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【???騎士side】頼むから離れてくれ
しおりを挟むうっ・・・はぁ、はぁ・・・なんでこんな事に・・・とりあえず、人気のない所まで来たが・・・どうすれば・・・くそっ・・・誰が媚薬なんか・・・あの時か、あのメイド・・・迂闊だった・・・警戒が薄れていたな・・・水など受け取ったから・・・くそっ!・・・誰の差し金だ・・・
・・・ん?・・・マズい・・・誰かくる・・・こっちに来るな・・・なにっ・・・若いご令嬢じゃないか!・・・来るなっ!来るんじゃない!・・・苦しい・・・このままでは襲いかねん・・・頼む、来ないでくれっ!
「あなた、どうされましたの?」
うっ・・・離れろっ!
・・・触れたい・・・
いやっ、俺は何を考えてるんだ!
・・・しかし・・・あの白い肌・・・むしゃぶりつきたい・・・
うっ・・・俺は・・・一体・・・どうしたんだ・・・
「はぁ・・・はぁ・・・離れてくれ・・・近寄るな・・・」
頼む、それ以上は・・・君に触れたくなる・・・
触れたくて仕方がないっ・・・
いやっ、ダメだ!!
「どこが具合が悪いのではなくて?」
頼む・・・これ以上・・・
声を聞くだけでゾクゾクする・・・
しかし、なんて可愛い声なんだ・・・
「立てるかしら?」
やめろっ!手なんか出すな!今触れてしまえば取り返しのつかない事になってしまう!
君を強引に・・・その身体を・・・暴きたい・・・うっ・・・
「近寄るな・・・はぁ・・・うぅ・・・危ない・・・早く離れてくれ!」
なんで近寄るんだ!・・・危ないと言っているのがわからないのか!?
それとも俺に襲われたいのか?だったら遠慮しないぞ・・・
って、俺は何を考えてるんだ・・・思考がおかしい。媚薬とは人の思考までも変えてしまうのか・・・?
目の前のご令嬢が美しすぎるのがいけないんだ・・・俺の自制心をいとも簡単に崩してくる・・・彼女の自由を奪って、自分のものにしたい欲が・・・抑えられない・・・
「このまま放置する方が危険よ。とりあえず人目のつかない場所に行きましょう?ここは人通りはないけど、誰が通るかわからないわ。しかも今日は夜会。普段王宮に来ない貴族やご令嬢もいるでしょう?さぁ、行くわよ!」
なっ・・・何するんだ!
・・・手が・・・このまま抱き込んで逃げられなくしてしまえば・・・このまま押し倒したいっ!
お、俺は・・・ダメだ!ダメだ!落ち着け、俺!
しかし、何を考えているんだ・・・どこへ行くんだ?
って、ここは・・・使われていない部屋だぞ!?
鍵をかけなかったか!?
何を考えているんだ!これでは助けも入れないではないか!!
自分から逃げる退路を無くしてどうするんだ・・・カーテンまで閉めて・・・
こんな暗がりで・・・襲えと言わんばかりの状況をつくるなんて・・・
もう・・・理性を失ってしまいそうだ・・・
いや、今ならいいのか・・・?誰にも見られていないなら・・・ご令嬢、そういう事なのか?俺のこの熱を・・・君はどういう表情を見せてどんな声を聞かせてくれるのだろうか?啼かせたい・・・乱れさせたい・・・
はっ!俺は何を・・・ダメだ、ダメに決まっている!
まだ穢れを知らない年齢のご令嬢だ・・・こんな事に巻き込んではいけないんだ・・・
くそっ・・・目の前のご令嬢がこんなに美しくなければ・・・こんな葛藤することもなかったのに・・・
くそっ!
君とはもっと違う形で出会いたかった・・・
愛を請うて、君を甘やかして・・・そしていずれは君の身体を・・・
・・・なんでこんな事になってしまったんだ・・・始まる前からこの恋は終わったんだな・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー
次回
応急処置!わかった?
もう少し・・・強く・・・
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