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【ゲオルグ・イザベラside】本心を言えずに
しおりを挟むウィルフレッド、レティシアと会話をしながらも、ゲオルグとイザベラはいろんな事を考えてしまう。交互に心境を書いています。少々長めです。
【ゲオルグside】
ん・・・
いつのまにか眠ってしまっていたな・・・
イザベラ?
イザベラはどこに行ったんだ?
「・・・イザベラ・・・」
「は、はい・・・ここにおりますよ?」
うつろに愛する妻の名を呼ぶと、意外と近くから声がした
部屋の中にいたんだな・・・
もしかしてずっと付いていてくれたのだろうか
だとしたら嬉しいが・・・
義務感からかもしれないから、自惚れはやめておこう
「体調がすぐれませんか?お医者様をお呼びしましょうか?」
「いや・・・眠っていたからか、随分といい」
「それはよかったです。あの・・・」
「ん?」
「アバンス騎士団長様と、奥様のレティシア様がお見舞いに尋ねてこられていますわ」
「そうなのか?何も聞いていなかったが?」
「も、申し訳ありません!私が勝手に滞在を薦めてしまいまして・・・」
「そうなのか。別に構わないぞ?」
「・・・あ、ありがとうございます」
折角だ、二人に会いたいな
呼んで来てもらうか
「二人を呼んでくれるか?」
「わ、わかりましたわ」
「ん?イザベラどこに行くんだ」
「呼んで参ります」
「イザベラが行かなくてもいいだろう?」
「えっと・・・」
「ジルを呼べ」
「はい・・・」
側にいてくれないと不安だ
お前はずっと俺の側にいて欲しい
【イザベラside】
「・・・イザベラ・・・」
「!?・・・は、はい・・・ここにおりますよ?」
えっと・・・
何故そんなに嬉しそうなのでしょうか
まだ夢うつつな様子ですし・・・
何かいい夢を見ておられたのかもしれないわ
「二人を呼んでくれるか?」
「わ、わかりましたわ」
アバンス団長ご夫妻にお会いになられるのね・・・
呼んでこなくては
「ん?イザベラどこに行くんだ」
え?
呼びに行くんですが・・・?
「呼んで参ります」
「イザベラが行かなくてもいいだろう?」
えっ・・・?
で、ではどうすれば・・・
「えっと・・・」
「ジルを呼べ」
「はい・・・」
辺境伯夫人として足りない部分を指摘されたのだわ・・・
私もまだまだね・・・
もっとふさわしくなれるよう
辺境伯夫人としての自覚を持てということよね?
【ゲオルグsaid】
ウィルフレッドの奴・・・
今言う事ないだろうが・・・
俺だって悪いと思っているさ
「イザベラには申し訳なかったと思ってる。もっと他にいい男がいただろうに、俺が娶ったばっかりに・・・」
最初は手放してもいいと思っていたんだ
牢から出して、王都から連れ出して
辺境に来れば、イザベラの事を知らない者ばかりで
やり直すにはいいと思ったんだ
イザベラの心が安寧を取り戻し、誰かに恋をしたのなら・・・
俺はイザベラの幸せを願って手放すつもりでいたんだ
でも・・・
ダメだ・・・
イザベラが好きだ
愛している
誰にも・・・渡したくない・・・
もしも、もしもイザベラが辛く、ここの生活に耐えられないのならば・・・
手放す覚悟もいるのだろうな・・・
「・・・私はここに嫁げてよかったと思ってますわ・・・みなさん親切にしてくださいますし」
ここに
嫁げて
よかっ・・・た?
本当か?無理してないか?
使用人達がよくしてくれているからだろうな
後で皆に礼を言わねば
だが願わくば・・・俺と一緒にいたいからと言って欲しかったと望んでしまう
いや、高望みはいけないな
イザベラがここに留まってくれるだけでいい
多くは望まない
望みすぎて・・・嫌われたくないから
【イザベラside】
「イザベラには申し訳なかったと思ってる。もっと他にいい男がいただろうに、俺が娶ったばっかりに・・・」
そんな事ないのに・・・
辺境伯様はとてもお優しくて・・・
いつも私を優しい眼差しで見守ってくださる
この方となら
穏やかで
優しい時間が流れていくのだろうと思える
自然と未来を想像している自分がいるの
「・・・私はここに嫁げてよかったと思ってますわ」
これは紛れもない本心
ここに来れてよかった
みなさん親切で・・・
辺境伯様もお優しくて
段々と惹かれている私がいる事を自覚してしまっている
「・・・みなさん親切にしてくださいますし」
こんな事じゃなくて
もっと・・・もっと気持ちを伝えたいのに
お慕いしていると伝えたいのに・・・
何故勇気がでないの?
