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【ディアルドside】嫉妬と独占欲と
しおりを挟む「父上、母上、戻りました!」
クラウディアが、クラウディアが僕の屋敷にいる!!
「おぉ、ディアルドか!それでどうなった?クラウディア嬢は手に入れたのか?」
「えぇ、この通りです!」
クラウディアは、馬車の中でずっと、望まれていない方だったらがっかりされますと仕切りに心配していたが、そんな心配いらないんだ
両親も、クリスティア嬢よりクラウディアがいいと言っていたんだから
しかし喜んだのも束の間だった
何故こうなった・・・
「やっぱりクラウディアは可愛いわ!」
「初めての娘だな、フレア?」
「えぇ、ねぇ、抱きしめさせて?」
「羨ましいな、わしも抱きしめたいな」
「父上はダメです!」
「何故だ?娘を抱きしめて何が悪い」
「男だからです!」
「ねぇ、クラウディア、私の事はお義母様と呼んでね?」
「わしはお義父様だな」
「はい、お義父様、お義母様」
「まぁ、可愛い!!」
確かに可愛い・・・
恥じらいながら名を呼ばれるなんて、羨ましい!
・・・いや、違うか・・・
しかし、両親ともクラウディアに構いすぎでは?
「父上も、母上も互いがいるでしょう!クラウディアは僕のものです、お二人にはあげません!」
はぁ・・・クラウディア・・・
そろそろ湯あみも済んだかな・・・
会いたい!
同じ屋敷の中にいるのに何故別々にいないといけないんだ!
しかも一間あいて隣の部屋にいるんだぞ?
「ディアルド様、お待ちください!」
「小さなお子様ではないのですから、一緒に寝るなどと」
「せめて夫婦になられてからで!」
うるさいっ!
嫁にもらうんだ、遅かれ早かれ一緖に寝るんだ
少し早くなっただけだろう?
バタン!
「クラウディア!」
はぁわぁぁぁ・・・
夜着のクラウディア・・・・
可愛い・・・
可愛い・・・
可愛い!!!!
しまった・・・
寝台に押し倒してしまった・・・
しかし・・・いい匂いがする・・・
クラウディアがここにいる・・・
「クラウディアお嬢様、すみません、ディアルド様が、どうしてもと聞かなくて・・・お止めしたんですが、クラウディアお嬢様と一緒に寝ると・・・」
「幼い子ではないんですよと言い聞かせたんですが・・・」
「結婚するまでは我慢なさいませと言っても聞かなくて」
使用人達が何か言っているがどうでもいい
あぁ・・・
可愛いクラウディア・・・
ちゅっ
「ひゃぁっ!?」
反応まで可愛いなんて・・・
「坊ちゃん、お辞めなさいませ!クラウディアお嬢様が、驚いてらっしゃるではありませんか!」
げっ・・・
イルマの声がした・・・
俺は使用人達に取り押さえられるようにしてクラウディアから剥がされた
クラウディア・・・
クラウディア・・・
嫌だ・・・
離れたくないのに・・・
くらうでぃあぁぁぁぁ!!!
そして、僕は皆が寝静まった頃、クラウディアの部屋に行き寝台に忍び込み・・・
後ろから抱きしめて幸せな気持ちで眠りについた
ーーーーーーーーーーーーー
次回
しかも、ちゃんと両親の気にいる令嬢を見つけてくる。極上の女をな?
いつか僕にも大事なお姫様?が現れるといいな・・・
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