98 / 211
公爵令嬢ナディアに恋した伯爵令息
★☆甘える旦那様
しおりを挟む小さな教会で、ささやかな結婚式をあげた。王太子と婚約したエリアナに、申し訳ない気持ちが拭いきれず、大きな派手な結婚式は望まなかった。それでもナディアは幸せを噛み締めていた。そして迎えた初夜。
「ディア・・・私と一緒になってくれてありがとう」
「お礼を言うのは私の方よ。マルクスに救われて・・・幸せにしてもらったわ」
「まだだ」
「?」
「まだこれからもっと幸せにする。しかし・・・二番目にしかしてやれない私を許してくれ」
「二番目でも十分すぎますわ」
「ディアは控えめだな・・・もっと甘えてくれると嬉しいが・・・」
「では・・・私をマルクスでいっぱいにしてください。全てマルクスのものにしてください」
「・・・ディア・・・そんな事言ったら・・・自制が効かなくなるな・・・今、どれだけ我慢してると思ってるんだ?無理矢理押し倒したいのを我慢してるんだぞ?・・・・・キス・・・していいか?」
「・・・はい。マルクスの全てを私も欲しいです」
「ディア!!」
マルクスは、ナディアを寝台に押し倒すと、何度も何度も優しくキスをした。キスの雨がふと止んだかと思えば、マルクスの頭はナディアの胸に埋まっていた。
「マルクス?苦しくないの?」
「これ・・・すき・・・あんしん、する。いやされる・・・」
「ふふっ、可愛いわ。マルクスも甘えたりするのね?」
「ディアにだけ・・・」
「えぇ、私以外にこんな事したら・・・悲しいわ」
マルクスはガバッと顔を上げる。
「ディア以外にするわけがないだろう!ディア?私の愛を疑っているのかな?私の愛がまた伝わっていないようだね?仕方ない・・・わからせてあげよう」
「マルクス?」
マルクスは、ナディアの身体をあちこち手で撫でるように触れていく。その手が足の間に触れ、蜜の溢れる場所に辿り着く。
「ディア・・・これはなんだろうか?どうしてこんなになってる?」
「マルクスが、たくさん、触れる、からですわ!もう、なんだか、触れ方が、いつもと違って・・・あっ・・・」
マルクスは、蜜の溢れた秘部に手を伸ばすと、ぷっくりと膨れた花芯を見つけ、指でぐいぐいと押し付けるように触れていく。
「あっ、あんっ、あぁぁっ!」
「ディア、ここから溢れてきてるね?・・・あっ・・・」
「あぅぅっ・・・」
「あっ、すまない・・・手が滑って・・・入ってしまったね・・・凄い・・・ディアの膣が吸い付いて離さないよ?まるで食べられてるみたいだ。ほぅ・・・中はこうなって・・・」
マルクスは探るように指であちこち刺激していく。
「あっ、んっ、あぅ、あっ、いやぁっ」
「可愛い、可愛いよ、ディア・・・淑女の鏡のような君の乱れる姿なんて、誰が想像できただろうな・・・私しか見れないディアの姿・・・可愛い声・・・ディア・・・ここに入りたい・・・ディア・・・」
ぱさっと何かが落ちる音がする。指がずるりと抜かれたかと思えば、蜜の溢れたそこに熱を持ったものがあてがわれた。
「あっ・・・」
「ディア・・・受け入れてくれるか?」
「はい、きて・・・」
「あぁ・・・痛いだろうが・・・一思いに行くぞっ!!」
その瞬間、ナディアの膣にマルクスの熱杭が押し込まれた。
「あぁぁぁぁっ!!」
「でぃあ・・・すまない・・・いたい、よな・・・」
「はっ・・・あっ・・・」
「ディア、苦しい?息をして、ゆっくり・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「大丈夫か?一気にいきすぎたな・・・すまない」
「いいえ、マルクスのモノでいっぱいで・・・嬉しいっ、いあっ、あふっ」
マルクスは、嬉しいという言葉に反応し、ナディアの膣で己のモノを出し入れするように動かす。最初は伺うようにゆっくりだったが、段々と遠慮をしない動きに変わり、ナディアは痛みを忘れ、襲ってくる感覚に我を忘れ、乱れていた。
「あんっ、あっ、あっ、んっ、あぅっ」
「でぃあっ、あいし、てるっ!」
「まるくすっ!あっ、んっ、あっ、あっ、あんっ・・・・・だ、だめぇっ!なんか、いやぁっ、だめ、だめっ!!」
ナディアは連続の刺激に、段々と身体が反応し始め、何かが迫ってきている感覚に襲われていた。
「ディア?イキそうなのかい?一緒に、一緒にイこうっ!」
「いあっ、いっ、あっ、あん、んっ・・・・・あぁぁぁぁぁっ!!!」
ナディアは達して背中をのけぞらせ、ガクガクと身体を揺らした。
「ディア!・・・・・射精るっ!!・・・くっ・・・」
白濁が一気に注がれた。
「はぁ、はぁ、ディア・・・愛してる」
「はぁ、はぁ、はぁ、まる、くす・・・愛してる」
二人はどちらともなくキスをした。
ーーーーーーーーーーーーーーー
次回
君との子なら可愛い事間違いないのだから
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる