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1章
25話 お迎えと過去のステータス
しおりを挟む僕が鉄格子の中に入れられてから、だいたい3時間くらいかな?
誰かがやってくる足音が聞こえた…。
「おい! 迎えが来た……ぞ…。」
「あの…あの…私のせいであらぬ誤解……を……。」
「パクパク…ん? あっ…レイムさん! あの時はごめんね! 早くしすぎちゃって。」
「…おい…。お前、豚箱の中で何をやっているんだ?」
ん? 僕を鉄格子に入れたオーガの魔族おじさんが眉をピクピクさせてる…。どうしたのかな?
「え? おじさんも食べたいの? じゃあ代わりに美味しい食べ物がある場所教えて! パクパク…」
「ちげぇよ!! な・ん・で! 豚箱の中で飯を食ってんだ! しかもなんだ、その大きな鍋は!? どこから出しやがった!」
「えっ…秘密~。」
「お前…空間魔法を持ってるな…。」
ギクッ!?
「え~何の事~僕そんなの知らないよ~ヒュ~ヒュ~」
「お前…それで誤魔化せているつもりか? 口笛もできてねぇだろうが! …まぁもういい、さっさとここから出ろ! このお嬢様に感謝するんだな!」
「…もう一杯食べてからでもいい?」
「さっさと出ろ!!」
まだご飯が余っている中、無理やり移動させようとオーガの魔族おじさんが僕の足を持ったが…僕は食事中の為、僕は結界を張って拒んだ。
結界を何度も叩くオーガの魔族おじさんには悪いけど、食事中は邪魔されたくないのだ!
…でも待たせすぎるとレイムさんに悪いから、出来るだけ早く食べちゃおっと!!
急いでご飯を平らげる僕の姿を、レイムさんとチロが苦笑いを浮かべながら見ていた…。
……ご飯を食べ終えた僕はレイムさんと、チロに合流した…。
「えっと…その…って…あの…その…今更なんですが…お名前をお聞きしてもいいです…か?」
「!?」
そういえば、レイムさんからは自己紹介してもらって、僕は名前すら教えていなかった!僕のバカバカ!
うん! ちゃんと僕を知ってもらえるように…詳しく教えようっと!
僕は深呼吸をして、さらに、周りに防音の結界を張った。
「えっ…えっ…これは防音の結界…です…か?」
「僕の名前はリューク!! 僕が人間に生まれ変わる前はスライムをやってました!宜しくお願いします!!」
僕はレイムさんに頭を下げて、ニコ…と笑った
「ふぇ!? ス、スライム…です…か?と、とても信じられないです……。…でもリュークさんは嘘をつく…ような、人…ではないです…し……じゃあ
…本当なのかな…⁇」
う~ん、やっぱりそう、信じてくれないよね…でもあれを見せれば信じてくれるよね!お母さんとお父さんも見たら信じてくれたし!!
「ふっふっふ…。レイムさん疑ってるね~♪じゃあとっておきを見せてあげようーー!!」
僕は防音結界に認識阻害の結界を張って…僕は自分の姿を上位スライムの能力身体変化で人間になる前のスライムの姿…。
体調50㎝で黄金色に黒いマントが付いている…これが僕の昔の姿…。
ちなみに、これが僕のスライムだった頃のステータス
種族名:スライム(新種)
名前:リューク Lv:1080
年齢:*****
HP:78290000/78290000
MP:56400000/56400000
STR(筋力)1248560
DEF(防御力)0(物理無効)
DEX(器用さ)2180000
AGI(速さ)3240000
INT(知力)2890
LUK(幸運)3250
種族スキル:
【暴食】【液体操作】【身体変化(硬化+気化+肥大化+小化)】【増殖】【物理無効(常時発動)】【吸収】【吐き出す】【捕食】【伸縮】【酸作成】【進化】
魔法スキル:
【全属性魔法(火+水+土+風+闇+光)】【精霊魔法】【空間魔法】【召喚魔法】【酸魔法】【影魔法】【鉄魔法】【植物魔法】
技能スキル:
【剣術(帝王級)】【槍術(王級)】【盾術(王級)】【弓術(王級)】【棍棒術(王級)】【武道(王級)】【神速】【受け身(帝王)】【空歩】【隠密】【限界突破】【薬品精製】【並列思考】
称号:
【勇者の従魔】【頂点のスライム】【美食を求める者】【食いしん坊】【精霊の友】【魔法を極めし者】【暴食破邪龍を倒し者】【勇者家の守護者】【勇者を見送る者】【世界に命を与えた者】
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