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★これは応急処置
しおりを挟む「あまり長く浸かるといけないな・・・あがろうか」
そう言うと、ウィルフレッドはバスタオルを掴み、レティシアを包むとそのまま寝室へと運んでいく。そっと寝台におろすと上から見下ろすように覆いかぶさった。そのままゆっくりとキスをする。そのキスは次第に場所を移していき、レティシアの身体にくまなく触れていった。
「ウィル・・・あっ・・・ダメっ・・・」
「シア、全部触れさせて・・・あいつが触れたところがないように、全部・・・俺のものにする」
身体に触れていた手が、レティシアの秘部にたどり着く。
「ひゃうっ、ウィル!?だ、だめっ」
途端にレティシアの身体が強張る。
「シア、濡れてるじゃないか・・・」
「そ、それは・・・ウィルが触れるから・・・たくさんキスするから」
「嬉しいよ・・・シア、早くここに入りたいなぁ・・・」
指で愛液が溢れるそこをさするように触れていく。
「だが、今は我慢する・・・指でな?」
くちゅっという音をたて、ウィルフレッドの指がレティシアの膣に侵入していく。初めての異物感に驚き逃げようとするが、ウィルフレッドのもう片方の手が腰をガッシリと掴んでいて身動きがとれなかった。
「シア、逃げないでくれ」
「で、でもっ、あっ・・・んっ!」
「シア、可愛い・・・あの時、シアもこんな気持ちだった?俺の事、一方的にして、どんな気持ちだった?」
「あ、あんっ・・・あの、時はっ、んっ、あっ・・・応急、処置って、言った、じゃないっ!あっ、んんっ!」
「そうか・・・じゃあ、これも応急処置だな。シアの心を慰める為のな?俺も三回イったよな・・・シアも三回イクか?」
「だめっ、もう、だめぇっ!いあっ、やっ、んっ」
「何がダメなんだ?俺はシアの可愛い表情を見たいだけなんだがなっ!!」
ウィルフレッドは指を二本に増やし、ぐりぐりと膣をまさぐっていく。ぐちゅぐちゅという蜜が溢れて絡む音が部屋に響き、レティシアの耳を犯していく。
「いあっ、やっ、んっ、だ、だめっ、だめぇっ!あぅっ、んっ、いあっ、だ、だめっ、だめぇっ、あ・・・んっんんっ・・・あああぁぁぁ!!!」
レティシアはガクガクと身体を震わせ達してしまった。
「あぁ・・・シア、達したね・・・可愛い・・・可愛いよシア・・・可愛い」
ウィルフレッドはレティシアの胸に顔を埋めて甘えていた。
「はぁ、はぁ・・・はぁ・・・ウィ、ウィル・・・」
「シア・・・勝手にこんな事してすまない。全てに触れたくて・・・誰も触れていないところも全て・・・な・・・シア、好きだ・・・愛している・・・」
「ウィル・・・私も愛しているわ」
「ふっ・・・はぁ、幸せだ・・・なぁ、シア?」
「・・・なに?」
「明日、休みなんだ、ブルーノに乗って、前に手紙に書いた湖に行ってみないか?」
「連れてって・・・くれるの?」
「あぁ、お弁当・・・持って、ピクニック・・・だ」
「ふふっ、楽しみだわ」
「あぁ・・・シア」
ウィルフレッドは腕にレティシアの頭を乗せ、しっかりと抱きしめる。
「好き・・・だ・・・」
「私も・・・」
「愛し・・・て・・・る・・・」
「えぇ」
「・・・る」
「?」
レティシアの耳元から、すぅすぅと規則正しい寝息が聞こえてきた。
「ふふ、眠ってしまったのね?」
レティシアは、擦り寄るように自身の首に顔を埋めているウィルフレッドの髪を梳くように、優しく頭を撫でた。ぬくもりに包まれ、レティシアもゆっくりと眠りにおちていった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
次回
【ウィルフレッドside】
これ以上欲をそそられるものはないな
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