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一章
七十五話・雨中の鈴の音
しおりを挟む珍しすぎる客人。
あまりに違和感しかない目の前の光景をなんとかして飲み込もうと思いまじまじと眺めていると、「見過ぎ」と怒られてしまった。
「…で、なんで樹が俺ん家に」
「俺もそれは不思議だけどさ」
法雨本家の人間、こんなにあっさり部屋に通してよかったのか?
そんな今更すぎる疑問を一先ず手に持っていたお茶と共に横に置いておき、俺は用件を聞いた。まさかただ里冉班として謹慎中で暇だから遊びに来た…ってわけじゃないだろ。いくら俺らが仲良くなれたにしても、樹はそんな理由で訪ねてきてくれるような奴じゃない。そうだろ。あの樹だぞ。もし万が一、いや億が一ただ遊びに来ただけだったとしても俺は大歓迎だしすげえ嬉しいけど。あの樹がわざわざ家に来るということは、それほど重要な用件があるに決まっているのだ。
すると聞かれた樹が本当に話すかどうかを少し迷ったように見え、え、ここまできて?とついツッコむ。
「…うん、そうだね、話すよ」
「おう」
そうして樹が語り始めた話は、にわかにも信じられない内容だった。
といっても大して長い話ではなく、事の一部を見ていた樹による俺へのリーク、といったところだ。信じられない、というか信じたくないそれに思わず眉根を寄せる。
「…というわけなんだけど」
一先ず何が起こったかだけを話し終えた樹が、俺を見る。
「本当…なんだろうな…」
「さあ、それは楽が会って確かめてみないとわかんないんじゃない」
内容はまとめるとこうだった。
里冉が俺の記憶を失い、法雨の本邸に監禁されている。
正確に言えば十様に強制的に忘れさせられた、らしい?とのことなのだが…
あまりにも信じたくない話だ。だが、実際記憶の封印術をかけられていたことを最近自覚した身だ。そういうことが起こってももう驚かない。いや驚きはするけど、そう簡単には否定もできない。
「まあ俺としてはアンタ達の関係がどうなろうと知ったこっちゃないし、どうでもいいけど。それでも一応、伝えるだけ伝えた方がいいかなって思ったから来ただけで」
「お前それ俺が助けに行くって言い出すことわかっててやってんだろ、絶対」
樹は少し間を空けて、「…………だったら何」とふてぶてしく言った。
「~~~ったく素直じゃねえんだから~!お前も助けたいんだろ兄貴のこと~!」
「はああ!?そんなこと言ってないじゃん!」
照れてるのか本当に腹立たしいのか「馬鹿じゃないの、ほんと」とキレる樹に「ごめんごめん」と笑いかける。…樹がいるから笑っていられるが、聞いた話が本当であれば相当やばい。俺のことを忘れた里冉だって?そんな冗談……わかっている。樹はそんな悪い冗談を言うような奴ではないことも。だからこそ信憑性があって、内心は酷く動揺している。
「…一応、その気があるなら手助けはするつもりで来た」
樹がボソリと言った。その言葉にやっぱお前も心配なんじゃん、と思いつつも口には出さず、俺は正座で樹に向き直る。
「潜入の手伝い、頼む」
わかった、と即答した樹が少し考えて、俺に聞く。
「…楽って家事できる、よね?」
「まあそれなりに…?」
親父に「生活能力も忍びには必須だ」とかなんとか言われて昔から修行の一環として使用人の手伝いしたりしてるし。やたら不器用とかでもないから料理はレシピがあれば一応形にはなる…はず。
「じゃあ使用人兼俺の護衛として雇ってあげるよ」
そう言い、珍しくにやりと笑ったかと思うと、樹は続けた。
「ただし、女装でね」
「女装でぇ!?」
親父、すまん。何やらまたとんでもないことが始まりそうです。
***
あれから数日後。
「今日からお世話になります、佐倉 鈴と申します。使用人としてのお仕事はこれが初めてなのですが精一杯がんばります!よろしくお願い致します!」
黒髪のポニーテールを揺らしながら深々とお辞儀をする少女に、勢揃いした使用人達からパチパチと拍手が送られる。鈴と名乗った少女は顔をあげ、にっこりと笑った。
鈴が誰かって?言うまでもない。俺だ。
本名で潜入するわけにもいかないし、と適当に付けたら樹に「リンって確か兄貴が女装してる時の偽名と同じだよ…」と思考回路が一緒なことをドン引かれた。いやよくある名前だろ。ラ行で二文字の方が馴染みがあるんだよ。つかリゼン→リンの方が安直すぎてやばいだろ。安直すぎるからってランはやめたのに俺。
…とまあまさかの同名になってしまったが、もしアイツが何か思い出すきっかけになったらそれはそれで、って感じだし被ってるのは気にせずそのままにした。
そんなこんなで樹の権限ですんなり法雨家使用人に採用されたらしい鈴こと俺は執事長的ポジションである環さんというお兄さんにまず挨拶をし、朝礼で紹介してもらい、今に至る。
挨拶を終えた鈴が使用人達に紛れそのまま朝礼に参加していると、後方から「美少女だったね」「樹様が連れてきたらしい」「もしかして彼女?」などと好き勝手言っている声が聞こえてきた。残念ながら俺は美少女ではなく男だし樹の彼女でもないです。
…でも逆の立場なら確かに彼女か?って思っちゃうかも。あの樹が同年代の女の子連れてきて俺の護衛にしたい側に置きたいって言い出したらまず一回「…お前ほんとに樹?」って思うもんな。よく考えたらそんな誤解されそうな役どころよく引き受けてくれたな、樹。
そんな調子で内心で樹に感謝していたらいつの間にか終わっていた朝礼の後、環さんに連れられて樹と共に当主様のところへ挨拶に伺うことに。
普通に考えたら当たり前のことなのだが、今回の俺にとってのラスボス的存在である当主様にこんなにも早く会えるとは思っていなかったのですっっっっげえ緊張した。が、威圧感はあったものの予想よりずっと軽い感じで…というか適当にあしらわれ、あっさりと挨拶回りは終わった。
初めて生で当主、十様を見た俺の感想は『本当に容姿若いんだ…』だった。
樹から話は聞いていたものの、20代にしか見えない上にこの世の人間とは思えないくらいの美貌。驚いた。いや正直レベルの違う美人は里冉や白兄で見慣れてはいるのだが、流石は美人遺伝子を法雨の奴らに伝えた本家本元、という感じの美人だったし、あれが里冉や樹の祖父だと言うのだから驚く他なかった。
透き通るような白の長髪に、俺と似た鮮やかな赤の瞳。肌も髪同様透き通るような白さで、整いすぎてどの角度からでも絵になる顔立ち。少ししか聞けなかったが若いとも老いているとも取れる不思議な声色は聞くものを惹きつけ、漂う空気は神聖さすら孕んでいた。ただ雨夜様とかの神様が持ってるそれとはまた少し毛色が違うような…十様のはもっとこう…邪悪な感じ…?本人に言ったらすげえ怒られそうだけど。なんかもうとにかくすごかったんだ。オーラが。
ところで部屋に伺ったのにそこに監禁されていると噂の里冉がいなかったのが気になったが、やはり新入りに簡単に会わせるわけにはいかないのだろう。そこに関してはまあ予想通りというか、たいして期待はしていなかったので特段驚いたわけでもなかった。
…ていうか、すぐに女装だってバレちまったらどうしようとか結構ハラハラしてたのに、使用人にも当主にもあまりにあっさりと受け入れられてしまったな。正直めちゃくちゃ拍子抜けしている。樹が連れてきたというあたりでの信用がすごいのか、俺の女装のクオリティが功を奏したのか……。ちなみに他の本家メンツは後々会い次第自己紹介しとけとのことだった。いいのかそんな感じで。
「それでは私はこの辺で戻りますが…樹様」
「ああ、うん、案内しておく。忙しいとこ急に連れてきたのにありがと、環さん」
「いえ、これも仕事ですから。では鈴さん、今日のうちにある程度本邸と使用人寮周辺くらいは把握しておくように」
「はい!」
夕飯後から早速働いてもらいますので。と言い残して環さんは仕事に戻って行った。
そうしてとりあえず樹の部屋へと移動する俺達。
二人だけになった途端、樹は堪えきれないとばかりに笑い出した。
「いやぁ違和感無いね!私服かと思ったよ」
「うっせぇ!誰が私服だ!」
そこはかとなく機嫌いいなとは思ってたけど、やっぱりコイツ俺で遊んでんな…!!!と確信した俺はつい素でツッコんでしまう。
「ほら鈴、うちにいる間は女の子なんだから。乱暴な言葉はダメでしょ」
めちゃくちゃレアな爽やか笑顔でそう言う樹。思わず「お前そういうとこすげー兄貴に似てるよな」と俺が口を滑らせると「今すぐ解雇してやろうか」といつもの鋭い返しが飛んできた。
「にしても、本当に似合うね」
「あんま嬉しくない。なんで女装が条件なんだよお」
「そのほうが楽ってバレないじゃん」
「それは…そうだけどさあ」
…とまあそんな調子で話をしていると、部屋にノックの音が響いた。やべ、俺で話してんのもしかして聞かれたか?とひやっとする俺達だったが、訪ねてきたのは樹の護衛である櫻夜さんと冬倭さんだった。
本部への送迎をしているのもあって俺とは顔見知りだし、元々話す気だったのもあって部屋に招き入れて事情を話すと、お二人は二つ返事で協力してくれることに。まあ主である樹の頼みみたいなもんだしな。
「…てわけで、改めて鈴です。同じ樹様護衛組としても使用人としても、よろしくお願い致しますっ!」
「山中冬倭っす!よろしく!わからないことはなんでも聞いてほしいっす!」
冬倭さんは握手しながらにぱっと明るい笑顔を向けてくれる。知ってはいたが改めて優しそうな人がいてよかった、と安堵する。
一方で「夜神櫻夜。好きに呼んで」とだけ言う櫻夜さんは独特な雰囲気があるというか、基本笑顔なんだけどあんま愛想ないな、が今の印象だ。なんてことを思っていると、櫻夜さんが「そうだ鈴…ていうからっくん、とりあえずまずはる達に会ってよ」と切り出した。
「へ?なんでっすか?」
「潜入の事情話すってのもあるんだけど……」
「会えばわかるっすよ」
言いながら、お二人は部屋を出て「こっち、ついてきて」と案内を始めた。
はる…って前に里冉が言ってた里冉護衛組の一人か?メンタル弱いって噂の…(?)と微かな記憶を辿りながら、俺は樹と共にお二人のあとをついて使用人寮へと向かう。
「鈴、朝礼の時に白髪褐色で困り眉のエロい男いたの覚えてる?」
「その紹介はどうかと思うさく」
お二人の会話に思わずむせかける俺だったが、エロいかどうかはさておき白髪後ろで結んでて褐色肌でタートルネックの美人なお兄さんいたなあ、とそれらしき人物を思い出す。やけに悲壮感漂うオーラというか…あれだ、未亡人感がすごくてちょっと気になってたんだった。
「あれがはる。そんでその横にいたのが雪也」
「ああ、黒髪センター分けのイケメンですか?」
「そうそれ。その二人がりっくんの護衛でさ」
やっぱりそうか。
「あいつら、今回の件で超責任感じてて」
「え、どうして」
そう聞くと、冬倭さんが「君助けるために無茶したでしょ、あの方。護衛って本来そういうのを止めるのが仕事っすから…」と俺に耳打ちする。なるほど。
「それだけが原因ではないはずっすけど、きっかけになったのは紛れもなくその件で…しかも護衛組でさえ里冉様に会わせてもらえないって状況なんで、すげ~落ち込んじゃってるんすよね」
「はるなんか俺そっちのけでずっと里冉様里冉様~って泣きべそかいてて」
そうして櫻夜さんが辿り着いた部屋の扉を開け、「ほら」と苦笑いを浮かべた。
視線を部屋の中へと向けるとそこには里冉組のお二人がいて、俺達に気付くなりはるさんの顔がみるみる泣きそうになって─────
「うわああああん申し訳ありません俺のせいですうううう」
櫻夜さんと冬倭さんがやれやれ、という顔を浮かべると同時に雪也さんが「はる、うるさい」と真顔で言う。
「楽様まで…っ、うっ、俺が無能なせいで色んな方に迷惑を…っ」
「え」
なんで俺のこと、と聞く前に雪也さんが泣きじゃくるはるさんを遮って話し始めた。
「俺らは里冉様の護衛ですから、もちろん存じ上げております。いつもらっくんに近寄るな関わるなついて来るなと言われているのでお話するのはこれが初めてですが」
「あ、え…そうなんすね…?つかここじゃ俺一番下っ端なんでそんなかしこまらないでください」
俺がそう言うと、「そうか、じゃあまあ…よろしく」と雪也さんはクールに握手してくれた。
「望月雪也。ゆっきーとかなんか適当に呼んでくれ」
「あ、俺も、えっと唐箕杳己です。はるでもゴミでも無能でもなんでもお好きにお呼びください…」
「そういうの相手困るからやめろって」
「ひぃ…すみません…」
俺は後半を無視しつつ「じゃあはる先輩でっ」と笑顔を向けると、「ら、楽様……」と眩しそうに目を細めるはるさん。外見だけ見たら雪也さんくらいクールそうなのに、さてはめちゃくちゃ表情豊かだなこの人。
「…あのさあはるくん、一応これ潜入だから楽って名前簡単に出さないでくれる?」
「す、すみません…」
「このメンツだから許すけど、人前で楽って呼んだら…わかるよね?」
「はい………」
樹に怒られ、はるさんはしゅーんとしてしまった。追い討ちをかけるようにあとの三人が「はるは呼ぶ」「絶対呼ぶ」「まあはるだしね…」と言い始め、余計に縮こまるはるさん。なんとなく関係性というか立ち位置というか、見えてきたな…。
「うぅ…俺だって忍びなのに…」
「先輩…元気出してください…」
側に寄ってって鈴として慰めると、「鈴ちゃんだけだよ優しいの…」と呟くはるさん。なんだ、切り替えできんじゃん。と安心していると、櫻夜さんが「俺だって呼びそうになったら口塞いであげるし」と謎に張り合って(?)きた。はるさんが「うんそうだね、さくも優しいね」と言うと櫻夜さんは満足げに笑う。周りがツッコまないあたり、もしかしてこれが通常運転なのだろうか…。
「ところで、二人はここで何してたわけ?主がいないから暇なの?」
「ああ、はい…そんなところです…」
「里冉様に関してどうするかって話をしてました」
「なら丁度よかった。まあ大体は察してるだろうけど、俺達もその件で来たから」
そうして里冉組の二人にも潜入の事情を話す樹。こいつ里冉の前じゃなかったら結構喋るんだよなぁ、なんて関係ないことを考えていると、話はアイツが俺の記憶をなくしたかもしれない、だから俺が直接法雨に来た、という辺りに。里冉組の二人は記憶のことまでは知らなかったらしく、はるさんは「俺のせいですうううう」とまた泣き始めてしまった。が、樹はガン無視して話を続けた。うん、やっぱ不憫枠なんだろうなこの人。結構真面目な話してるはずなのにどっか空気が緩いのは絶対にはるさんのせいだもんな。つか朝感じた未亡人オーラどこいったんだろ。
「…俺が見てたのは記憶を奪われたであろうところまでで、多分それがバレてたのかそれ以降は正面からじゃないと部屋に近づけないくらい常に警戒されてるから怖くて見に行くどころの話じゃない、って感じなんだけど」
そこまで言って、樹は「二人はここ数日のあの人について何か知らない?」と里冉組に話を振る。
「昨日聞いて回ったんですけど、使用人も誰も里冉様の姿は見ていないとのことでした…」
「食事は二人分部屋に運ぶように言われてるので別の場所に移されている、ということはおそらくないとは思います」
「まあうち結構使ってない謎の部屋とかあるし移されてても不思議ではないけど、常に手の届く範囲に置いておきたいはずだから十中八九あの部屋にはいるでしょ」
「なるほど、そうですね」
話を聞いていた冬倭さんがふと「そういえば、殺尾様は何か仰って…?」と樹に聞くと、樹は「あー、」と何かを思い出したように話し始める。
「父さんは『しばらくは外には出してもらえないだろう。当主の気が済むまで待つしかない』って言ってた。…ま、気が済んだとしても戻されるのは甲賀や法雨の忍びとしてであって対梯忍者隊ではないだろうけどね」
なるほどな、やっぱりこのままじゃ俺と会うどころか対梯班にも戻ってこない…か。それは尚更、里のためにも元に戻さなきゃいけないな。師匠があっちについてるかもしれないってだけでかなりやべーのに、更に里冉ほどの戦力が欠けるなんてことになったらいよいよまずい。
なんて考えていると、櫻夜さんが信じられない…という声色で樹に「あのいっくんがわざわざりっくんのこと聞いたんです…?」と聞いて「なわけないでしょ。白兄達が聞いてるのにたまたま居合わせただけ」と冷たく返されているのが聞こえてきた。やっぱ家でも不仲いじられてんのな、樹。
「ううう…俺が不甲斐ないばかりにこんなことに…」
「はる先輩のせいじゃないですよっ」
「まあ実質どっかの攫われた伊賀のお姫様のせいだしね」
しれっとそうぶっ込んでくる樹。うん、いや、そうなんだけど、もっと言えば梯のせいなんだよな…?まあこの際いいか、責任の所在明らかにしたところで状況が好転するわけでもないし。ていうか絶対お姫様のあとに(笑)ついてたろ今の言い方。
そんなこんなでしばらく話し込んでしまうが、俺はそろそろ使用人としての仕事等を覚えにいかねばなので…と樹に視線をやる。樹はちゃんと案内を頼まれていたことを覚えていたようで「ああ、うん、俺たちはこの辺で」と続けてくれた。
解散ムードになる中、はるさんが不安げな顔で俺を引き止め、深々と頭を下げた。
「お願いします、里冉様のこと、助けてください…っ」
「……!お任せくださいっ!里冉様はこの鈴が、必ずや元に戻してみせます…!」
里冉組のお二人も何卒、協力お願い致します…!と続けると、もちろんだ、と心強い返事が返ってきた。
そうだ、絶対、記憶も隊も元に戻してやる。
里冉が俺のことを助けてくれたように、今度は俺が、里冉を助けるんだ。
─────こうして俺の、〝佐倉鈴〟としての法雨家潜入が始まった。
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