騎士団長様からのラブレター ーそのままの君が好きー

agapē【アガペー】

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★そのままがいい、性的な意味で

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毎日レティシアにベッタリと甘えて過ごしたウィルフレッド。怪我をして10日ほどが経ち、起き上がる事もできるようになった。


「シア、どこ行くんだ?離れるな」


レティシアが寝台から出ようと動いた時、ウィルフレッドは敏感に反応を見せ、腕を掴む。


「着替えに行くだけよ。流石に一日中夜着のままではいられないわ」

「どうしてだ?一日中俺と一緒なんだ、そのままでいいだろう?」

「私が怪我してるわけじゃないの」

「着替えたら横になるには不便だ」

「横になっていないといけないのはウィルでしょう?」

「シアも一緒にだ。それにそのままの方がいい。着飾らないそのままのシアがいいんだ」


一緒にゴロゴロしていたいからそのままでいいと言っていると解釈したレティシアに対し、着替える必要がどこにある?着替えてどこかに行くつもりなのか?そんな事したら他の男に取られてしまう!・・・というのがウィルフレッドの本音だった。


「いいえ、着替えるわ」

「ダメだ」

「えっ・・・きゃぁっ!」


ウィルフレッドは寝台を出ようとするレティシアの腕を掴み、そのまま抱きしめる。


「このままがいい・・・薄い夜着の方が、抱きしめてて気持ちがいい」

「あっ、ウィ、ウィル!?」

「ん・・・やわらかい」


後ろから抱きしめた格好で、やわやわとレティシアの胸に触れていく。夜着の上からではあるが、薄い生地のため、直に触れるのとそう変わりはないだろう。次第に首や肩に唇を寄せ、舌を這わせ出した。


「ウィル、ダメっ!」

「ダメか?でもここは素直だぞ?」

「ひぃぁっ」


やわやわとレティシアの胸を揉むように触れていた手が、主張したソレに気付くと、指できゅっと軽く摘んだ。手で胸を包むようにやわやわと触れながらも、硬くなってきた乳首を指の先でコリコリと愛撫を続ける。レティシアは与えられる刺激に声が漏れてしまう。


「あっ・・・んっ・・・っ」

「ダメじゃないだろう?」

「いやっ、ダメ!」

「そうか・・・じゃあ、これは・・・なんだ?」

「ひゃぁぅっ!?」


気付けばウィルフレッドの手が下着の中に滑り込んでいた。蜜で濡れ始めた秘部を指で撫でるように触れると、見つけたと言わんばかりに集中的に一箇所を責め出した。


「あっ、あんっ、んっ、んんんっ!」


刺激に身体が強張り足を閉じようとするも、それに気付いたウィルフレッドがレティシアの足を閉じさせないよう、自身の足を挟ませる。片方の手が腰をがっしりと掴んでいるため、身動きも取れず逃げられず、そのせいで刺激は襲い続けてくる。ウィルフレッドは、見つけた花芯に指をグリグリと押し付けはじめた。


「ああっ!いあっ、んっ、あうっ!・・・あっ、あっ・・・あああぁぁっ!!!」


レティシアは身体をガクガクっと揺らし、達してしまった。


「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

「達したね?可愛い、可愛いよ、シア」

「もうぅぅ・・・ウィルのばか」

「でも・・・」


ウィルフレッドはぎゅっとレティシアを抱きしめなおす。


「これで着替えなくて良くなっただろう?」


抵抗する気もなくなり、大人しく腕の中に収まるしかないとレティシアは諦めた。





ーーーーーーーーーーーーーーー

次回

私は、婚約者の期待にも応えられないような女なのね・・・


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