くず鉄拾いのアリサ

Cabernet

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モーテル

#11 洗い出されたもの ★

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 ツェベック紳士と働くことが決まった途端、スヴェトナは有無を云わさずアリサの首根っこをつかんでモーテルの一室に連行し髪と身体を乱暴に洗ったあと湯を張ったバスタブに放りこんだ。アリサは悲鳴を上げ続けたが助ける者はいなかった。くたびれてバスタブの縁にもたれている間にスヴェトナはアリサの一張羅を洗濯石けんでゴシゴシとやり始めた。

 ――この野郎。人の身体をオモチャみたいに!
 ツェベック様の下で働くんだ。最低限の清潔さは保ってもらわなければならんからな。
 私は部下になった覚えはないぞ。貰った報酬の分だけ仕事をする。あくまで対等な立場だ。
 金と甘味に釣られたくせに。
 うるさいな。そういうあんたはどうなんだ。
 私は給金など頂いていない。
 嘘だろ?
 嘘だよ。断ってるんだがあの方がどうしてもと渡してくるんだ。
 そっか。まあ……、富豪の下で働けて好い思いをさせてもらってるんだからな。高望みしすぎるのも好くない。
 ……お前はどうしても私のことを役得に安住している腑抜け者ということにしたいようだな。
 アリサは腕に乗せていた顎を上げて浴室の窓を見上げた。外からスヴェトナがゴシゴシやっている音が聞こえてくる。

 ――悪かったよ。アリサは呼びかけた。本気でそう思ってるわけじゃない。
 少女の笑い声が飛びこんできた。ほとんど鼻で笑うような短い声だった。
 アリサ。……お前は意外と臆病なんだな。
 何だって?
 私と似ている。
 アリサは返事しなかった。水に浸かりながら浴室の窓を見上げ続けていた。それから視線を戻して壁面のタイルをぼうっと見ていた。髪につけてもらったトリートメントの香りが浴室に充満していた。アリサはほうっと息を吐いた。何もかもが新体験だった。篤志家も。従者も。お菓子も。トリートメントも。熱い湯に浸かったことさえ久しぶりだったのだ。

   ◇

 肌着を身に着けて外に出るとスヴェトナはまだ服を洗っていた。使い捨てられた排水が地面に溜まりを成している。
 よくもまあ貴重な水と魔鉱石を贅沢に使えるもんだな。
 お前の服が汚すぎるのが悪い。スヴェトナは云う。今の時代、水ましてや湯を潤沢に使えることはそれすなわち富と権力の象徴だ。あの方は華美や豪奢を嫌うが時としては上流階級の威風を示さないといけないこともある。――これはお前に対する雅量のあかしと受け止めろ。
 本当は飲み水だったんだろ。どうするんだこれから。
 後から別の者に持ってこさせる。お前が心配することはない。
 そうか、と返事してアリサはスヴェトナの手並みを拝見していた。彼女の髪からも微かに香料の匂いがした。アリサがつけてもらったものと同じトリートメントだった。藤色の髪はこの乾燥した風や容赦ない陽射しにさらされてなお潤いを保っている。

 スヴェトナが顔だけを振り向けた。
 ……なんだジロジロ見て。さっさとヘアオイルを使って梳かしておけ。傷むぞ。ただでさえお前の髪は枝毛が目立つ。
 ああうん。ありがと。アリサは目をそらす。――スヴェトナは生まれた時からあのおっさんの下で働いていたのか。
 おいツェベック様と呼べ。……私はお前と同じだよ。極貧の生まれで最低最悪の幼少期を過ごした。私の親は借金が払えずにバラされてどっかの誰かさんの晩飯になった。それで奇跡が起こってあの方に拾われた。これ以上はお前に話す義理はない。
 あの人はどうやって“破滅の時代”を生き延びたんだろう?
 分からない。私が雇って頂いたのは戦後だからな。家財を郊外のシェルターにでも避難させたのかもしれない。どうしてそんなことが気になる?
 そう睨むなよ。純粋な好奇心だ。
 過ぎた好奇心は身を滅ぼすって諺を知らないのか。
 悪いね。スカベンジャーのさがだよ。

   ◇

 乾かした一張羅を着こんだアリサの姿をスヴェトナは頭のてっぺんからつま先まで検分した。そして一つうなずいてみせた。
 まァ、……好いだろう。納得いかないがこれ以上は改善されまい。
 何だよその云い方。
 本当はこの服を着てもらいたいんだが……。少女は給仕服のすそをつまんでみせた。お前は私と違って従者じゃないからな。妥協するしかない。
 それで、私たちは何をやればいいんだ?
 ご遺体のお片付け。
 ……は?
 死体の撤去だ。スヴェトナは腕を組んで云う。このモーテルをリゾート地とまではいかなくとも道往く旅人のオアシスにするためには徹底的な清掃を行わなきゃならん。――まさか泊まり客をミイラや白骨と添い寝させるわけにもいかないだろう。

 アリサは朽ちたモーテルの墓場を見渡した。それから両手を広げる仕草をして力なく降ろした。
 ……冗談だろ?
 冗談なものか。
 せっかく服も髪も身体もすっかり綺麗したのにしょぱなにやることが死体処理業者の真似事だって? これじゃいつもやってることと何も変わらない。
 お前が内容も聞かずに仕事を引き受けたのが悪い。
 あんたの恰好からもっと楽な仕事だと思ったんだよ。
 例えば?
 ……お料理。
 できるのか?
 …………。
 ほら見ろ。スヴェトナは腕を組んだまま笑った。鷲やハイエナといった屍肉漁りは自然界の清掃屋と呼ぶそうだな。だったらお前も人間界の掃除屋みたいなもんだ。大人しく手を貸すことだな。

   ◇

 水分の失われた遺体は軽いものだったが作業としては楽なものではなかった。アリサにずっと付いてきている禿鷲たちもジャーキーをついばむつもりはないらしい。悪態をつきながら運ぶ二人の姿を電柱の先やトラックの屋根から見下ろすばかりだった。風もなければ雲もない。荒野の地平線に陽炎が立ち昇る暑い昼下がりだった。

 車の中の遺骸を片付けるのには苦労した。溶け出して朽ちた脂肪や体液が接着剤のように死体をシートにへばり付けていた。スヴェトナは死体の腕を引っ張って剥がそうとしたがその前にもげてしまい彼女は無様に尻餅をついた。服に付いた砂塵を払いながらこちらをキッと睨んできたがアリサは顔に笑いを出さなかったのでお咎めはなかった。
 アリサはマチェットを引き抜いて接着している皮膚を可能な限り削ぎ落とした。それから二人で協力して死体を強引に引き剥がすとベリベリという救いのない音が鼓膜を揺さぶった。まるで遺体が意思を持っていて車の外に出たくないと抗議しているかのようだった。

 やってきた軍用トラックの荷台に駐車場の死体を積みあげた。そのトラックは先般アリサが出逢った逃亡者の家族や軍人らしき人びとが乗っていたものと同じ型だった。スヴェトナが合図すると運転席の男が親指を立ててエンジンをかけた。

 今のはツェベック老の部下じゃないのか? 走り去ったトラックを見つめながらアリサは訊ねた。あんなのどこに持ってくつもりなんだか。
 直属で雇用されているのは私だけだ。スヴェトナが答える。あいつは今日のために組合を通して回されてきた人材だ。死体の肉や骨を砕いて畑の肥料にするんだと。――お前だって本業の依頼はスカベンジャーの組合を通さないと駄目なんだろ?
 ああ。依頼人から金銭を受け取って物を拾うのは御法度とされてる。組合を通さない直接契約の禁令だな。厄介な掟のひとつだ。今やってるみたいな清掃作業は好くてグレーゾーンだろう。
 無償なら好いのか?
 まあ一応。推奨はされてないけどね。
 奇妙な掟だな。
 スカベンジャーが気味悪がられる理由の一つだ。
 私にはどうも時代遅れな決まり事に思えるが。

 アリサは煙草に火を点けて一服しながら空を見上げた。そして云った。……聞いた話だと最初はスカベンジャーが必要以上の報酬を要求して相場を釣り上げていた悪弊を取り締まるために出された禁令だったらしい。公益のために拾い物をしているって前提が崩れていたからだ。訓練を受けた軍人以外が本来は持っちゃいけないはずの再生機を特別に使わせてもらってるのもその前提あってのことだからね。
 再生機か。一度見たことがあるがあれは本当に便利な代物だ。
 アリサはうなずいた。……同時に危険な兵器でもある。それで非難にさらされて焦った組合はこの禁令を出した。最初の内は依頼の公定料金を決めるだけに留まってたんだけどそれじゃ効果が薄いんで直接契約の全面禁止になった。――ところが時が経つうちに今度は組合の方が腐敗してきて依頼の統制権を濫用らんようし莫大な利益を上げるようになった。おかげで私ら末端のくず鉄拾いは困窮する一方ってわけ。
 見事なまでの本末転倒ぶりだな。いっそ清々しい。
 “人は過ちを繰り返す”ってことだな。

   ◇

 続いてモーテルの各部屋の遺体を撤去することになった。ひとつ目の部屋を終えたころにはせっかく洗った服も髪も元の通りに死臭が染みついていた。うんざりしてきたアリサをスヴェトナは励ました。
 作業が終わったらまた洗ってやるから。
 いや洗うのは自分でやるよ。湯と洗剤を準備してくれれば。
 お前は洗い残しが多そうだからいけない。
 綺麗好きなんだけどな。これでも。
 説得力皆無だって自覚してるか。
 うるさいよ。

 湯舟に浸かったまま亡くなり固形スープのようになった遺骸を片づけるころには二人とも無口になっていた。さすがのスヴェトナも眉間にしわを寄せながらひたいの汗を拭い本日何度目かの悪態をつく。客室から駐車場に這い出たアリサはマスクを外して新鮮な空気を肺いっぱいに吸いこんだ。
 あのおっさんは何してんだ?
 ツェベック様と呼べ。
 ……ツェベック様は何をしていらっしゃるんだ?
 モーテルの管理人室だろう。先ほど紅茶をお淹れしたときは部屋と施設の配置図をご覧になっていた。
 本気でこんなところに客が来ると思ってんのかね。
 あの方の機を見定める眼は確かだ。でなければ破滅の時代を無事にながらえるはずがない。
 ――ただの変わり者な爺さんってわけじゃなさそうだな。
 無粋なうたぐりはよせ。失礼な。
 はいはい。

   ◇

 二人は作業を進めるうちにこれから点検する部屋が“当たりの部屋”か“外れの部屋”かで賭けをするようになっていた。アタリはすなわち死体のない部屋で中は埃っぽいだけだ。一方でハズレはドアを開けた瞬間に漂ってくる乾いた死臭ですぐに分かった。
 そして最後の部屋は間違いなく“大外れ”だった。

 スヴェトナが隣で息を呑んだ。……なんだこれは。何があったんだ?
 アリサは足を踏み入れた。部屋の隅に複数の遺骸が折り重なっていた。どの死体も手足が一本ないし二本が切り落とされており遺体ごとに切断された部位は異なる。まるでパーツの揃わない人形がまとめて打ち捨てられているかのようだった。それらがみな腐敗して部屋の隅に汚濁の溜まりをなしていた。椅子にも朽ち果てている者が一人。卓子の上にはフォークにナイフ、そしてセラミックの皿。皿には黒く変色した塊が乗っている。

 アリサはこの時点で予想がついていたが念のため確認することにした。腰のポーチから再生機を取り出してダイヤルで時間を調整し映像を投影しようとした。スヴェトナが後ろから声をかけてくる。
 おいおい。大切な仕事道具なのだろう。こんなことに使わなくても。
 ――スカベンジャーが拾い集めるのはなにも目に見える物品だけじゃない。
 意味が分からない。
 その場に残された痕跡からはいろんなことが分かるんだ。昔の人が何を願って死んだのか。思想は。信仰は。将来の目標は。私たちが喪ってしまった一方で戦前の人びとが心の中で大事に温めていたはずの想いを汲み取るのもまたスカベンジャーの仕事なんだ。私たちは散らばった物語の欠片を後世に伝える必要がある。
 ……それは誰の受け売りだ?
 私の父さん。

 映像は一人の壮年の男を映し出した。彼は浴室にいた。殺害した女性の脚を骨ノコギリを使って切り落としている。何度か吐き気をこらえるように口に手を当てて作業を中断したがどうにかやり遂げた。それから輪切りにした脚をフライパンを使って調理し始めた。調味料はシンプルに塩コショウだったがそもそもそれしかなかったのかもしれない。彼は出来上がった料理を前にして何度も逡巡していた様子だったが食欲には勝てずに口にした。一口目を嚥下えんげしてから胸に手を当てて祈りを捧げる仕草をする。
 そうしたことが何回も繰り返された。時間は早回しで再生され続け遺骸が腐敗していった。彼は長いこと生き延びていたが最後には椅子に腰かけたまま衰弱して動かなくなった。卓子に置かれた手元にはモーテルならどの部屋にも最低一冊はある善き本があった。彼は食事を終えるといつも本の決まった頁を開いて特定の節を指をなぞらせながら音読した。そしてその日を生き延びられたことを感謝するのだった。部屋には鍵をかけて決して外には出なかった。電気が止まって冷凍もできないまま朽ち果てていく食料。その悪臭の中でひたすら戦火が収まるまで閉じこもるのは並大抵の精神ではできないはずだった。あるいはすでに狂っているのかもしれなかった。

 アリサの背後でスヴェトナが嗚咽のような音を漏らした。映像を中断して振り返るとちょうど少女が胃の中のものを吐き戻すところだった。したたる内容物が給仕服を汚して床に散らばった。アリサは急いで彼女を外に連れ出した。
 ――悪い。悪かった。アリサはスヴェトナの背中をさすりながら云った。てっきりああいうのは平気なのかと思って。
 スヴェトナは苦しさで涙を流しながら咳こんでおり返事する余裕もないようだった。ある程度落ち着きを取り戻した彼女を地面に座らせるとアリサは隣に間隔を空けて腰をおろした。悪い癖が出たと反省した。

