騎士団長様からのラブレター ーそのままの君が好きー

agapē【アガペー】

文字の大きさ
上 下
125 / 544

【ウィルフレッドside】★耐えろ、俺!

しおりを挟む


「んはっ・・・はぁ・・・」

「ごめん、ちょっとやりすぎた・・・」





あぁぁぁ・・・・・
シアが可愛い・・・





「あの・・・ウィル?・・・その・・・」

「あぁ、すまない・・・シアがあまりにも可愛いから・・・つい・・・な?」




シアが可愛すぎてもう理性を保っているのが辛い・・・
キスも少し強引すぎたか?




「媚薬、また飲まされたの?」





媚薬?
なんで今、媚薬の話を?あぁ・・・そういう事か
しまったな・・・
随分と主張していたようだ
知らずにシアの足に押し付けた格好になっていたんだな・・・




「そんなわけないだろう?媚薬が効いているんだったら、こんなに余裕はないぞ?」




今、媚薬など盛られようものなら、きっとシアを襲ってしまうな
あの時ならまだしも、今はシアも俺に好意を寄せてくれているんだからな




「なんだったら、今、目の前に何も纏っていないシアがいるんだ・・・襲わないはずがないからな」

「そう・・・なの」

「このままおいしく頂いてもいいんだが・・・」




シアはどこもかしこも甘いな・・・




「・・・さすがに婚前交渉したら、父上や母上に怒られそうだ」

「・・・ウィル、したいの?」




変な事を聞くもんだ
したくないはずがないだろう?




「愚問だな。シアに聞かれて、その質問にNOと答えると思うか?ましてやこの状況だぞ・・・今も必死に我慢しているというのに」

「ひぁっ!・・・あっ・・・んっ・・・」




可愛い声が・・・うっ・・・マズイな
しかし、これは・・・




「うん・・・俺のモノだって言っているみたいだ・・・」





シアの胸にキスマークなんて付けたが・・・怒られるだろうか?
しかし、俺がこんな事をする様になるなんてな・・・




「なぁ、わかっただろう?俺はシアを穢れているなんて思ってない。これまでどれだけこうしたいと思っていたか・・・毎回一緒に湯あみしようなんて言っていたけど、心臓はバクバクしてたんだ。断られて残念な気持ちもあったが、ホッとしている自分もいた。だって、目の前に全裸のシアがいてみろ?理性なんて簡単に吹き飛んでしまう。今だって・・・必死に抑えているんだぞ?だから・・・あんまり煽ってくれるなよ?」

「煽る?煽ったらどうなるの?」

「・・・だから・・・想像させるなって・・・食っちまうぞ!!」




どうなるかなんて俺にだってわからないさ
頼むから、想像させないでくれよ





「・・・頼むから・・・あまり煽らないでくれ・・・あまり長く浸かるといけないな・・・あがろうか」




シアをタオルで包んで寝台に運ぶ
初夜もこんな感じなのだろうか・・・
はぁ、シアに触れたい
全てに触れたい
そうだ、俺はもう遠慮しないと決めたんだ
シアの露わになった胸、シアの素足・・・
これ以上欲をそそられるものはないな





「ウィル・・・あっ・・・ダメっ・・・」

「シア、全部触れさせて・・・あいつが触れたところがないように、全部・・・俺のものにする」





ここにも触れたい
ここに・・・俺のが入るんだよな・・・





「ひゃうっ、ウィル!?だ、だめっ」




何かが・・・まとわりついて・・・
濡れてるのか?




「シア、濡れてるじゃないか・・・」

「そ、それは・・・ウィルが触れるから・・・たくさんキスするから」




うっ・・・
耐えろ、耐えろ、俺っ!!
嬉しい・・・俺の手で、俺に・・・
感じてくれているという事だよな
早くシアの全てを俺のものにしたい!




