考が停止する。いやいやいや……エイデンが私を誘拐させるはずなんてないじゃない?
「フレイムジールの王が、なぜ彼女を攫う必要があるのですか?」
フードを被った男が口をひらいた。
この声……やっぱりエイデンに似てる……
じっとフードの男を見つめるが、影になっていてフードの下の顔は見えない。
「ここだけの話、この女はエイデン王の愛人だったんですがね、婚約の邪魔になるってんで始末したいらしいんですよ」
別に殺してもよかったのだが、このレベルなら売れないこともないだろうと隣国に連れて行く途中だったそうだ。
よかったぁ。自分でも前より綺麗になったと思ってたのよね。最近栄養状態もいいし、たくさん寝てるおかげだわ。メイドの時だったら、悩むまでもなく瞬殺されてたに違いない。
「そんなわけでこの女、返してもらってもいいですかね?」
私を含めた全員の視線がフードの男に向けられている。
お願いだから、どうかノーと言って!!
ここで引き渡されてはたまらない。
「どうしましょうかねぇ?」
そう言いながら男は被っていたフードを外した。焚き火に照らされたその顔を見た途端、急に力がわいてくる。
エイデン……
体の後ろで掴まれていた腕を引き戻し、必死でその胸に飛び込んだ。
えっ? 何この感じ……
ばっと体を離してその顔を見つめると、チョコレート色の瞳がおかしそうに私を見下ろしていた。
「エイデン、じゃない……?」
エイデンに見えるけれど何かが違う気がして思わずあとずさりする。エイデンの顔をした男はクスクスと楽しそうに声を出して笑った。
「よく違うって分かりましたね」
エイデンにそっくりな男は私の方へ一歩踏み出し、警戒する私の手をとった。
「プリンセス レイナ、お会いできて光栄です」
手の甲にキスをされ、思わず顔がかぁっと火照る。
「プリンセス レイナ?」
誘拐犯達がざわつき始めた。
「ちっ、仕方ない。お前ら、用意はいいか?」
どうやら男達は話し合いではなく、力で解決することにしたらしい。
「マルコ!!」
エイデンそっくりさんは、私の手を握ったままもう一人の男の名を呼んだ。
すごい……
私達の方へ向かってきた男達は、マルコと呼ばれた青年によって一瞬で片付けられた。
「くそっ。覚えてろよ」
男達は捨て台詞を吐き、森の中へ逃げて行く。
「追いますか?」
マルコが尋ねると、エイデンに似た男性は首を横に振り上を見あげた。
「クロウ、頼みましたよ」
その声に応えるように、大きな黒い物体が木の上で素早く動いた。
何だかよく分からないけれど、とにかく助かってよかったぁ。口からほうっと大きなため息が漏れた。
「大変でしたね。大丈夫ですか?」
そう話しかけられ、まだ手を握られたままだと思い出した。綺麗なチョコレート色の瞳に見つめられ、何だか急に恥ずかしくなる。
「助けていただき、ありがとうございました」
「どういたしまして」
そう答えた男の顔も声も、やっぱりエイデンにそっくりだった。でも一つだけ違うところがある。さっきはこの暗さで気づかなかったけれど、髪の毛の色が違うのだ。
エイデンの髪の毛は燃えるような赤い色をしているけど、この男の髪色は赤というより茶色に見える。それに何だろ? この人の方が話し方や身のこなしに気品がある気がする。
「どうしたんですか? ボーっとして」
低く色気のある声が、私の思考を遮った。
「レオ様に見とれてるんじゃないですか?」
私を見るマルコの瞳はやけに冷たい。
「レオ様?」
「そうそう。挨拶がまだでしたね。私はレオナルド。そしてこっちは従者のマルコです」
「あの……あなたはどうして……?」
「エイデンにそっくりかってことですか?」
私の頭の中はお見通しってわけね。
レオナルドがおかしそうに笑うのを見ながら、コクンと頷いた。
「エイデンから聞いていないんですね。私はエイデンの双子の兄なんですよ」
「えっ!?」
思わず声を出して驚いてしまった。
エイデンってば兄弟がいるなんて、全く教えてくれなかったじゃない。しかも双子だなんて。
「あなたのことは聞いていますよ。エイデンの言う通り、本当に可愛いらしい方ですね」
エイデンと同じ顔、同じ声で可愛いなんて言われたら、照れちゃうじゃない。
「寒くなってきましたし、夕飯にしましょうか?」
レオナルドの言葉を合図に、マルコが焚き火に鍋をかけた。
「あっ、私も手伝います」
「大丈夫ですよ。マルコは仕事が早いから」
にっこり笑って私を見るレオナルドの顔は、エイデンよりやや柔らかだがやはりよく似ている。
「エイデンって、双子だったんですね」
「そうです。でも残念ですね。せっかくレイナが抱きついてくれたのに、すぐエイデンじゃないとバレてしまいました」
「あ、あれは……」
恥ずかしすぎて、レオナルドの顔がまともに見れない。
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