紅雨-架橋戦記-

時は現代。とうの昔に失われたと思われた忍びの里は、霧や雨に隠れて今も残っていた。
そこで生まれ育った、立花楽と法雨里冉。
二人の少年は里も違い、家同士が不仲でありながらも、唯一無二の親友であった。

しかし、里冉は楽の前から姿を消した。それも里冉の十歳の誕生日に、突然。

里冉ともう一度会いたい。
何年経ってもそう願ってしまう楽は、ある時思いつく。
甲伊共通の敵である〝梯〟という組織に関する任務に参加すれば、どこかで里冉にも繋がるのではないか、と。

そう思っていた矢先、梯任務にも携わる里直属班・火鼠への配属が楽に言い渡される。

喜ぶ楽の前に現れたのは​───────

探していた里冉、その人であった。



そんな突然の再会によって、物語は動き出す。

いきなり梯に遭遇したり、奇妙な苦無を手に入れたり、そしてまた大切な人と再会したり……


これは二人の少年が梯との戦いの最中、忍びとは、忍道とはを探しながらもがき、成長していく物語。



***



現代×忍びの和風ファンタジー創作『紅雨』の本編小説です。

物語の行く末も、紅雨のオタクとして読みたいものを形にするぞ〜〜!と頑張る作者の姿も、どうぞ見届けてやってください。
よろしくお願い致します。




※グロいと感じかねない描写も含むため一応R-15にしています
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