 しばらく経ってから従者の少女が呟く。……恥ずかしいところを見せた。
 いや。こっちも悪いことをした。
 ――私の親は私の目の前でバラバラにされたんだ。スヴェトナは語った。幼い私には何もできなかった。実の親が悪趣味なスープの具やらステーキやらになっていく過程を見せつけられるなんて体験はそうそうできることじゃない。……もう昔の話だけどな。
 アリサは目を見開いて隣にいる少女をじっと見つめた。そして立ち上がり自分の側頭部を拳で叩いてから頭を下げた。
 ……本当にすまなかった。
 別にいい。――それよりアリサ。
 何?
 お前はさっきの映像からいったい何を汲み取るつもりなんだ? 人肉の美味しい調理法か? それとも人体が腐敗していく態様に関する化学的な見識か? あるいは怖いもの見たさに狂人を覗き見したかっただけか? あんな気分の悪くなるような一連の出来事のどこに私たちが学ぶべき“想い”とやらがあるんだ?
 アリサは黙っていた。口を何度か開きかけてから閉じた。スヴェトナも沈黙したまま肩で息をしながら睨むように見上げてきた。汚れた給仕服の裾をつかんで座りこんでいる様子は年相応の少女を思わせた。

 アリサは慎重に話した。……そりゃこういう時もあるさ。だが奴は追い詰められてあんなことをしたんだ。戦争が始まる前は彼も気の好い父親であり善き夫だったのかもしれない。敬虔な聖職者だったのかもしれない。それは分からない。――大事なのはこうした悲劇が世界中で無数に起きたんだって事実を忘れないことで――。
 悲劇ならもう沢山だ! スヴェトナが初めて声を荒げた。――周りを見渡してみろ! 死体。廃墟。荒野に穿たれた砲弾孔。――お前が余計なおせっかいを焼かずとも外を一秒でも出歩けば上の世代が犯した過ちが気の滅入るくらいに視界に入るだろうよ!
 そう云われると返す言葉もないけどさ……。
 お前は結局のところ好奇心を満たしたかっただけだろう。それがスカベンジャーのさがなんだからな。今の私にはお前がやってることは故人の遺品どころかその秘密をも暴いてしまうタチの悪い墓荒らしにしか見えないぞっ。
 …………。

 アリサは再び沈黙した。立ち上がったスヴェトナが部屋に戻って作業を始めるとアリサも従った。それ以降は二人ともずっと無言だった。溜め息もなければ悪態さえなかった。総ての遺体を運び出して往復してきたトラックに積み込んでその日の作業は終わりだった。荒野の地平線に沈みゆく夕陽がモーテルの建物群を照らして長いながい影を大地に縫いつけていた。その時になってようやくスヴェトナは口を開いた。
 …………風呂、入るだろ?
 ああ。
 湯を沸かすよ。
 ありがとう。
 ――さっきは怒鳴って悪かった。気が動転していた。
 いや……。
 お前にはお前の考えがある。それを否定する権利は私にはなかったんだ。
 あんたの云う通りだよ。――私は墓荒らしだ。本質的には何も変わらない。
 私が云うのもなんだが気にしないでくれ。生まれが生まれだから感情的になると口が軽くなる。悪い癖だよ。
 うん。
 ……ごめんな。

 アリサは朝のときと同じようにスヴェトナに髪と身体を洗ってもらった。彼女も先ほどのことを気にしているのか洗う手つきは慎重で柔らかだった。服と身体の汚れを落として湯に浸かっていると疲れも溶け出していくような気持ちになる。交代で風呂から上がってしまうと二人は再び打ち解けて作業の苦労を分かち合っていた。管理棟から出てきたツェベック老からマカロンを振る舞ってもらい二人は並んで食べた。アリサはまたもや頬を両手で押さえて脳を突き抜ける甘露の刺激に耐えていた。そんなアリサの様子を眺めてスヴェトナは笑った。
 甘味を補給した後でスヴェトナが廃車のボンネットから立ち上がって云う。
 ――さて、夕食をこしらえるか。
 楽しみだな。
 馬鹿。お前も手伝うんだよ。
 本格的な料理なんてできないんだけど。
 私が教えてやるから手を貸せ。これも仕事のうちだ。
 ……分かったよ。
 よろしい。
 アリサの返事に従者の少女はもう一度、笑った。屈託のない笑みだった。砂塵にまみれた廃墟を背にしたその表情はどこか痛々しさがあった。でもそれ以上に夕陽のように優しい眩しさだった。本来はこんな笑い方が似合う奴なんだろうなとアリサは思った。
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