転生令嬢の優雅なティータイム

ベーヴェルン王国の公爵家に生まれた
シルヴィア・フォン・ヴェルトハイムは、
7歳の時、エリオット王子と出会う事で前世を思い出す。

「婚約っ?
このままでは悪役令嬢まっしぐらからの
バッドエンドだわ」

「とりあえず、婚約破棄をしつつ、、、
あら、あのヒロイン可愛いわね。
リアム!ちょっと双眼鏡貸してくださる?」

「お嬢様、こんなとこ見られたら
また怒られますよ?」

「バレなきゃ問題ないわ。
私、公爵令嬢のシルヴィア様よ?
誰が、こんな所に居るだなんて……あ゛」

「シルヴィア、また君はこんな所に居たのか。
さあ、帰るよ」

「あっ、待って下さいませ!
今良いとこですのっ!」 


『ベーヴェルン王立学園〜光の聖女と7人の騎士〜』の悪役令嬢として転生したシルヴィアは、執事のリアムと共に、バッドエンドを回避しつつ、全力で野次馬を楽しもうとするが、
野次馬するどころか物語の中心に何故かいる。


「あら?おかしいですわね」


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