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2章
28話 帰ってきたよ!!
しおりを挟む「たっだいま~!!」
悪魔の門を通った僕は、良い悪魔さん達と一緒に手を繋いで、皆まとめて転移した!
転移した場所は、もちろん、おうちゃんがいる神社!!
僕の声と、魔力を感じたのか…走って近づいてくる魔力が2つと、神社の中に1つ。
神社の中にいるのはチロだと分かった、お昼寝でもしてるのか、全く動く気配がない。
後、2つの魔力はもちろん…。
「リュークさん!」
「リューク!」
「うわぁ!!」
レイムさんと、おうちゃんに飛びつかれ…抱きしめられた。
うん、雌豚さんに、押し倒された時は、少し怖かったけど…2人と触れるのは嫌じゃない。
それに、レイムさんは汗をかいたのか…少し、甘く酸っぱい匂いがした。
そういえば、おうちゃんがレイムさんに、特訓してくれるって言ってたからそれのせいかな?
「リュークさん! 怪我はありませんか!? 体調は!? 悪魔に何もされていませんか!? は…!」
「無事かの!? 呪いなどはかかってはおらぬか!? む…!」
「アハハハハ! くすぐったいよ!」
そんなに、体をペタペタ触られたら、くすぐったくて声が出ちゃうよ!
…て、あれ? 何で2人とも僕の匂い嗅いでるの? もしかして臭い!?
僕は臭いを確かめるように、服の中の臭いを嗅いだ。
うん、別に変な匂いはしないかな…?
じゃあ何でーー「知らない女の匂いが「します」「するの」」
「え…?」
何か怖いよ2人とも…。
「リュークさん!! また、他の女の人に手を出したんですか!? 私は頑張って特訓して、信じて待っていたのに!! やっぱりいっそリュークさんを…ブツブツ…」
「其方…妾とレイムという者がありながら、まだ女を増やそうというのか!! まさかリュークが女好きだったとは…」
「え? え?」
2人ともどしたの!? 僕、また何かしちゃった!?
「ホッホッホ…リューク様は随分とおニ方に愛されておりますな。羨ましいことですわい」
「「!!」」
おろ?
2人に抱えられ、その場から飛び跳ね距離を取った。
声がした方に眼を向ければ、やっぱりセバスンさんがいた。
「あ、セバスンさん! ごめんね忘れてた!!」
「ホッホッホ! 我等は貴方様の部下、謝罪は不要ですわい」
「そう? でも、自分が悪いと思ったら謝るのは当たり前だよ?」
「ホッホッホ!! それなら、ありがたく謝罪を受け取りますわい。ところで、リューク様? お二方に紹介されてもよろしいですかな?」
「うん、いいよ!!」
…て、僕は2人に捕まってるんだった。
ちょっと恥ずかしい。
「初めまして、儂はセバスンと申します。悪魔界で出会い、今は亡きお方の願いで、リューク様に儂等、36人お仕えしたく…。
奥様方には、どうかリューク様にお仕えするのを、ご許可いただき申します」
「「奥様…」」
「ん?」
急に2人が手を離した。
レイムさんは、頬に手を当ててモジモジし…。おうちゃんは薄らと頬を赤くして、反対の方向いちゃった。
何だろう…2人を見てると抱きしめたくなる。
「レイムさん、おうちゃん!!」
「キャ!」
「な! リューク! 急に何を…」
2人が可愛くて、抱きしめちゃった。
ハッ! 確かこうゆう時には!!
「ねぇ、レイムさん、おうちゃん、俺と熱い夜を過ごさないか?」
「ヒュ…」
「な、な、な、何を言っておるのかえ!?」
あれ? お父さんが、抱きしめてこう言えば、うまくいくって言ってたんだけど…。
次は…確か…同じベットや布団で寝るんだっけ?
僕は固まっているレイムさんを、お姫様抱っこした。
「あわ…あわわわ…あわわわわわわわ!!!!」
「じゃあ行こっか!!」
「そ…其方が…望むなら…」
お父さんが、教えてくれた場所に転移しようとするとーー
「貴方だけのラストただいま戻りましたわ!! さぁ! ご主人様? 私我慢出来ませんの…。
ご主人様が私に初めてをくれてから、あの時間が忘れられませんの…お願い! ご主人様!! 私をもう1度交わって!! ハァハァ…」
「あ、お帰り! 雌豚さん!」
雌豚さんも転移出来たんだね!!
心の中で、関心してると…首に違和感を感じて振り向くと。
「「リューク「さん?」」
凄く怖い顔をした、2人の姿が…。
しかもレイムさんの、片手が僕の首を絞めてる…。
まぁ、呼吸しなくて平気だから、別にいいけど…。
「え!? 2人ともどうして、そんなに怒ってるの!?」
身の危険を感じた僕は、急いでその場から離れた。
「フフフフフフ…リュークさんには1度きっちりと教育しないと駄目みたいですね…」
「そうさな…。しっかりと話をする必要があるみたいよの」
「う…うわぁぁあああ!!」
僕は逃げ出した…。
うしろは振り返らない、だって…怖いんだもん。
----------------------------------------------------------------
2章完結!!
この後は、3章に入る前に、それぞれの視点になります。
さらに宣伝!
『孤高の英雄は温もりを求め転生する』を宜しくお願いします!
本日の12時に新たに、載せておきます!
力を入れて、執筆致しましたので、読んで感想や指摘をくれると嬉しいです。
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