でも、私のような小娘から言われても、何も嬉しくないかもしれないわ
辺境伯様は私を憐れに思い助け出してくださっただけ
高望みはいけない・・・
辺境伯様が私のことを思ってくださるなんて
望んではいけないもの
【ゲオルグside】
「結局はレイバンの仕業だったって事か」
ウィルフレッドから事件の真相を聞いた
レイバンも辛い人生を送ってきていたのだな
あいつはいつも飄々としてて他人に優しいだけの奴だと思っていた
部下の面倒見は誰よりもよかった
慕っていた騎士達も多いだろう
「えぇ、ですが、もう一人牢に捉えられている者がいましてね・・・」
ん・・・?
なんだか言葉のキレが悪いな・・・
「師匠、夫人には少々辛い話になるかもしれないんですが・・・」
イザベラにとって辛い話?
まさか・・・公爵家の人間が関わっているというのか?
イザベラ・・・?
顔が真っ青じゃないか!
大丈夫だ、俺がついている
俺が守ってやる
もう誰にもお前を傷つけさせやしない
遠い・・・
もっと近くに来い
大丈夫だと言って安心させたい
そうだ
こっちだ
ここに、座れ
・・・
・・・
あぁっ!もう、どうにでもなれっ!
ふわぁっ・・・
イザベラの足・・・
これが膝枕か・・・
やばい・・・自分からしておきながら恥ずかしい・・・
「へ、辺境伯様!?」
す、すまん・・・
驚いたよな?
俺自身も驚いている・・・
膝枕がこんなにいいもんだったなんて
知らなかった・・・
だが、いい
このままがいい
イザベラの膝枕は俺だけの特権だ
こ、このくらいは・・・いいよな?
「このまま聞きたい」
言った!言ってしまった!
き、気持ち悪かっただろうか・・・
「師匠、オジサンが甘えるのはあまり可愛らしくはないかと」
うっ・・・
否定はできない
だが、お前だって、もう30手前だろう?
若いと思っているのか?
レティシア夫人の方が随分と若いのに
お前だって歳が離れているんだからな?
だがな・・・こいつは顔がいいんだった
いい男は得だよな・・・
「お前だってそんなに若くはないだろう?随分と甘えているらしいじゃないか」
「・・・まぁ、否定はしませんが」
それにしてもイザベラ・・・
可愛いがすぎるだろう!
照れている顔が可愛い
真っ赤じゃないか!
二人きりなら唇を奪っていたかもしれないな
それだけで済ませれた自信がない
押し倒して・・・
い、いや、俺は何を考えているんだ!
今は、イザベラを安心させてやる事が先だ!
ムフフな展開の想像は後でいくらでもできる
今はそれじゃない
【イザベラside】
「えぇ、ですが、もう一人牢に捉えられている者がいましてね・・・」
アバンス団長様、どうしてこちらを見るのです?
ま、まさか!私の身内なのですか!?
「師匠、夫人には少々辛い話になるかもしれないんですが・・・」
やはりそうなのですね・・・
私はどうしたら
事件に家の者が関わっているなどと知れば・・・
辺境伯様も私の事を見放すかもしれませんね
私は・・・
もう何も失いたくないのに!
えっ?何・・・かしら?
辺境伯様が手招きしてらっしゃいます
こっちに来いとおっしゃっているのかしら?
ここに・・・座ればよろしいの?
えっと・・・
失礼・・・します
・・・
・・・
ひゃぁっ!?
あ、頭が乗ってます!
え、え、これって・・・
膝枕!
は、恥ずかしいですわ!
「へ、辺境伯様!?」
「このまま聞きたい」
こ、このままですの!?
えっと・・・
私はじっとしていればいいのでしょうか・・・
私は枕・・・私は枕・・・
「師匠、オジサンが甘えるのはあまり可愛らしくはないかと」
甘える?
誰が・・・?
オジサン?
・・・
えっ?
辺境伯様が甘えてるとおっしゃるの!?
話を聞くのに丁度良い高さだったという事ではないの!?
