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王太子アルフレッドの新たな婚約者
★☆男爵令嬢の嘘
しおりを挟むアルフレッドは、ソフィアの言葉についに一線を超えてしまった。ソフィアの蜜壺の入り口に、自身の大きく反り立ったモノをあてがい、少しずつ奥へと侵入していく。
「あ、あるふ、れっどさまぁ・・・お、おっきいですっ、あっ、んんんっっ!!」
「そふぃあっ、大丈夫か!?い、いたいか!?」
「だいじょうぶ、です、もっと・・・おく・・・おくまできてください!」
アルフレッドは気付くことはできなかった。そう、ソフィアは初めてではない。初めてのアルフレッドには、女性の反応の違いなどまではわからなかった。
奥まで到達したアルフレッドは、快楽を求め、無心に腰を振り熱杭を打ち付けた。初めて男女の交りをし、快楽を知ってしまった。愛を請うのは言葉だけではない事。そして夢中になっていった。
「あぁぁ、あっ、あんっ、はぅっ」
「そふぃ、あっ。はぁ、はぁ、はっ、うっ」
「あっ、あっ、あんっ、あぅ、あんっ」
部屋にパンパンとぶつかり合う音。じゅぶじゅぶ、じゅぼじゅぼと打ち付けるたびにする水音。ソフィアの嬌声、二人の荒い息遣い。誰も止めるものはいない。二人がいる部屋は、男爵と夫人によって誰も近付けさせないように命令という名の配慮がされていた。どんなに声を上げようとも、誰も止めはしないのだ。
「あ、あるふ、れっどさまぁ、イ、イっちゃう、イっちゃいますぅ!」
「そふぃあ、わたしもっ。イク!うっ・・・くっ」
どくっ・・・
アルフレッドは、ソフィアの最奥に熱い精を注ぎ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「はぁ、はぁ・・・あるふ、れっど、さまぁ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・ソフィア・・・」
「きもち・・・よかった・・・です」
「ソフィア・・・好きだ、愛してる」
「嬉しい・・・私も愛してます」
アルフレッドは、初めての情事に我を忘れて快楽に浸った。取り返しがつかなくなるほど過ちを犯していることに気付かぬまま。
時間を見つけてはソフィアの屋敷に行く。そんな日々を続け数ヶ月が立った頃。
「アルフレッド様・・・」
「どうしたんだ、ソフィア。暗い顔をして」
「私、近いうちに政略結婚で歳の離れた殿方に嫁ぐことが決まりましたの・・・」
「なんだと!?ソフィアはそんな相手でなくとも他にもいくらでも嫁の貰い手はあるだろう!」
「・・・仕方ないのです、父の言うことは絶対ですから」
「私が抗議してやる!」
「待ってください!」
「なぜだ・・・」
「聞いてください」
「なんだ?どうした・・・」
「私のお腹には子がいるのです」
「・・・子が?それは誠か!?」
アルフレッドは、ソフィアが他の令息達との繋がりを知らない為、疑うこともなく自身との子だと思った。
「本当です。医者に診てもらったら三月ほどだと」
「・・・そうなのか・・・ソフィア」
アルフレッドは真剣な目でソフィアを見つめる。
「アルフレッド様?」
「ソフィアは私の妻になればいい」
「アルフレッド様!嬉しいです・・・でも、ナディア様はどうされるのですか?」
「ナディアとは婚約破棄をする。ナディアは公爵令嬢だ。いくらでも他に縁談はくるだろう。だけど、君を救ってあげられるのは私だけだ。守るのも私がいい。私にソフィアも子も守らせてくれ」
そう言ったアルフレッドはソフィアを抱きしめた。アルフレッドの腕の中で、ソフィアの顔はニヤリと笑みを浮かべていた。
だが、ソフィアのお腹には子などいなかった。どの令息の子ができたかわからないなどの事態を防ぐため、避妊薬を飲んでいたのだ。もしそれがバレても、王宮での慣れない生活に子が流れたと言えばいいと思っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
次回
もう少し聡明なのだと思っていたぞ
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