「嬉しいよ・・・シア、早くここに入りたいなぁ・・・だが、今は我慢する・・・指でな?」




さらに溢れてきたな・・・
しかし凄い・・・
こんなとこに俺のを入れたら・・・途端に達してしまいそうだ・・・
指でさえこれだけ締め付けると言うのに、大きくなったモノを入れたら・・・
どれ程なのだろうな・・・
あっ、待てっ!逃げるな
つい強く腰を掴んでしまったな
シアが俺から逃げようとするからだぞ?





「シア、逃げないでくれ」

「で、でもっ、あっ・・・んっ!」




可愛いがすぎる・・・
あぁぁ・・・
意地悪したくなる




「シア、可愛い・・・あの時、シアもこんな気持ちだった?俺の事、一方的にして、どんな気持ちだった?」

「あ、あんっ・・・あの、時はっ、んっ、あっ・・・応急、処置って、言った、じゃないっ!あっ、んんっ!」

「そうか・・・じゃあ、これも応急処置だな。シアの心を慰める為のな?俺も三回イったよな・・・シアも三回イクか?」





イかせたいな・・・
どんな表情で、どんな声を上げるんだ?





「だめっ、もう、だめぇっ!いあっ、やっ、んっ」

「何がダメなんだ?俺はシアの可愛い表情を見たいだけなんだがなっ!!」





指を増やそう
もっと、もっとシアを乱れさせたい
俺しか知らないシアを見たい




「いあっ、やっ、んっ、だ、だめっ、だめぇっ!」




なんだか余裕がなくなってきたな・・・
気持ちよくなってくれているのか?




「あぅっ、んっ、いあっ、だ、だめっ、だめぇっ、あ・・・んっんんっ・・・あああぁぁぁ!!!」





あっ・・・
イッた・・・イッたのか?
ガクガクしてる・・・背中をのけ反らせて、つま先も力が入っている
顔も赤らんで、荒い呼吸で・・・
挿れたい・・・挿れたいっっ!!!
・・・ダメだ、落ち着け、俺・・・




「あぁ・・・シア、達したね・・・可愛い・・・可愛いよシア・・・可愛い」

「はぁ、はぁ・・・はぁ・・・ウィ、ウィル・・・」

「シア・・・勝手にこんな事してすまない。全てに触れたくて・・・誰も触れていないところも全て・・・な・・・シア、好きだ・・・愛している・・・」

「ウィル・・・私も愛しているわ」

「ふっ・・・はぁ、幸せだ・・・」




シアに出会えてよかった
俺はシアのおかげで幸せを知ったんだ


シアを明日、手紙にも書いていた湖にピクニックに誘った
もちろんブルーノに乗って


ダメだ・・・
シアといると安心して・・・
居心地が良すぎるんだ・・・





「好き・・・だ・・・」

「私も・・・」

「愛し・・・て・・・る・・・」

「えぇ」

「・・・る」

「?・・・ふふ、眠ってしまったのね?」




シアが頭を撫でてくれているんだな・・・
気持ちがいい・・・
何か言っているみたいだがよく聞こえない・・・
シア、好きだ、愛してる
明日もまた・・・一緒だぞ・・・
これからも・・・ずっと・・・一緒だから・・・な?





ーーーーーーーーーーーーーーー

次回

・・・シアが俺の嫁になるのが嫌で・・・出て行ったのかと・・・思った・・・






しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

結婚式に代理出席したら花嫁になっちゃいました

ゆきりん(安室 雪)
恋愛
美希は平日派遣の事務仕事をしているが、暇な土日に便利屋のバイトをしている。ある日、結婚式の友人の代理出席をする予定で式場にいたのに!? 本編は完結してますが、色々描き足りなかったので、第2章も書いています。

友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった

海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····? 友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))

誰でもイイけど、お前は無いわw

猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。 同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。 見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、 「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」 と言われてしまう。

蔑ろにされた王妃と見限られた国王

奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています 国王陛下には愛する女性がいた。 彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。 私は、そんな陛下と結婚した。 国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。 でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。 そしてもう一つ。 私も陛下も知らないことがあった。 彼女のことを。彼女の正体を。

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

処理中です...