「お前だってそんなに若くはないだろう?随分と甘えているらしいじゃないか」
「・・・まぁ、否定はしませんが」
否定・・・されませんね
辺境伯様?
これって、甘えてらっしゃるの?
本当に?
何でしょうか・・・
目の前で辺境伯様のミルクティのような髪がサラサラと揺れて・・・
触れてみたい
はっ!?
今はそれどころではありませんでした!
私は一体何を考えているの!?
【ゲオルグside】
イザベラ、身体が随分と強張っているな
大丈夫だ
俺がついてるぞ?
もう誰にもやらない
だから・・・
捕まえておかねばな!
えいっ!
イザベラ・・・腰を引き寄せたら、今、ビクッと身体が反応したな
可愛いな
俺のイザベラは可愛い
もう逃さない
俺に捕まった事、諦めるんだな
「イザベラ、大丈夫だ。俺がついている。これから聞くことが何であっても、俺が側にいる。だから、きちんと聞いておこう」
「・・・は、はい・・・」
「マクシミリオンが陛下の寝所に忍び込んだ事が事の発端です」
「お、お兄様が!?」
何やってるんだ、マクシミリオン・・・
「あぁ、シアに手を出そうとして、派手にやらかした事で、屋敷に軟禁状態だった。それで、次期公爵家当主の座からもおろされた。何も叶わず、何も手にできず、あいつは自暴自棄になり、公爵にもう一度目を向けてほしくて、見返してやりたくて、大きな事を起こそうと画策した。だが、先に話した通り、今回の一件は全てレイバンが仕組んだこと。マクシミリオンは利用されたに過ぎない。だが・・・屋敷を無断で抜け出したのはよくなかったな・・・」
夫人に手を出そうとしたのか
それはお前も黙ってはいられなかっただろうな
陛下に気に入られているお前に目をつけられたら、貴族としてはたまったもんじゃないからな
家の不利になるくらいなら、嫡男であろうと、家督を継ぐ者であろうと、切り捨てたが得策だと考える当主もいる
マクシミリオンは・・・公爵に見放されたんだな
「・・・お兄様は・・・お兄様はどうなるのでしょうか・・・」
イザベラ・・・
不安だよな?
小さい頃から、マクシミリオンとは仲が良かったもんな
「マクシミリオンの処罰は俺に一任されている。悪いようにはしないと誓う。マクシミリオンが屋敷を抜け出している間に、君が師匠のところへと嫁いで来た。それを教えてやると、あいつは・・・兄の顔になったよ。随分と心配していた。だから・・・マクシミリオンを安心させるためにも、君には幸せになってもらわないと行けない。だから、こんな人だけど、師匠をよろしく頼むよ」
幸せにするに決まっているだろう!
だが、その前に、こんな人ってなんだ!
「・・・すみません、お兄様の事・・・よろしくお願いします」
「あぁ」
「なぁ、ウィルフレッド、こんな人って言い方はないだろう・・・」
おい、呆れたような顔をするな!
「そんな格好で言われてもですね・・・」
「案外いいもんだな。ハマりそうだ・・・」
い、いや、そんな事言いたかったんじゃない
俺、変態みたいじゃないか?
イザベラ、引いていないか?
「ゲオルグ様の髪もサラサラと気持ちよさそうよ?」
「は?」
レティシア夫人は何を言ってるんだ?
俺の髪がサラサラ?
おいおい・・・
目の前でイチャつくな
って・・・
頭を撫でて・・・
サラサラ?
気持ちがよさそう・・・?
・・・っ!?
これの事を言ってたって事なのか?
・・・
ぬぉっ!?
イ、イザベラの手が・・・
俺の頭に・・・
髪を梳いている
心地いい
恥ずかしい
指、細いんだな・・・
優しいな
気持ちがいい
もっと
もっと撫でて欲しい・・・
しかし・・・
は、はずかしい!!!!!
絶対今、俺、真っ赤だ!
ウィルフレッドにこれを見られるのは死ねるぞ!
くっ、せめて顔を隠したい!
見るな!
見るんじゃない!
・・・
あれっ・・・
俺、今・・・
イザベラの足に顔を押し付けてるのか!?
むぅぅぅ・・・
イ、イザベラ
まだ頭撫でるのか?
俺はもう・・・
お前からいい匂いがして
・・・
クラクラしてる
あぁ
ダメだ
俺の俺が・・・
はち切れそうだ・・・
み、見られてないよな!?
・・・
あっ・・・
いつのまにか二人はいなくなってた・・・
イザベラ・・・
やっぱり好きだ
離れたくない
もうしばらくこのままで
俺の愚息が・・・
掛布でかくれていてよかった・・・
【イザベラsid】
ひゃうっ!?
へ、辺境伯様!?
どこに手を伸ばしているのです!?
これでは抱きしめられているようではないですか!
「イザベラ、大丈夫だ。俺がついている。これから聞くことが何であっても、俺が側にいる。だから、きちんと聞いておこう」
「・・・は、はい・・・」
そうでした!
大事な話の途中です
でも・・・
辺境伯様の手が触れているのが
頭が乗っているのが気になって・・・
「マクシミリオンが陛下の寝所に忍び込んだのが事の発端です」
「お、お兄様が!?」
お兄様!
どうしてそんな事を・・・
「あぁ、シアに手を出そうとして、派手にやらかした事で、屋敷に軟禁状態だった。それで、次期公爵家当主の座からもおろされた。何も叶わず、何も手にできず、あいつは自暴自棄になり、公爵にもう一度目を向けてほしくて、見返してやりたくて、大きな事を起こそうと画策した。だが、先に話した通り、今回の一件は全てレイバンが仕組んだこと。マクシミリオンは利用されたに過ぎない。だが・・・屋敷を無断で抜け出したのはよくなかったな・・・」
お兄様・・・
いつもお父様に認めてもらいたくて頑張っていらしたもの
報われない気持ちは私もよくわかりますわ
しかし、次期公爵家当主の座からおろされたら
お兄様はどうなってしまわれるのでしょうか・・・
「・・・お兄様は・・・お兄様はどうなるのでしょうか・・・」
「マクシミリオンの処罰は俺に一任されている。悪いようにはしないと誓う。マクシミリオンが屋敷を抜け出している間に、君が師匠のところへと嫁いで来た。それを教えてやると、あいつは・・・兄の顔になったよ。随分と心配していた。だから・・・マクシミリオンを安心させるためにも、君には幸せになってもらわないと行けない。だから、こんな人だけど、師匠をよろしく頼むよ」
お兄様が私を心配・・・
今はご自分の身の心配をなさってくださいまし!
それより、こんな人って・・・
辺境伯様はとても素敵な殿方ですわ
紳士的で優しくて、包容力がおありで・・・
とにかく素敵なんですの!
「案外いいもんだな。ハマりそうだ・・・」
膝枕、お気に召しましたの?
いつでもしてさしあげますわ
髪がサラサラ?
気持ちよさそう?
あら
あらら・・・
目の前でイチャイチャし出しましたわね・・・
頭を撫でて・・・
髪を手櫛で梳いて
はっ!?
そういう事ですの!?
サラサラと気持ちよさそうねって・・・
まさか・・・
・・・
レティシア様も、辺境伯様の頭を撫でたいと?
ダ、ダメですわよ!
辺境伯様をヨシヨシするのは私だけなんです!
誰にも譲りませんわ!
サラサラ・・・
サラサラ・・・
ふふっ、いいものですわね
それにしても、辺境伯様、さっきから微動だにしませんが・・・
耳まで真っ赤ですわ
照れていらっしゃるの?
可愛いですわ!
可愛いがすぎますわ!
えっ!?
へ、辺境伯様?
何故、そのように顔を押し付けるのです!
なんだか、足にキスされているみたいです
いえ、足を食べられている!?
食べ・・・
私、食べられちゃいますの!?
夫婦ですし、
いつかはとは思いますが・・・
まだ心の準備が!
あぁ、まぎらわしに頭を撫で回しましょう!
サラサラしていていいですわ
サラサラ
サラサラ
サラサラ
?
辺境伯様、何だかモゾモゾされていますが
どうなさったのでしょう?
あ、そういえば、
お二人は?
いつのまにかいなくなってましたわ
もしかして気を利かせていただいたのですね・・・
明日・・・
お時間があれば、レティシア様にもっとお話をお聞きしたいわ
もっと夫に夢中になってもらう方法をお聞きしなくては!
。。。。。。。。。。。。。。。
どちらにせよ
それを言葉にすればいいのに
そうツッコミたくなるような
焦ったい二人だった
ーーーーーーーーーーーーーーー
次回
あ、あの・・・レティシア様とお話がしたくて
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